猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

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出発〜猪苗代湖
(最北の離島へ)


 金森赤レンガ倉庫は函館山を下った先に、海に面してあった。小樽とは違い、数はそこそこ。また、一つ一つが大きい。中は主にお土産物屋が入っており、外観を意識してか、洒落た店が多かった。どちらかと言うと女性向けのお店が多かったが、男でもそれなりに楽しめる。

 赤レンガ倉庫の隣には観光市場っぽい場所が有り、お土産を買うのに良さげだ。また、食事をする場所も様々あって、どこに行こうか迷っている人にはちょうど良いかも。

 そんな赤レンガ倉庫の隣になにやら面白い店を発見。よく見ると、弁当チックな看板があるではないか。さらによく見ると、噂に聞くハセガワストアであることがわかった。焼き鳥弁当、ちょっと食べたいが、さっき昼飯食ったばっか。今日の夜も食べるとこ決めてるし、残念だが、今回はパスだな。
小樽では規模が小さく期待ハズレだったが、函館のはボチボチな規模で建物の雰囲気もある。行って損は無いかな。 中にはお洒落な建物が多く、雰囲気は良い。男には不似合いだが、それなりに楽しめる。
倉庫の中は観光客向けのお店が入っている。外の雰囲気同様にお洒落なお店が多いかな。 うぉー、噂に聞くハセガワストア発見。あれが焼き鳥弁当か。欲しい。でも昼飯食べたし今回はパス。

 赤レンガを思いのほか早く見終えると、暇になってしまった。どうしようか迷ったが、明日の朝のことを考えて、朝市を下見することにした。朝市は赤レンガ倉庫から1km弱、のんびり歩きますか。

 ちょっと前は晴れてたのに、函館山には海からのガスがかかり、山頂はすっかり見えなくなっていた。それが赤レンガ倉庫の雰囲気をより良いものにしていたが、今日の夜景を思うとちょっと心配になった。まー、夜には晴れてくれるでしょ。
ちょっと写真がうまく撮れ過ぎてる感はあるが、結構雰囲気のある場所です。立ち寄って損は無し。

 赤レンガ倉庫のすぐ隣には卸売り市場があり、隣には函館を代表する味であるイカを獲る漁船が停泊していた。電球がずらっと並ぶイカ釣り漁船は特徴的で面白い。暗い夜の海、煌々(こうこう)と輝く電球に誘われてしまうのはネオン街に誘われるリーマンと一緒、では無いな決して。

 そんなクダランことを考えながらあるいていると、対岸の岩壁になにやら変わった船を見つけた。おおっ、あれは噂に聞くナッチャンではないか。ナッチャンとは東日本海フェリーの所有する(していた)高速のフェリーだ。最大66km/hで海上を進むめるように風洞実験を繰り返したという船体は実にかっこよろしい。目にすることができてよかった。

 あとで調べたらこのナッチャンRera、原油高騰の影響を受けて2008年11月に運行を止めてしまったようだ。あのかっこよろしい船体が運行されないのはちょっと残念だな。
赤レンガ倉庫の反対側は海。市場横には名物のイカを獲る漁船の姿があった。 ネットで見たことがある「なっちゃんrera」を発見。イカツイ船体だ。休航と聞いていたが、再開したのかな。

 ぶらりぶらりと歩いてたらついに朝市についた。さすがに14時を過ぎていたため、閉まっている店が多かったが、どんぶり横丁だけは別で、全ての店が営業していた。朝でなくても朝市は楽しめるんだね。

 明日の朝はそのどんぶり横丁で食べるつもりで、早速下見をする。が、いかんせん、店が多すぎて、悩ましすぎる。ほとんど同じメニュー&同じような値段でどれを選んだらよいか分からない。まー、裏を返せばどれを選んでも一緒っぽいが。。。ま、明日の朝、インスピレーションで決めますか。
函館朝市を翌朝の為に事前調査。どんぶり屋だけでも数が多すぎて優柔不断児の伸二郎にはキツイ。 名物のイカソーメン以外にも美味しそうなものが並ぶ。今思えば、いろんな種類が混ざった定食が良かったな。

 朝市からバイクの止めてある場所までは路面電車で戻ることにした。路面電車はどこか古い時代の風景のような感じがして好きだ。その路面電車に揺られること5分程で函館山の坂道に戻ってきた。

 すぐにバイクに戻ろうかとも思ったが、まだ時間があったので、函館山で見落としていた観光場所を見に行くことした。和風な寺院の横の坂道を登って、教会へと向かう。洋風な感じも素敵だが、こういった和風な坂道も雰囲気があって良い。坂道はなんでも素敵に見えるんだな。
函館の町は路面電車が走る。路面電車はなんか昔の時代を感じさせる。なんでだろ。 再び戻ってきた函館山の坂。洋風の建物も良いが、こういった和風な建物も坂道では味がある。

 坂道を登りきるとカトリック元町教会につながる道に出た。その道沿いにかわいいニャンコ発見。ひとなつっこいニャンコはとても可愛く、しばし戯(たわむ)れる。家の虎ちゃんも人見知りせず、リードをつけて散歩できたらいいのにな〜。

 カトリック元町教会とハリストス正教会の隣には実はもう一つ教会がある。それは聖ヨハネ教会だ。なんで同じ場所にあるのに名前が違うかというと、同じキリスト教でも違う宗派だから。ハリストス正教会はロシア正教、カトリック元町教会はカトリック、聖ヨハネ教会は英国プロテスタントの教会。浄土真宗とか禅宗とかと一緒の感覚なのかな?

 宗派が異なれば考え方もことなり、デザインも異なる。3つの教会はそれぞれデザインも異なり、なかなか面白い。それにしても聖ヨハネ教会は独特だ。
カトリック元町教会近くで出会ったニャンコ。人懐っこくて可愛かった。 ハリストス正教会、カトリック元町教会の近くにある聖ヨハネ教会。同じキリスト教の建物でもデザインは結構違う。

 教会めぐりの後は昔の公会堂などを巡る。旧函館区公会堂は明治ロマン溢れる外観が印象的。中もほどほどに時代を感じるものだが、有料であり、あえて入るほどでは無いかな。
旧函館区公会堂。とてもお洒落な建物。中の見学は300円。 中はこんな感じ。2階はだだっ広い。個人的にはお金を払って中を見る必要は無いかなと思った。

 公会堂を見た後、函館山を象徴するようなキツイ坂道を下り、バイクの元へ。今日は良く歩いたな。

 バイクにまたがり、宿泊予定のホテルに向かう。今日は「シャロームイン2」というビジネスホテルだ。ガイドブックによると平成に出来たと書いてあるが、部屋がやたらと古めかしい。エアコン(というより冷房気?)はご覧のよう。どう見ても昭和の香りを感じる。。。
函館山周辺の坂の町を印象付けるショット。サイドだけでは心配になるな。 ホテルにあった空調機。ずいぶん歴史を感じる。

 ホテルで風呂に入ったあと、食事&夜景を見に出かける。今日の夕食はツーリングマップルで紹介されていた「たつみ」という大衆食堂。住宅街のちょっと分かりにくい場所にあるたつみは事前に場所をよくチェックしておいたほうが良いだろう。

 店内は良く賑わっており、カウンター越しに店のオバチャン&ちょいオバチャンが目を血走らせながらすごい勢いで食事を作っていた。定食はどれもボリュームが多く、お得そうだが、イクラ丼が食べたく、フツーの値段のいくら丼を頼んだ。

 出てきたいくら丼はご飯の量が1合以上と多く、とてもボリュームがあったが、イクラの量は普通で、ご飯を沢山食べたい人向けの内容となっていた。あまり量が食べれない伸二郎にはイマイチお得感が無いなぁ。
住宅街の目立たない場所にあった定食屋「たつみ」。事前に場所を調べるか、土地の人に聞かないとわからんな。 頼んだのはいくら丼(1150円)。おかずの量は普通でご飯の量が1合を越えていた。量を食べたい人には良いか。

 腹も満たされたところで今日のメインイベントである夜景を見に行くことに。夜景スポットである函館山にはロープウェー(往復1160円)を使って行く。丁度お盆時期とあって、ロープウェーはなかなかの盛況っぷり。頂上までは3分と短い。

 ロープウェーを降りると階段を上り、展望階へ。展望台は大変な賑わいで夜景が見えるフェンス越しにずらりと人が並び、なかなか夜景が見れない。暇人伸二郎は粘り強く待ち、ようやくフェンス越しの場所をゲット。良い場所をゲットするには時間がかかる。

 また、困ったことに、函館山は非常にガスがかかりやすい。ガスると夜景はまったく見えず、何しにきたか分からんくなる。この日はガスが20分くらいかかってた時もあった。そのへんも考えて夜景を見たい人は時間に余裕を持ってくることを強く勧める。

 さて、苦労して見た夜景だが、個人的にはあんまり感動しなかった。前評判が良すぎたからと言うのもあるし、感じ方に個人差があるからだろう。でも、100万ドル=1億円の値打ちは無いような。。。
函館山ロープウェーは大盛況。函館と言えば夜景がまず浮かぶくらい有名だもんな。 展望台も人、人、人。順番待ちしないと見れない始末。さすがお盆時期。
思ってたほど感動しなかった夜景。まー、好みは個人差あるからな。写真は手持ち高ISOで撮影。お盆時期は混んでるので、周りに迷惑な三脚は立てられない。ISOが高く設定できるカメラで撮影が良いかな。

 気の済むまで写真をバシャバシャ撮った後、函館山を後に。帰りに、ライトアップされた教会を見たが、綺麗というより怖かった。もう少し、綺麗な色の照明を当てたほうがいいかも。。。

 ホテルに戻り、翌日のSL乗車に期待しながら就寝。今日は晴れて良かったな。明日も晴れますように。。。


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