猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

北海道・東北 甲信越 東海・北陸・近畿 中国・四国・九州 バイク装備紹介 改造・整備、車検記録
四国一周 その1
(出発〜四国上陸)

 朝から雨模様。天気は回復傾向と分かっていたので、すぐに出発する気になれず、高知ユースでうだうだする。9時くらいになったころ、小雨になってきたので、そろそろと思い出発。最初の目的地は坂本竜馬が海を眺める桂浜だ。

 小雨がぱらつく中、駐車場にバイクを止める。幸い、屋根があるのでちょっと幸せ。カッパを脱ぎ、傘を持ち浜に向かう。途中で土佐犬センターがあり、土佐犬の似顔絵のあまりの親父っぽさにちょっと驚く。いや、あれは完全に土方の親父だよ。とんでもなくひげの濃い。

 土佐犬センターの脇を通り、竜馬の像を見る。うーん、記念撮影には向いているが、それほど良くも無いな。足早に浜に行く。浜辺は曇り空の成果、それほど良く感じない。やっぱ晴れてる時にこんと良さが分からんな。曇っているときはここにきてもしゃーないと実感。さくさくと見物して、桂浜を後にする。

 桂浜から西に伸びる海岸線はなかなか綺麗だ。外海らしい豪快な波しぶきとさえぎるものの無い太平洋。桂浜に行かずとも、道路沿いの浜辺を見るだけでも良いかも。
桂浜にはなぜか闘犬センターがある。お世辞にもかわいいと言えない土佐犬は戦う為に生まれてきた風貌。 桂浜を見下ろす(たぶん見えている)丘に立つ坂本竜馬像。国を動かす男はやっぱり堂々としてるな。
桂浜は天気が悪かったせいか、そんなに良く感じんかった。晴れたらとても素敵なとこでも曇りや雨ではだめだな。 桂浜の西側には美しい砂浜海岸が続く。さすが外海だけ有り、波はかなり高め。

 桂浜から県道14→県道23と走り、さらに県道47通称「横浪黒潮ライン」を走る。横浪黒潮ラインは中低速コーナーを中心とした走り応えのあるワインディングとリアス式海岸らしい美しい海岸景色が特徴。途中にある展望スペースではかわいい猫ちゃんも出迎えてくれて、なかなか良かった。元気に生きろよ。
横浪黒潮ラインは気持ちの良いワインディング。時折見せる景色が素敵だ。カーブがきつく余所見は程ほどに。 横浪黒潮ラインにいた白猫ちゃん。人懐っこく、かわいかった。

 横浪黒潮ラインを走りきり、R56にぶつかった後、ちょっと南下すると須崎市に着く。ここは鍋焼きラーメンなるものが名物で、多くのお店がある。今回はその中でも一番の人気を誇る「橋本食堂」を訪れた。食堂と名乗っているが、メニューは鍋焼きラーメンとご飯のみ。なんともメニューの少ない食堂だ。

 15分程待った後、店に入る。定食屋っぽい店内は以外に狭苦しくなく、好感が持てる。鍋焼きラーメン大を頼んでしばらく経つと運ばれてきた。

 鍋焼きラーメンとは鍋焼きうどんのラーメン版で土鍋でぐつぐつ煮込まれた状態でラーメンが運ばれてくる。土鍋の為、冷めにくく、長いことあつあつを楽しめる。しょうゆ味のスープはちょっと濃い目で、ご飯のおかずにもなりそう。面は伸びにくく、時間が経つと、かえって味がしみこんで旨い。結構美味しかったので、ヘタレ的にはお勧めだ。
須崎にある鍋焼きラーメンの有名店「橋本食堂」。昼時は混む。この日も20分程待った。 鍋焼きラーメンとは鍋焼きうどんのラーメン版。延びにくい麺はスープが良くしみこみ、旨かった。

 昼飯を済ませ、外にでると、空はまぶしいくらいに晴れてきた。やっぱ晴れが一番だ。R56を南下し、四万十町でR381に曲がり、四万十川沿いを西へと進む。R381は四万十川沿いを走る道路で、緩やかなカーブが多く、ペース良く走れる。また、四万十川沿いを走る道路ゆえ、景色が良く、開放感もある。よーするにお勧めである。

 四万十川といえば沈下橋。と馬鹿の一つ覚えのような発想を抱くのだが、実際、間違いでない。最後の清流と呼ばれているが、川のきれいさで言えば突出してるわけでもなく、ダムが無いからそう呼ばれるに過ぎない。で、ヘタレにとって何が一番の魅力かというと、沈下橋ということになる。

 R381沿いにもいくつか沈下橋があり、さっそくわたってみる。久しぶりに走る沈下橋はちょっとおっかなかった。と言いつつ、端っこにバイクを止め、記念写真を撮る辺りが馬鹿っぽくて好きである。
四万十沿いを走るR371は緩やかなカーブが続き、とても気持ちが良い。交通量少なくハイペースで走行可。 四万十と言えば沈下橋。早速わたってみる。こんなに細くても、小型トラックが通る。落ちないように。

 しばらく走ると道の駅「四万十大正」がある。ここは4年前、金の無い旅をしていたヘタレが雨の中テントを張った思い出の場所。4年前と何一つ変わらぬ様子に懐かしさがこみ上げる。

 あのころはキャンプ場に行く術さえ知らず、行き当たりばったりでテント泊をしていた。この上無い不安の中、テントを張り、誰かに襲われるかも知れないと勝手な恐怖に陥り、疲れて寝ていた。今思えばキャンプ場を調べておけば済むことだが、それができなかった自分が妙に懐かしい。

 道の駅の隣にある轟公園は相変わらず石の風車がゆっくりと回ってた。きっと良いベアリングを使っているのだろう。看板の前でバイクと記念撮影をした。4年前と変わらぬ風景。看板とヘタレの印象が少し薄れていた。(頭の毛もちょい薄)。
轟公園にある石の風車。以前と変わらず良く回っていた。良いベアリングを使っているのかな。
4年前に雨の中訪れた轟公園は前と変わっていなかった。変わったのは私のほう。すこし親父になった。 ゆったりした四万十の流れと、沈下橋。R371沿いはゆったりした四万十がじっくり味わえる。

 四万十町旧十和村は鯉のぼりの川渡し発祥の地らしい。そんな十和村はいまでも鯉のぼりの川渡しが行われている。個人的に本格的な川渡しを見るのは初めてだったので、なかなか良い経験になった。想像よりは少し控えめな感じだが、500匹もの鯉のぼりが大空を泳ぐ様はなかなかのものだ。
十和村は鯉のぼり川渡し発祥の地らしい。 十和村では500匹の鯉のぼりが川をまたぎ、空を泳ぐ。

 この日の宿はライダースイン四万十。その名の通り、ライダーのために作られた宿。特徴は個室であることと、各部屋の前にバイクを置けるということ。部屋の前にバイクを止めれるのは安心だし、荷物の載せおろしも楽でよい。部屋の前のバイクを止めるスペースは屋根があり、雨に強く、また水道があるため、洗車などもできる。

 中は8畳ほどのフローリングで、必要最小限のものしかない。小さなライトと洗面所、シャワー位。布団は別料金(500円)。壁は少し薄く、隣の音がちょっと聞こえる。耳栓は持っておいたほうが良いだろう。共同棟には電子レンジやガスコンロ、電気ポットなどがあり、カップ麺を作ったりできる。また、談話スペースにはテレビも有り、結構便利だ。
雑誌などでかねてから気になっていたライダースイン。個室であることと、バイクが入り口に止めれることが良い。 中はこんな感じ。なーんも無いです。8畳位かな。シャワーとトイレがついてる。布団は別料金(500円)。

 この日の夕食はライダースインお勧めの「味よき食堂」。十和村役場の斜め向かいにある小さな食堂で、注意していないと走り過ごしてしまう。中に入ると、狭い店内は同じくライダースインに泊まるライダーや地元のお客さんでにぎわっていた。メニューは定食中心。店の名を冠した味よき定食(だったかな)の豆腐ハンバーグ定食(650円)。

 でてきた豆腐ハンバーグ定食はなかなかのボリューム。味がとても美味しく、なんだかうれしい。これで650円はお得だな。安くて旨い定食屋さんといった感じでとてもお勧め。場所はこのへん

 ここ十和村には今年の7月に道の駅ができるらしく、店の親父は道の駅に客を取られるのを心配していた。確かに、道の駅は気楽に入れて良いもんな。でも、安くて旨い味よき食堂の良さは道の駅ができても負けないだろう。がんばれ味よき食堂!
この日の夕食はライダースインお勧めの「味よき食堂」。地元客が通う安くて旨い店。役場斜め向かいに位置する。 「味よき食堂」で食べた豆腐ハンバーグ定食650円。とても美味しかった。この店はお勧めです。





その1 | その2 | その3 | その4 | その5 | その6 | その7 
四国一周 '07年GWトップへ


ツーリングデータ
桂浜 特徴 高知市南部にある美しい砂浜。松林に囲まれた小高い丘の上には坂本竜馬像がある。また、小さな水族館や闘犬センターなどもある。
連絡先
場所詳細
088-823-4016   高知県高知市浦戸778 →
リンク http://www.city.kochi.kochi.jp/deeps/15/1503/guide/guide.htm
鍋焼きラーメン 特徴 鍋焼きうどんのラーメン版。鶏がらベースの醤油味、味がしみこみやすい麺、鶏肉、ちくわなどの具が特徴。土鍋で出される為、いつまでもアツアツで美味しい。須崎市名物。今回食べた橋本食堂は鍋焼きラーメンの専門店且つ人気店。
営業時間 11:00.〜15:00(橋本食堂) それぞれのお店の営業時間はリンク先参照
連絡先
場所詳細
0889-42-2201  高知県須崎市横町4−19 → 
リンク http://www.cciweb.or.jp/susaki/nabeyaki/
四万十町 特徴 四万十川の中流域を中心とした町。石の風車がある道の駅大正や沈下橋、500匹もの鯉のぼりが川を渡る旧十和村地区など、四万十の自然、営みを感じることができる場所。
連絡先
場所詳細
0880-22-3111  高知県高岡郡四万十町 
リンク http://www.town.shimanto.lg.jp/
ライダースイン四万十 特徴 その名の通り、ライダーの為の宿。個室で、それぞれの部屋の前にバイクを置ける。中は8畳くらいのフローリングと洗面所、トイレ、シャワーがある。共同棟にTV、レンジ等有り。
料金 1人:3150円、2人:5250円、3人:6300円、4人:8400円。 布団別料金:500円。
営業時間 チェックイン 17:00〜20:00、 チェックアウト 10:00。
連絡先
場所詳細
0880-28-5858、5114  高知県幡多郡十和村井崎 → 
リンク http://www.inforyoma.or.jp/riders/index.htm

バイク中国・四国・九州トップへ戻るバイクトップへ戻る