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佐久間ダム

 今日の目的は佐久間ダムを満喫すること。佐久間ダムは愛知県と静岡県の県境にある巨大なダム。年間発電量は日本最大というダムを満喫したかったのだ。

 前日の雨も上がり、天気が回復する中、出発。香嵐渓からR420→R257→県道34号で東へ進む。途中、四谷千枚田で一息入れる。相変わらず壮観。冬が終わり、春の訪れとともに徐々に田植えの準備が着々と進んでいるようだ。千枚田の道を進んでいくと、以前にあったかわいいワンちゃんが前と変わらず人懐っこく近寄ってきた。前よりちょっとやせたように見えたが、相変わらず元気で、安心した。いつまでも元気でいてね。
またやってきました四谷千枚田。相変わらず壮観。 そしてまた会いましたかわいいわんちゃんに。相変わらず人懐っこく、かわいかった。

 R473にぶつかり、さらに東へ。細い道を進んでいくと、煮え渕ポットホールなる看板を発見。通り過ぎようとしたが、ちょっと気になるので立ち寄る。説明書きによるとポットホールとは川の流れによる浸食でできた丸い穴で、滝つぼのようなものみたいだ。実際に見た感想は、特にたいしたもんではないといった感じ。通過しても損無し。
R473号沿いにあった煮え渕ポットホール。じみーに看板が立ってる。 ポットホールとは河川により岩盤に穴が開いたもので、滝つぼみたいなもん。特にたいしたことなし。

 R473をずんずん進んでいくと佐久間町に着く。ここから県道1号を北に進む。くらーいトンネルを2つ3つ抜けると佐久間ダムだ。しかし、佐久間ダムに行く前にちょっとトンネルで止まる。実はトンネルの中からダムの展望台へ続く歩道があるのだ。ツーリングマップルはなんでも知ってるんだな。

 さて、暗いトンネルからこれまた暗い歩道を進み、展望台を目指す。上から水が滴り落ちるトンネルはとてもおっかない。発電しているダムが近い割りに電灯が実に少ない。もっと明るく照らしてくれたら良いのに。

 おっかないトンネルをようやく抜けると正面にダムがお目見えする。ダムはそれなりに大きいが、想像していたよりは小さく、ちょっと拍子抜け。実は後で述べる電力館の展望台と景色はさほど変わらず、おっかない思いをしてくるほどの価値はあまり無い。個人的に電力館の展望台を勧めます。
佐久間ダムへは暗いトンネルを2,3通っていく。 佐久間ダムの展望台のひとつはトンネルの途中からアクセスする。
トンネルからおどろおどろしい歩道を歩き、展望台へと向かう。ところどころ水が滴り落ち、おっかない。 展望台からは正面にダムの堤が見える。なかなか立派だが、思ってたよりは小さい。

 ダムの脇の道を山側に入り、登っていくと佐久間電力館なる建物がある。ここは佐久間ダムを初め、各地の発電所の紹介や佐久間ダムの構造、建設の過程の紹介などがなされている。入場料は無料。ここでの紹介によると佐久間ダムは重量コンクリート式といってコンクリートの重さで水を堰き止めているらしい。

 電力館の中からは佐久間ダムがよく見える展望台がある。この展望台にはベンチがあり、ちょっと休憩するのに向いている。ダムを眺めながら、爽快な気分で休憩でき、ツーリング時のちょっとした休憩にお勧めだ。

 肝心の眺めは先ほどのトンネルのなかから行く展望台より、高い位置にあるぶん、眺めが良い。ダムの堤だけでなく対岸の山や深い緑色のダム湖が眺められ、とても良い。
ダムの脇の道をあがっていくと、佐久間電力館がある。入り口には発電用水車ランナが展示してある。 佐久間電力館は入場無料。入り口にはおっちゃんが暇そうに過ごしている。
電力館内部はダムのできた過程やダムの模型、佐久間ダム以外のダムの紹介などがされている。 電力館にはダムを望める展望台がある。ここはトンネルからアクセスする展望台と同じかかえって良い位の展望。
電力館展望台より佐久間ダムを臨む。佐久間ダムは重量コンクリート式でコンクリートの重さで水を堰き止めている。ちょっとデザイン性には欠ける。デザイン性は考えて造ってないか。。。
佐久間ダムは堤上を道路が通っており、県道1号はその先、ダム湖沿いを細く曲がりくねった道で続く。 堤の途中からダムの下を覗く。写真で見ると分からないが、結構スリリングです。

 ダムの堤上を通り、ダム湖を渡る。渡りきると、細く長いトンネルが続く。明かりが無く、バイクのヘッドライトだけが照らす明かりを頼りにトンネルを走るのはなかなか怖い。道は細く、路面は悪く、おまけにそこらじゅうから水が滴り落ちている。普通に走るだけでもかなり神経を使った。

 さらに意外なことに細いトンネルを大型車が通っているのだ。待避所以外ですれ違いなどできず、その面でもかなり気を使った。トンネルに入る前に対向車が来なさそうかをチェックするのをお勧めする。

 トンネルを過ぎるとひたすら細く、クネクネ曲がった道が続く。時折見えるダム湖は綺麗で良いのだが、とにかく距離が長いので、ちょっと疲れてしまう。また、時間が非常にかかるので、クネクネ道が好きな人、時間に余裕のある人以外はあまり勧めないな。
ダムから暗く、細く、長く、路面が悪いトンネルを通っていくと、ダム湖沿いに細く曲がりくねった道が続く。 ダム湖沿いの道はとても長く、嫌というほどカーブが味わえる。時折開ける展望は綺麗だが、なかなか疲れる道だ。

 途中やや広くなったりもするがやっぱり細い道をひたすら進んでいくと、R418にぶつかる。この辺りから少し走りやすくなる。天竜村でR418と別れ、再び県道1号を北上する。ここからは天竜川沿いの2車線路でいままでより圧倒的に走りやすく、楽しい。景色は相変わらずダム湖のものだが、ちょっと上から見る形で今までとは少し異なり新鮮だ。
緑色のダムの水の上をゆったりと船が進む。ダムでは船の輸送が便利かも。 天竜村でいったんR418と合流した後、R418と別れ、天竜川沿いを県道1号で北上。ダムの姿もあった。ダム多いな。

 県道244とぶつかったところで県道244を西に進み、R151に出る。そのまま南下し、道の駅「信州新町千石平」で休憩をする。今日は昼飯にありつけなかったから腹がペコペコだ。食事処で食べようとするが、バイキングのみだったので止めてでっかい五平餅を食べる。ここの五平餅は甘い味噌ダレが美味しく、でっかいので満足感も高い。お勧め。
R151で阿南町にある道の駅「信州新町千石平」に立ち寄る。休日と有り、かなりの賑わいだ。 信州新町千石平でおなじみの五平餅を食べる。ここの五平餅は大きく、とても食べ応えがある。

 帰りに売木村にあるキャンプ場「うるぎ星の森」に立ち寄った。特に泊まるわけではないが、道路にあった看板に興味を引かれたのだ。実際に見てみると、オートキャンプ場で、値段が高く(1区間3000円〜)、ツーリングユースにはちょっと不向きと思った。

 しかし、家族や友人とキャンプするのにはとてもお勧めだ。オートキャンプ場らしくサイトはとても綺麗だし、設備もとても充実している。そして何よりもとても眺めが良い。南アルプスの名だたる峰々が一望できる。この日も残雪を抱いた南アルプスがとても綺麗だった。ツーリングで団体利用なら良いかもしれない。
帰りに売木村にあるキャンプ場「うるぎ星の森」に立ち寄った。ここはオートキャンプ場で値段が高く(3000〜)ツーリングにはお勧めしない。 テントサイトはよく整備されておりファミリーでのキャンプにはお勧めだ。そして何よりも景色が素晴しい。南アルプスの名だたる峰々がパノラマで広がる。

 帰りは県道46号で茶臼山の脇を通った。県道46号は初めて通ったが、R418〜R153の間は道幅が広く、走りやすい為お勧めだ。茶臼山高原道路を使わずとも茶臼山へらくらくアクセスできる。今度茶臼山へ来たときには行きまたは帰りに使ってみようと思った。

 R153にぶつかってからはいつもの道。今日も無事に帰ってこれて満足のツーリング。次はどこに行こうかな。


お出かけデータ
四谷千枚田 特徴 愛知県新城市(旧鳳来町)四谷にある千枚田。鞍掛山のふもとの急斜面に850枚もの棚田がひろがる。日本の棚田百選に選ばれている美しい棚田だ。写真で見るより実物は素晴らしい。かなりお勧めの場所です。
場所/TEL 愛知県新城市四谷 / TEL:0536-32-0511
リンク http://www.city.shinshiro.lg.jp/sight/hourai/senmaida.html
佐久間ダム 特徴 年間発電量が日本で最大の水力発電ダム。ダムの脇には佐久間電力館がある。佐久間電力館の展望台からはダムの眺めが見事。
場所/TEL 静岡県浜松市天竜区佐久間町 / TEL:053-965-0325
リンク http://www.shizuoka.com/hokuen/sakuma/#
信州新町千石平 特徴 国道151沿いにある道の駅。祭りを意識した一風変わった雰囲気の建物が特徴。大きな五平餅ややまめの塩焼き、とうもろこしなどが特産品。
場所/TEL 長野県下伊那郡阿南町新野 / TEL:0260-24-2339
リンク http://www.cbr.mlit.go.jp/michinoeki/syousai/nagano/n_09.html
うるぎ星の森 特徴 売木村にあるオートキャンプ場。サイトはとても綺麗で設備も充実。南アルプスの眺めがとても良い。星の眺めも良い。値段はちょっと高め。
料金 1区画 3000円〜
場所/TEL 長野県下伊那郡売木村 / TEL:0260-28-2455
リンク http://www.ja-mis.iijan.or.jp/hoshinomori/


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