猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

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四国一周 その1
(出発〜四国上陸)

 朝から快晴。朝食の後、ユースの前にある海岸を散歩する。穏やかな大神子海岸は釣りをする人がぽつんと一人いるだけ。さおを動かすことも無く、どうやら釣果はイマイチみたいだ。海岸の前には松林があり、キャンプ場もあるみたい。ここまで来るのはちょっと大変だが、なかなかロケーションが良く、いいキャンプ場だと思う。
徳島ユースは入り口にユースの看板が無かった(見つけれなかった)為、ちょっと分かりづらかった。 徳島ユースの目の前は海岸。ロケーションはなかなか良い。

 ユースを後に、R55で室戸方面へと向かう。R55は都市部でもそれほど渋滞することなく、いいペースで走れる。途中、南阿波サンラインに曲がる。南阿波サンラインは海岸線を走るワインディングロードで低中速コーナーが中心。時折見せる海岸線はダイナミックで美しい。カーブがきついので飛ばしすぎには注意だ。

 R55に戻り、再び南下していくと、海陽町辺りから海岸線に出る。海岸沿いは太平洋を臨む開放的な雰囲気がとても素敵だ。海が見えると気分が良くなるのは人間の本能だろうか。
南阿波サンラインは走りが楽しいワインディングロード。時折見せる景色が綺麗だ。 R55も海陽町辺りから海岸線の気持ちよい道路となる。

 高知県に入ると、R55はいよいよハイライトを迎える。海岸線沿いに延びた直線と緩やかなカーブによりハイペースで走ることができる。隣はどこまでもさえぎるもののない太平洋。ガードレールも低く、景色がばっちり見え、とにかく気持ち良い。これぞ南国の岬への道とうれしくなる。途中にある夫婦岩のダイナミックな姿もこの道の魅力のひとつだ。
高知県に入ると、海が開け、とても開放的な景色となる。カーブも緩く、気持ちよく流せる。ここが室戸のハイライト。 夫婦岩。どこにでもありそうな名前だが、どこの夫婦岩もなかなか様になる風貌だ。

 岬への道から抱く印象に反して、室戸岬は意外なほど穏やかで、目立たない場所だ。注意していないと、気がつかず通り過ぎてしまうくらい。岬先端といった感じがしないのだ。おまけに看板が非常に小さく、これも通り過ぎてしまいそうになる原因。

 駐車場にバイクを止め、岬先端への遊歩道を歩く。海は非常に穏やかで、ちょっと肩透かしを食らった気分になる。感動は余り無いかな。

 そうそうに岬先端を後に、室戸岬灯台へ行く。ここは先端から歩いてもいけるが、今回は室戸スカイラインから行った。室戸スカイラインの岬先端から灯台までの区間は急勾配と素晴しい景色が印象的だ。特にヘアピンカーブのある辺りは目の前に太平洋がどどーんと広がり、とても綺麗だ。

 室戸岬灯台はそれほどたいしたことなく、灯台好きの人以外には余り薦めない。室戸岬灯台の近くには四国八十八箇所のひとつである最御寺がある。灯台に行ったらここにも寄ると良いだろう。
室戸岬は地図から想像するよりもはるかに穏やかな岬だ。 室戸岬灯台のすぐそばには最御寺がある。八十八箇所をめぐる人にとって、重要な場所。
室戸岬灯台。レンズの大きさは日本一らしい。見た目ではちょっと分からないかな。 室戸岬から室戸スカイラインを上がっていくと、斜面沿いに海の眺めが広がり、気持ちよい。
室戸スカイラインから太平洋を望む。室戸岬からすぐのところは海の眺めが良く、室戸スカイラインで一番お勧め。

 室戸岬は台風銀座と呼ばれ(俺が呼んでるだけ?)台風の進路になることが多い。太平洋に面している為、遮る物が無く、風と波の威力はすさまじい。その影響か、室戸岬周辺の漁港の堤防は驚くほどでかい。まるで要塞のように聳え立つ堤防に初めて見る人は驚くだろう。時間があったら実際に漁港に行き、その巨大さを実感するのも良いかな。

 室戸岬から高知市への道はとても穏やかな海岸線。交通量がそれなりにあるので、あまり飛ばせないが、のんびりとした雰囲気が良い。途中にある道の駅「キラメッセ室戸」は鯨料理が有名。ヘタレも鯨料理(鯨御膳2310円)を食べたが、今まで食べた鯨料理の中で一番美味しかった。ここの鯨料理はお勧め!
室戸岬周辺の漁港は要塞のように聳え立つ堤防が印象的。さすが台風銀座。 道の駅「キラメッセ室戸」では鯨料理がおすすめ。私が食べた鯨料理の中で一番美味しかった。鯨御膳2310円。

 海岸線をのらりくらりと走り、江南市で県道22号に曲がり、龍河洞を目指す。途中、県道385「龍河洞スカイライン」を通って行こうとしたが、入り口が分からず通り過ぎてしまった。戻って、それらしいところで曲がったらあっていた。入り口はのいち動物公園の看板があるところ。県道も385でなく、386だったような気がする。

 龍河洞スカイラインはヘアピンカーブを繰り返して標高をあげる。それほど高い位置を走るわけでないが、ヘアピンカーブ付近からの展望はすこぶる良く、天気が良ければ太平洋も望める。ヘアピンカーブが終わると尾根上のワインディングとなる。展望はそれほど開けないが、走りが楽しい。スカイラインの終わりが龍河洞となる。

 龍河洞は1kmの鍾乳洞。最初のうちは非常に狭く、腰を曲げないと通れなかったり、腹がすりそうになったりとなかなか大変。途中からは広くなり、鍾乳洞らしい景観が広がる。それほど際立って良いとは感じなかった。出口を出てからも1km歩かなければならず、時間は結構かかる。鍾乳洞好き以外にはあまりお勧めしない。
龍河洞へ続く県道385号(龍河洞スカイライン)はここからアクセスする。のいち動物公園を目印に行くべし。 龍河洞スカイラインははじめ、つづらに登る。この辺りからは景色が素晴しい。
なかにはこんなおかしな階段もある。確かにちょっとしんどい坂ではあるが。。。
龍河洞は1km程ある長い鍾乳洞。始めのうちはとても狭く、おデブちゃんは結構苦労するだろう。 なぜか、野鳥センターがあった。鶏がいっぱいだった。孔雀もいた。なんでだろう。

 この日は高知YHに泊まった。夕食は高知市中心部にある観光市場「ひろめ市場」で食べた。ここは食べ物屋が集った場所で、ショッピングセンターのフードコートみたいな感じのとこ。観光客向けだと思っていたが、結構地元の人が多く、ビールを飲みながら話を楽しんでいる様子だった。

 ヘタレが食べたのは明神丸という店のカツオ叩き定食(1000円位だったと思う)。ここでは藁で焼いたカツオを熱い内に切り、食べさしてくれる。ほのかにあったかいカツオはやわらかく、ボチボチ美味しかった。市場の雰囲気が良くてヘタレ的には結構お勧めの場所。
夕食は高知市内にあるひろめ市場というところで食べた。市場といっているが、食べ物屋が集った場所で、ショッピングセンターのフードコートみたいな感じだった。 ひろめ市場で食べたかつおたたき定食。高知ではかつおを焼いた後すぐに切って食べる為、ちょっと温かい。これをタレや塩で食べる。味はボチボチ。





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ツーリングデータ
室戸岬 特徴 高知県に2本突き出た半島のうち東側の半島の先端。思いのほか穏やかな岬先端の先にはさえぎるものの無い太平洋。岬灯台は日本一のレンズを持つ。
連絡先
場所詳細
0887-22-514   高知県室戸市 →
リンク http://www.city.muroto.kochi.jp/hopweb/joho/html/list_c03.htm
道の駅
キラメッセ室戸
特徴 高知県室戸市にある道の駅。R55沿いにある道の駅は鯨料理がお勧め。私が食べた鯨御膳は刺身、唐揚げ、煮付け等どれも旨かった。ステーキも美味しいそうだ。
営業時間 レストラン:10〜20時
連絡先
場所詳細
08872-5-3377  高知県室戸市吉良川町丙 890-11 → 
リンク http://www.web-i.ne.jp/muroto/
龍河洞 特徴 全長4kmにわたる鍾乳洞。約1kmの通常見学コースからは奇怪な形状で垂れ下がる鍾乳石が見える。最初は狭いので太ってる人はちょっとキツイかも。珍鳥センター併設。
料金 大人1000円
営業時間 3月1日〜11月末 8:30から17:00、 12月1日〜2月末日 8:30〜16:30
連絡先
場所詳細
0887-53-2144  高知県香美郡土佐山田町 → 
リンク http://www.ryugadou.or.jp/02ryugado/ryugado.htm
ひろめ市場 特徴 高知市中心部にある観光市場。ショッピングセンターのフードコートや屋台村に近い感覚。高知の郷土料理のお店が多く、気軽に高知の味を楽しめる。
連絡先
場所詳細
088-822-5287 高知県高知市帯屋町2丁目3−1 → 
リンク http://www.hirome.co.jp/

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