猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

北海道・東北 甲信越 東海・北陸・近畿 中国・四国・九州 バイク装備紹介 改造・整備、車検記録
春の奥三河
2013年4月14日


3月も下旬になると桜も咲きだした。今年の春は暖かく、バイク乗りには良い年だ。寒がりの伸二郎は桜は咲いてもまだ寒くてバイクに乗る気にならなかったが、バイクを見かけるのが多くなって、乗りたくなった。

本当は長野に花桃とスイセンを見に行こうと思っていたが、寝坊したので奥三河に変更。まー、久しぶりだし、ほどほどの距離の奥三河が良いかも。

駐輪場で冬眠中の埃をかぶったバイクを拭いて、セルを回す。長いこと乗ってなかったのでバッテリーあがってるか?

緊張の一瞬。
キョッ、カッ・・ドッ・・・ドッ、ドッ・ドドド・・・。
おー!かかった!いんやー助かった。

無事にエンジンもかかり、出発。ルートはとりあえずR153で長野との県境付近まで行って南下。

途中、香嵐渓でひどい渋滞にはまる。おかしいな、時間も遅いし、この時期ここで渋滞するハスが無いのに?祭でもやってんのか?と思ったら、案の上。
もうすぐ渋滞終わりってとこだったが、ちょっと祭を見ていくことに。今日は予定もないから、気の向くままに寄り道すればよい。

背丈も低く、色合いもピンクのかわいらしい山車を引く人々。この山車、花車と行って、桜を初め春の花で彩られている。春の祭りらしくて良い。

山車の中には囃子と女の子たち。こちらも春のかわいらしさが出ていて良い。精悍な祭りばかりが取り上げられているが、こういったほんわか、かわいらしい祭りも良いもんだ。
香嵐渓の駐車場にバイクを止め(300円)、巴川の橋を渡る。香嵐渓は桜も終わり、新緑の季節を迎えていた。

秋の紅葉も良いが、春の新緑もまたきれいだ。
各町の花車は町を練り歩き、足助神社に集う。足助神社に入る場所では花車が激しく回転する。ここは秋の祭りと同じ。祭りの山車にとって方向転換は”華”のようだ。
神社に入った花車はお祓いを済ませ、駐車場へと移動する。だんだん年を取るにつれて、古くから伝わる祭りの良さがわかるようになってきた。今に合わないしきたりは変えつつも、こういった美しい伝統は残して行って欲しいものだ。
子供や伸二郎の様に大人になれない大人にとって祭りの華は屋台。理由も無くうれしくなる。こちらもいつまでも残ってほしいな。
祭りに満足し、バイクへと戻る。途中、巴川の橋から眺める待月橋が美しかった。紅葉時期だと周りの景色に溶け込んでいるような感じだが、この時期は周りの緑に対し、赤がアクセントとなって景色を引き立てていい感じだ。赤い橋をここに造った人はなかなか素敵な感性をお持ちの様だ。
さて、香嵐渓で道草をしたので、すでにお昼を過ぎていた。昼飯はどんぐりの湯か、もう少し先で食べようと思っていたが、お腹もすいたので近くで食べることに。

香嵐渓から少し飯田方面に走るとレストランがいくつかある。いつも車が結構入っているので気になっていたので、今日は空いてたら入ることにする。

選んだのは看板が目立つ「レストラン紅葉」。車はほどほどの入り。
店内は少しだけレトロな昭和のレストラン。メニューは郷土料理とかがメインでなく、定食、ラーメンがメイン。案外、ふつーなんだな。
選んだのは「ます定食(竹)1800円」のご飯を五平餅に変更(+200円)したもの。奥三河に来たのだからやっぱり五平餅が食べたくってね。

その五平餅、甘い味噌だれが美味しくて満足。
ます定食はなかなかボリュームがある。ます(アマゴ?ニジマス?)の刺身に塩焼、白身魚のフライ、煮物にみそ汁、漬物がつく。

ますの刺身は臭みも少なく、歯ごたえもあり美味しい。塩焼もちょいと塩辛いくらいで川魚の塩焼らしく美味しい。
どれも美味しくて満足だったが、味が濃いので白ご飯が食べたかった。

定食は五平餅でなく、白ご飯のままにして、五平餅は持ち帰りが良かったかな。

お腹もぽんぽこりんになって、ふたたびR153を飯田方面へ。

どんぐりまで来ると、迷ったが、北に曲がり、矢作ダムを目指す。今日はこのまま矢作ダムを走って帰ろうかと思ったが、やっぱり走り足りなくて、いつもの四谷千枚田コースへと変更。

UターンしてR257を南へ。

途中、2人乗りのインテグラにワインディングでぶっちぎられて凹んだが、
道端の綺麗なしだれ桃に慰められる。

2人乗りだから車重もこっちより重いくらいだし、なんで早いんだ?シャシーが良いのか?DCTのせいか?それとも腕か?やっぱり腕、いや、シャシーってことにしておこう。。。
実は以前来たとき、桃でなく、梅だと思っていた。木の感じは梅に近いし、花も梅っぽかったからだ。でもよーく花を見ると同じ木でも色の違う花がついていたり、色の混ざった花があったりして、桃らしい。

花は見分けが難しいなぁ。。。
再びバイクにまたがり、南へ。

四谷千枚田は久しぶりだ。ピーちゃんがいなくなってからどうも行く気にならなくってね。

田圃はまだ田植え前で茶色く、まだ綺麗なシーズンには少し早かった。でも久しぶりにバイクでこの風景に出会えて満足だ。
稲の緑が美しくなる季節にまた来よう。そして汗をかきながら棚田の道を歩こう。しばし、ぼんやりした後、棚田を後にした。
帰りはR301で。途中の細い部分から左手が痛くなってきた。久しぶりにバイクに乗った日はいつもこうだな。もう少しリハビリツーリングが必要かな。

どんより雲が広がったが、雨に降られることなく、帰宅。天気はイマイチだったが、久しぶりのバイクに満足の一日だった。ちょっとした時間でも楽しめる奥三河、今年も何度か訪れそうだ。

ルート概略

Okumikawa touring


EveryTrail - Find hiking trails in California and beyond


バイク東海・北陸・近畿トップへ戻るバイクトップへ戻る