猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

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その3



8/12
予報は曇りだったが、残念ながら雨。それでもぱらぱら程度だから大丈夫とロープウェーに乗り込む。

ロープウェーは初めこそ展望があったが、すぐにガスに入ってまっしろけっけ。

上に着いたときはガスだけでなく、激しい風付き。うーん、憂鬱だ。

仕方ないのでカッパを着込んでいざ出発。早く晴れますよーに。
が、晴れるどころか雨、風はさらに強くなる。特に風が強烈で台風並みの暴風。こんな季節に耐風姿勢とるなんて思いもよらなかった。おばちゃんとかふっとばされてるし。。。

苦労して頂上に着くも完全にガスの中。

結局、この日は一日ガスの中で強風に耐えての登山。途中で少し体調も悪くなり、完全に心が折れた。完敗の一日だったなぁ。

この日はテントを張る気にならず、この季節だけ有料の白雲岳避難小屋泊。雨風がしのげるって素敵ね。
8/13
前日と異なり、すっきり晴れた朝。縦走しようかしまいか迷っていたが、、トムラウシへの縦走路を見て迷いが取れた。行こう、トムラウシまで。
柔らかな朝の光に照らされたチングルマや高山植物を眺めながらトムラウシへの縦走が始まった。いつみてもチングルマは素敵だ。
この日は滅多にお目にかかれないほどの大快晴。青い空に緑の大地が映える。素晴らしい景色を堪能。こんな良い日に縦走できるなんて幸せだ。

振り返る大雪山の景色に何度も見とれた。
トムラウシへの縦走路はなだらかな場所が多く、とても開放的だ。化雲岳の辺りは木道が整備されており、特に気持ちが良かった。木道っていいね。
それにしても、トムラウシまで遠かった。白雲岳避難小屋から20qくらいあったかな?いくらなだらかな場所が多いといってもこれだけ歩くとやっぱ疲れる。

トムラウシ直下の登りではさすがにバテた。
そのトムラウシからは360度の素晴らしい眺め。個人的には頂上よりやや北からの大雪山方面の眺望が一番好きかな。豊富にある沼の深青と緑の山々、空の青のコントラストが素敵だった。
この日は結局、ヒサゴ沼まで戻ってテン泊をしたため、朝から歩いた距離は25qくらいになったのかな。歩き過ぎて足の裏にマメができた。こんなん初めてかも。今日は頑張ったな。

8/15
天気予報は下り坂で昼から雨が降りそうとのこと。早々ガスってしまうのかなと心配したが、視界はしっかりあって、景色を楽しめた。

小化雲岳から天人峡までの道の泥んこ&アブ・ハチ祭りには嫌気がさしたが、最後まで天気が崩れることなく下山できたのは良かった。

初日こそ悪天だったが、2日目、3日目と天気が良く、良い登山になった。満足。
下山後は歩いて旭岳までのバス停に行こうと思っていたが、登山中に知り合った方に車で道の駅道草館まで送ってもらうことができた。歩くと大変な距離だっただけにとっても助かった。大感謝。
旭岳のキャンプ場にバイクが置いてあるので旭岳に戻らなければならない。旭岳まではバスで戻るが、バスの本数が少なく、2時間待ち状態。暇なので道の駅を物色。

なにやらソフトクリームが売りだとか。そんじゃ食べるかってことで「ソフトクリームスノークリスタルきらり(30.0円)を食べた。ソフトクリームらしいミルキーな味でぼちぼち美味しい。
時間になり、バスに乗り込む。外はなかなかの雨。キャンプ場についても雨は一向に弱くならず、それどころかさらに強くなってきた。おまけに雷まで鳴りだす始末。

こりゃ今日のテントはきついとビジホに電話するが、どこも満室。うーん、どうするかなーと悩んでると、山口から来ていた方が、キャンプ場のすぐ近くにある白樺荘という宿が比較的安いと教えてくれた。

よく見るとその白樺荘、ユースホステルみたいだ。ユースにしては高い(1泊2食で8940円)がしゃあない。さっそく電話するとOKとのこと。さらによくよく聞いてみると上記は個室料金で、相部屋は素泊まり4510円、朝食つけて5270円だった。まー、許容範囲だ。

白樺荘はキャンプ場入口の道路を挟んで目の前。わかりやすくて良かった。さらに、ついてみてびっくり。とてもきれいでユースというより普通のホテルみたいだ。こりゃちょっと高くても納得だな。

手続きをして、お風呂(温泉!)に入るとホッとした。外は強烈な雷雨。テント張ってたら風でテントがバタつくだの浸水だのでおちおち寝れなかったろうな。ここに泊まってよかった。

食堂で夜食を食べ、今回の登山を振り返って充実感に浸る。良い登山だったなぁ。ムフフ。。。

食事を済ませた後、部屋に戻り、就寝。広い部屋には2人だけ。ユースながらもゆったりした部屋割り。しっかりと休むことができて良い。22時位に就寝。布団が気持ちの良い夜だった。


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