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長野'05年11月 (木曽駒撃沈、伊那のローメン)

あらすじ
11月5日(土)に木曽駒ヶ岳、伊那市に行ってきた。木曽駒ヶ岳は上松町から登山を行ったが、途中まで登ったところであきらめた。登山を始めてから初めての敗北でショックはでかい。その後、塩尻市まで北上した後、伊那谷を南下し、伊那市で前から食べたかったローメンを食べた。前評判はかなりまずいとのことだったが、思いのほか普通で拍子抜け。みんなが食べてるのはよっぽどまずい店のローメンなのかな。

 朝6時半、眠気眼をこすりながらブクブクブサイクマン出動。少し寝坊したので、高速道路を使い中津川を目指す。中津川で高速を降りて、いつも通り19号を北上。寝覚ノ床に差し掛かったところで、地図を確認。登山口への道があるはずだが、看板などは一切なし。こっちのコースはマイナーだなぁ。

 適当にわき道に入り、山のほうに走っていくと、登山口の看板が出だす。それに従い、進んでいくと、やがてお墓の横の登山口に出た。インターネットで調べたとおりだ。しかしなんだかおかしい。なにやら工事をしてるみたいだ。工事道路の横に登山口の標識があるので、そのまま進むと、やがて道は行き止まりとなった。

どうやら、間違えたみたいだ。ちょっと戻ってみると、小さな看板が出ている。「滑川増水により渡渉ルートが通行できません。」と書いてあるが、辺りに地図らしきものは無く、なんのことだか分からない。そのまましばらく考えるが、よくわからんので、分かれ道側に進んでみると、登山口迂回路の看板があり。ようやく、最初の登山口が通行止めだったことに気づく。

 その後、迂回路の登山口に着き、急いで用意をして登山開始。舗装道路を歩き、分岐点より木曽駒ヶ岳に進もうとすると、看板に信じられないことが書いてある。「駒ケ岳山頂7時間30分」。思いも寄らぬ所要時間に戸惑う。「たしか”往復”6時間30分だったな。」昨夜ガイドブックで調べたことを思い出しながらしばらく考えると、どうやら勘違いをしていたことに気がつく。ガイドブックの数値は初日の所要時間を表していたのだ。

 最初からずっとキツイ登りが続き、めげそうになりながら登るが、時間はしっかりかかり、自分が思う通りには早く進めない。疲れて、休憩をしているときに冷静になり考えると、登って降りたら、真っ暗な登山道を進むことになることが分かった。さすがにまずいと思い、あきらめて下山。なんとも無念だ。

 登山口まで戻ると、きれいな青空の下、山の紅葉が美しい。今日はホントにいい天気だ。。。
いろいろ看板がある中、この小さな看板があるだけで、判断できんよ。もうちょっと分かり易くしといてくれよ。  一向に減らない所要時間についに登頂を断念。
登山口に戻ってくると、山はきれいに紅葉していた。山の紅葉はとてもきれい。写真ではわからぬ良さがあるな。

 木曽駒ヶ岳へ登れんでもせめてロープウェー山頂まで行って景色を見ようと北へ進み、R361で中央アルプスを越えようとする。が、なんと権兵衛峠先全面通行止め。さすがに木曽駒は諦めがついた。

 このあと、塩尻までR19を北上した後、R153で伊那谷を下る。そのまま南下し、14時過ぎに伊那市に着く。

ここで、前から食べて見たかった伊那名物・ローメンを食べることにする。ツーリングマップルを見ると、鍋焼城という店がおすすめと書いてあり、細い路地を走りまくってやっとこさ店を発見。

 すると、店の前に名古屋ナンバーのバイクが止まっている。「ああ、ツーリングマップル見てきたんだろなー」と思うと、ちょっと同じ店に入るのがしゃくで、他の店を探す。が、ローメンの店はどれもこれも怪しげな外観をしており(夜の街の雰囲気)、結局鍋焼城に入る。
伊那市の広域農道より。写真では分かりにくいが、うっすらと南アルプスが見える。頂上近くは雪化粧していた。もうじき冬がくるんだな。
 
 お店の入口を入ると、どうやら客はいないみたいで、親族らしき人たちが座敷でお茶をしてた。なんとアットホームな店だ。座敷に座り、メニューを見てるとお茶を出してくれた。ここでびっくり。使っている急須が実家で子供のころから使っているものと全く一緒なのだ。こんな離れた場所で、一緒の急須に出会うなんて。この店と相性がいいのかもね。

 店内にはこの店を訪れた有名人の写真が飾ってあった。石田純一などタレントさんや扇千景など政治家も訪れているみたいで、結構有名な店なのね。

 私が頼んだのはローメンと馬刺し。馬刺しはとても美味しかったのでおすすめ。ローメンはとてもまずいとの前評判とは裏腹に意外に普通の味で、焼ソバに酢をかけた感じかな。なんだか普通でちょっとがっくしです。ま、わかっただけでもいい経験だったかな。
なお、お店の位置はちょっと分かり辛いので示します。鍋焼城の位置はここ→
伊那市のちょっと細い路地にある鍋焼城。位置は分かりにくいので、上のリンク地図を参照のこと。 店内には訪れた有名人の写真が飾ってあった。結構有名店なのね。(↑クリックすると拡大写真(4M)を表示)
実家で子供のころから使ってる急須と全く一緒!すごい!  馬刺し(690円)。臭みが少なく美味しかった。お勧め。
伊那名物ローメン。焼きそばを酢入りソースで食べる感じ。味は意外に普通。
 伊那市を後に広域農道(アップルロード)を南へ。ここに限らずだが、広域農道は景色よし、走り易しとかなりお勧め。R153よりずっと早く走れるし、伊那谷は広域農道に限る。

 りんご畑の向こうに南アルプスを望みながら、飯田市まで走り、その後はR153で家へ。

 今回は木曽駒を登れなかったのがとても悔しいが、ローメンを食べたことなど良い部分もあった。次に木曽駒にチャレンジするときは必ず頂上制覇と絶景を手に入れてやるぞ。
→木曽駒ケ岳リベンジ
りんご畑と南アルプス。伊那谷を象徴する景色かな。

ツーリングデータ
木曽駒ケ岳
特徴 伊那谷と木曽谷を分かつ中央アルプスの最高峰。登山は一般的に駒ヶ根ロープウェーを使うが今回は上松町より片道7時間半のルートを利用。
リンク 上松町観光協会:
http://www.avis.ne.jp/~hinoki/page3_1_6_1.html
伊那市のローメン
特徴 蒸麺に羊肉や豚肉が入ったもの。イメージ的には焼きそばの麺を太くして、酢を入れたような感じ。伊那市の名物であり、市内にはローメンの店がちらほら。しかし、怪しげな店が多い。今回訪れた”鍋焼城”は入りやすい店。
リンク http://www.inacci.or.jp/contents/meibutu/
rohmen/member/nabeyaki/nabeyaki.html

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