猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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春の奥三河 ’07年3月10日
〜思い出をたずねて〜

 寒い季節にバイクで出かけるならやっぱり海だ。山よりは寒く無さそうだし、天気も良い日が多いからだ。で、知多半島に行くことにした。相変わらずのノロノロ出発で11:00に家を出る。下道をのんびり走り、12:30過ぎに師崎に着く。

 まずは飯だ。道沿いの店をちらちら眺めながら走り、道沿いにあった程ほどににぎわっている「一馬屋」に決めた。店に入ると、テーブルにゆったりと座る。一人もんの特権だな。

 さっそく、メニューを見ると、表紙にででんと「飲酒運転撲滅」の文字。そうゆう時代なんだね。こうゆうふうに書いてあると、結構効果がありそう。皆さんも飲酒運転しないように。
R247沿いにある食事処&宿「一馬屋」。入りやすい店構え。 メニューの表紙にででんと張ってある飲酒運転撲滅。表紙に出てくるとはね。やめときましょう。

 伸二郎が選んだのは店の名前がついた「一馬屋定食(2300円)」。いやー、なんちゅーか、とりあえず、迷ったら店の名前がついたもん選んどきゃいーのよ。

 一馬屋定食は南知多の名物?になりつつあるちょっと大き目のエビフライを中心とした定食で、刺身、煮魚などがつく。ちょっと他と違うところはご飯にちりめんがのってるとこかな。

 味はフツーかな。煮魚は美味しかった。ランチとしてはもう少し値段が安いといいんだけどな。。。
店の名前を冠した「一馬屋定食2300円」エビフライを中心とした定食。ご飯にチリメンが乗っているのがポイントか。 定食の煮魚はカレイだった。今の時期、煮魚にぴったり。美味しかった。

 今日は知多半島のなつかしの堤防めぐりをしようと思ってやってきた。もう12、3年も前になるかな。釣りが好きでカブやCD90で東郷町からはるばる釣りに来てたっけ。進歩が無く、いつも大した釣果無く帰ってたな。でも楽しかった。

 そんな思い出の堤防のうち、ホームグラウンドとしていたのが、知多半島の先っぽにある師崎港。フェリー港でもある師崎港はなかなかの賑わい。

 ターミナル(というにはちいさすぎだが)の隣には魚介の干物や焼き物を楽しめる屋台がある。以前来たときは大アサリの印象が強かったが、この日は姿が見えず。冬はそれほど旬でないらしい。
師崎から伊勢湾を眺める。海面がキラキラして綺麗だった。 師崎と言えば大アサリだと思っていたが、11月〜2月の冬場は身が痩せていてイマイチなんだとか。で、タコか。。。

 ターミナルの建物の中で名古屋で無いのに売られていた名古屋限定のばかうけ「手羽先味」を買って、満足で堤防に向かう。(ばかうけはしっかり手羽先っぽい味がして良かった)

 堤防に行くには途中にある金属製の柵を越えねばならないはずだったが、いつの間にやら柵の扉が開いており、ラク〜に行くことができるようになってた。高齢者にも安心堤防になったな。
全国どこにでもあるばかうけ。恐るべき普及力だ。 昔は閉まっていた柵の扉が開いていた。いやー、親切になったもんだ。じいさんばあさんも安心だな。

 堤防にはチラホラ釣り人の姿が見えた。北風を避けるためか、風裏のテトラポット側に釣り人が多かった。あっち、釣りにくいんだけどな〜。かつて一番のスポットとして人気だった先端灯台下には人の姿が見られず。良いとこなんだけどな。。。
あの頃ホームグラウンドにしていた師崎港の堤防。好きだった堤防先端に釣り人の姿が見えず。良いとこなのに。

 師崎のお次は内海港だ。美しい海岸線のワインディングを流しながら内海港を目指す。師崎〜豊浜までの海岸線は知多半島で唯一のワインディング。適度なRのカーブが楽しいが、すぐに終わってしまう。もうちょっと長いと良いんだけどな。。。

 豊浜を越えて穏やかな海岸線を眺めながら走ると、内海の町。海岸側に曲がると海沿いの道にぶつかり、内海港到着。ここは堤防の形が良く、隣に公園もあるので、のんびりと釣りが楽しめる。

 昔はこの公園で弟とテントを張って、夜通しチヌを狙い、頑張ったっけ。結局、釣れなかったけど、ボチボチ楽しくて良い思いでになった。今はテント設営禁止。あんときやっといて良かったな。
師崎から豊浜までは知多半島の海岸線で唯一のワインディング。少ないワインディングを楽しむべし。 夜通し頑張った内海港の堤防。電気ウキが沈むたびドキドキしたっけ。

 内海港を後に向かったのは本日最後の目的地である冨具崎港。途中、野間灯台をちょっと見て、冨具崎港到着。

 冨具崎港は堤防の幅が大きく、段差も少ないので、釣りがしやすい。堤防の長さもあって、ゆったりと釣りができるのも良いところだ。

 ただし、一つ問題がある。それはあんまり釣れない事。ここでよく釣れたという思い出はまったく無い。この日もみんな連れて無さそうだった。対岸の鈴鹿山脈の景色もよく、安心して釣りができるので、釣果よりも雰囲気重視という人にお勧めかな。
野間灯台。いつのまにやら恋人の聖地になりつつある。昔から釣り人には関係の薄い場所だ。 冨具崎漁港の突堤は平坦で快適だ。でも、ここあんま釣れんのだよな〜。
輝く午後の日差し。昔よりかっこよく見える。というより、昔がウキしか見て無かっただけか。。。

 日が暮れそうになってきたのでそろそろ帰ることに。海面に反射した太陽を見ながらバイクに向かう。気のせいか、前より景色が良くなった気もするな。いや、以前が海しか見ず、良い景色に気付かなかっただけかもな。同じ場所でも歳によってずいぶん違った印象になるもんだ。

 バイクにまたがり、沈みかけた夕日を見ながら帰路に着く。寒い冬でもそれなりに楽しめる知多半島。結構良いとこかも。。。

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