朝4時半に起きる。前日は結局1時まで起きていたので、睡眠不足で眠い。まだ半分寝ぼけた体でのそのそ用意しだす。おおまかな用意は昨日の夜にしたので、わりかし早く準備はできた。真冬並みに着込んだブクブクブサイクマンは5時に家を出る。 車通りのほとんどない道を快走するが、かなり寒い。まだ山岳地帯にも入っていないのに、先が思いやられる。トリップメーターを見ると、結構走ってる。こりゃ中津川まで持たんな、先にガソリンを入れねばと思っていたら、24時間のガソリンスタンドを発見。いやー、助かったね。 ガソリンも入れて、快調に飛ばす。中津川に着いたころには空も明るくなってきた。そのまま19号を北へ、最近経済状況が厳しいので、下道ゴーゴーだ。明るくなったので、少しはあったかくなるかと思いきやそんなことはちっとも無く、道路の電光掲示板は6℃、5℃と下がっていく。こりゃ少し甘く見ていたな、もっと着込んでくるべきだった。あまりに寒いので、たまらず道の駅に入り、あったかい飲み物で暖を取る。 そしてまた走り出すが、その後も寒さは和らがず、木曽福島で4℃まで冷え込んでいく。またもやたまらずコンビニで温かいものを取り、寒さを和らげようとするが、ほとんど変化無し。しかたがないので、我慢をして走り出すと、塩尻市に入ったところでようやく気温が上がってきた。さらに太陽が見えてきてようやく元気が出てきた。 塩尻から広域農道(アルプスグリーン道路)に入り、北へ向かい、穂高町で曲がり、常念岳登山口へ。着いたのは10時だった。 |
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アルプスグリーン道路。開放的で走りやすい道。 | 常念岳登山口。この日は平日とあって空いていた。 |
予定より1時間遅い登山開始なので、ちょっと急ぎ足で登りだす。常念岳は標高差1600m、片道7kmで、所要時間は登り5時間、下り4時間といったところ。あわせると9時間で、10時から登りだしたら、帰ってくるのは19時だ。さすがに19時は真っ暗で危険なので、せめて18時に帰ってこれるように急ぐ。 最初のうちはハイペースだったが、日頃の運動不足がたたって最後の方はバテバテで何とか頂上にたどり着く。さすがに3000m級の山だけあり、頂上からはなかなかの眺めだった。この日はちょっと雲が多かったが、澄んだ晴れの日は正面に穂高、槍、北には白馬、立山、剣岳などの景色が美しい。 頂上でややゆっくりして、下山。このとき既に14時30分。急ぎ足で下山するが、足が疲れて言うことを聞いてくれず、思うようにスピードアップできない。結局登山口にたどり着いたのは18時。最後のほうは暗い登山道を歩いて、ちょっと危険だった。今度からは出発を早くしないとな。 |
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常念岳頂上より。常念岳は北アルプスの展望が素晴らしい山だ。 | |
この日はしろーちゃんの家で泊まる。夕食はめづらしく洋食。しろーちゃん家の近くのレストランでパスタを食べる。いつも和食だから少し新鮮。味もまーまーでよかった。帰って天気予報を見ると、明日は曇り・雨の予報。雨では出かけられんなーと思っていたら、しろーちゃん家の田んぼで、稲の脱穀するというので一緒にやることにし、就寝。おやすみのすけ。 |
ツーリングデータ | ||
1日目のルート図 | ||
常念岳 | 特徴 | 安曇野の西にそびえる安曇野のシンボル的な山。頂上からは槍・穂高を始め北アルプスの山々の見事な眺望が得られる。 |
リンク | http://www.avis.ne.jp/~ake/mount/mount2.htm |
10月22日(土)。 朝9時より脱穀開始。メンバーはしろーちゃん、しろーちゃんの父、母、そして私へタレ。田んぼはしろーちゃん家のすぐ近くにあった。作業は刈ってある稲を脱穀機に入れてくというもの。みようみまねで何とか脱穀終了。 さらに脱穀した米を農協に出荷。軽トラから米を床下にある倉庫に入れると、重量が測られるというもの。 なかなか面白いでしょ。 建物の中を見学すると、巨大な精米機があった。ここで米はまとめられて、でっかい袋に詰められるようだ。このどれもが初めての体験で、とても良い機会だった。 |
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脱穀機とヘタレ。さまになってるぜ。 | |
こうして床下にある倉庫に米を入れていく。 | すると重量が測られて出荷完了。 |
建物のなかはこんな感じだった。面白そうだ。 | 取れた米はこのような袋に詰められてた。自分が作ったような顔をしてるが、脱穀しただけだったりする。 |
昼からは脱穀も無く、暇になったのでしろーちゃんの車で別所温泉に行くことになった。ヘタレは普段バイクで出かけるときは温泉に入ることがめったに無いので、こうして温泉に入りに行くのはとても良い機会だ。 しろー号で快調に飛ばしていると、道路に大きな鳥居が現れた。聞くとこの先に生島足島神社というものがあるそうな。ついでなのでそちらにも寄ることにする。 生島足島神社は日本の中央(中央と名乗るところは多いな)をうたった神社で、この地方ではなかなかメジャーな場所らしい。しかし、この神社の真の見所はそんなところではなく、境内に生えている一本の木にある。 この木は根元が空洞になっており、その中にはなんともいやらしい(失礼、神々しい)1対のご神体が。男女それぞれのシンボルの形をしたこのご神体は夫婦円満、子宝などのご利益がある。ちなみにこの神社の絵馬は学問成就が圧倒的だった。なんでかな〜。 |
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道路を走ってると大きな鳥居が。こうゆう離れた所にある鳥居ってなんて言うんでしょ? | 生島足島神社(いくしまたるしまじんじゃ)は日本の中央とな。ほんとの中央はどこでしょ? |
木の祠には怪しげな1対のものが。それは→ | 女性のシンボルと | 男性のシンボル。リアルすぎ! |
生島足島神社をあとに別所温泉に向かう。別所温泉は信州の鎌倉といわれるとツーリングマップルに書いてあったが、鎌倉を歩いたことが無いヘタレにはどうだか分からなかった。感じとしてはあまりにぎやかでなく、静かな温泉街といったところか。 駐車場からお風呂までは歩いていくことになる。その途中、神社があったのでよってみた。この神社は北向神社という名前で、この地方の初詣の定番らしい。ひととおり見てからおみくじを引く。 実は生島足島神社でもおみくじを引き、末吉だった。なので、ちょっとリベンジを意識してのおみくじは見事「大吉」。ちょっといい気分。ちなみ両神社ともおみくじ代は200円だった。ちょっと高いかなと思う。やっぱ100円が基本でしょ。きりが良くて。 別所温泉の公衆浴場は大きく3つある。大湯、大師湯、そして石湯だ。今回はそのうち大師湯、石湯に入った。まず大師湯はとても小さく、湯船は5人もつかればいっぱいになる。その割りに人気があり、あまりゆったりと浸かれない。湯音も適温より低めで気持ちよさはあまり無し。ここは早々に退散した。 次に石湯。真田幸村の隠し湯と呼ばれる石湯はボチボチ広く、また大師湯に比べ空いているので、ゆったりと疲れる。湯音も適温だ。ヘタレ的にはこっちのほうがお勧めかな。料金はどちらも150円と安い。 |
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北向神社。北を向いているのかな。 | 見事大吉ゲット。いやー今日はついてるね(?) |
"真田幸村の隠し湯"とうたわれる石湯。ボチボチかな。 | 石湯での一枚。空いていて快適だった。 |
お風呂から上がり、しろーちゃん家に帰ってゴロゴロしてると日本シリーズが始まった。阪神ファンのしろーちゃんは井川が先発なのをひどく心配していたが、その予感が当たり、さっそく点を入れられたので、食事に出かける。今日は久しぶりに18番だ。 18番は昔から訪れているところで、長野にありながら私には懐かしい場所だ。国道18号線沿いにある18番は大盛りの店として知る人ぞ知る(上田、東御市では有名?)名店だ。中はレトロなグッズでいっぱいで、ちょっと変わった感じ。この店のマスターが変わったじいさんだから、おそらくじいさんの趣味なんだろう。 |
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18号線沿いにあるから18番なのか?外はこんな感じ。 | 中はレトロなグッズでいっぱいで、不思議な感じだ。 |
この日注文したのはしろーちゃんがカツ丼(並)、ヘタレが焼肉ラーメン(並)。どちらも普通サイズだが、普通サイズがでかい。今日はちょっと食べ切れんかな。食べてみると味は前よりグレードアップしたように感じた。ちょっと"美味しい"に近づいたか。 そして量は相変わらずで、食っても食ってもあまり減ってかない。今日はあきらめるかと考えていたらしろーちゃんは根性で食いきっていた。いやーしろーちゃん、ナイスガッツ。あんたまだ若いぜ。 |
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カツ丼。これで普通サイズだから大盛りはどんなんだろう? | |
私が食べた焼肉ラーメン。豪快です。 | しろーちゃんは見事完食。ナイスガッツ。 |
ツーリングデータ | ||
2日目のルート図 | ||
生島足島神社 | 特徴 | 長野県上田市にある。合格祈願が多く見られたのでその類の御利益があるのだろう。また、境内には夫婦円満、子宝に恵まれるという、インパクトある欅が存在する。 |
リンク | http://www.ikushimatarushima.jp/ | |
別所温泉 | 特徴 | 塩田平に湧く歴史ある温泉。温泉街には北向観音、安楽寺など歴史的に価値ある建物が多い。温泉街はひっそりと落ち着きのある趣。 |
料金 | 150円 (共同風呂の値段) | |
リンク | http://www.bessho-spa.jp/index.htm | |
18番らーめん | 特徴 | 長野県東御市にある大盛で有名な店。レトロな雰囲気溢れる店内は常に常連客(?)でにぎわっている。この店はとにかく量が多く、”並”が通常の店の”激盛”といったところ。並を注文してその量を実感してください。 |
連絡先 | 住所:長野県東御市常田596-1 電話:0268-62-2400 場所はこの辺→ |