猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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四国一周 その1
(出発〜四国上陸)

 ちょっと曇り空の中、四万十沿いを走り出す。今日は四万十川を南下して、海に出たらそのまま足摺岬へ行く予定。そらは曇っているが、晴れることは間違いなく、気分は上々だ。

 R381を西進し、R441とぶつかったらR441へ曲がり、そのまま四万十沿いを南下する。想像と異なり、R441はとても走りやすい道路になった。以前は四万十沿いと言うと、細いクネクネ道がひたすら続いたような印象だったが、全然違った。ほとんど2車線路になり、細い区間はごく一部だった。かかる時間も以前に比べ半分程度になった気がした。四万十沿いは時間がかかるからと遠慮していたライダーさん、そんなことありませんよー。

 四万十沿いを快走して四万十でもっとも有名な沈下橋である「岩間橋」で一休み。岩間橋のある流域は流量があるため、おっかなびっくり渡る。また、岩間橋は交通量も多く、すれ違いなどもありうるので、十分注意したい。
R441は大部分が走りやすい2車線路に変わっていた。四万十もだいぶ走りやすくなったものだ。 四万十で一番有名な沈下橋であろう岩間橋。交通量が結構ある。落ちないように。
四万十のゆったりした流れと沈下橋。ここの景色が一番様になるかな。

 岩間橋を後に四万十沿いを快走。四万十市街でR321に曲がる。R321は交通量が多くなく、快走。川沿いから山の中、海へと景色が変化し、どの景色もなかなかだ。海沿いではどこまでも続く青い太平洋や白い砂浜など、とても綺麗だ。
足摺岬に向かうR321は海の景色がとても綺麗な道。青い太平洋が印象的だった。 青い海と白い砂浜が印象的な大岐海岸。夏場なら海水浴が気持ちよさそうだ。

 土佐清水市に入り、県道27号線で足摺岬へ向かう。足摺岬へは県道348号が走りやすく、時間もかからない為良いが、今回はなんとなく県道27号を選んだ。県道27号は足摺海岸沿いを走る道路で、半島の付け根部分こそ広いが、あとは大体狭い道路。東側は海もそれほど見えないため、あまりお勧めでない。

 足摺岬はGWと言うことでなかなか混んでおり、狭い駐車場から車が溢れ、路駐の車がいっぱいだった。足摺岬灯台へは遊歩道を5分程歩けば着く。灯台は外海らしい断崖絶壁の上に建っており、いかにも半島先端ですと言った感じだった。断崖に打ち寄せる海の水は青く、とても美しかった。なかなか良い景色ではないか。

 灯台周辺には立派なお寺もある。四国八十八箇所を何箇所か見て感じることだが、どの寺もなかなか立派だ。歴史があり、建物も威風堂々としている。時間があったら寄ってみるのも良いだろう。
土佐清水市より県道27で足摺岬を目指した。最初は広くて気持ちが良かったが、細い区間多くちょっと走り辛かった。 足摺岬は地図から想像する通りの荒々しい岬。太平洋の荒波が打ち寄せる断崖はなかなか綺麗だ。
南国っぽい植物に覆われた白亜の足摺岬灯台。南国らしい岬。 足摺岬には金剛福寺というお寺がある。なかなか立派な寺で、時間があれば寄る価値あり。

 足摺岬を後に、R321へ向かう途中、土佐清水港で昼食を取った。この日昼食を食べたのは足摺黒潮市場という、ちょっと小さめな観光市場。ここのレストランは土佐清水港を見渡す景色よいところ。テーブルもゆったりとしていて良かった。

 土佐清水と言えば清水鯖というブランド鯖がある。というわけでこの日の昼食は清水鯖定食。休日で漁が休みのせいか、刺身に張りが無かったが、それでもぷりぷりの噛み応えでブランド鯖である理由が分かった。ただ、刺身の量が多い為、最後のほうはちょっとくどかった。ちょっとおすすめ。
土佐清水の「足摺黒潮市場」で昼食を取った。ここは土佐清水港のすぐ脇にあり、新鮮な魚が食べられる。 清水鯖定食はブリブリの清水鯖の刺身が堪能できる。味が濃いので最後はちょっとくどかったかな。

 R321は通称「足摺サニーロード」と言う。R321の頭文字(ン、イ、チ)を取って名づけたんだろう。なかなか良い名前だ。実際の道路は名前の通り、明るく開放的で実に気持ちが良い。特に土佐清水市の海岸線がおすすめかな。

 また、R321沿いには竜串海岸という面白い海岸線もある。竜串海岸は波の浸食により昔の洗濯板みたいな海岸線ができている場所。海岸沿いに30分ほどで回れる遊歩道が整備されているので、時間があったら寄ってみると良い。

 R321は叶岬という断崖の岬を抜けるとしばらく内陸に入る。叶岬には休憩所があるので、迫力のある断崖を見ながら一休みすると良い。
気持ちの良いR321、通称「足摺サニーロード」の海岸線。海岸線区間は走りやすく、景色も良いのでおすすめ。
竜串海岸は遊歩道が整備されており、奇怪な形をした海岸線を見ることができる。無料。 R321はこの叶崎の断崖を終えると内陸に入る。ここは休憩所もあるので、ちょっと一休みして景色を楽しむのも良し。

 宿毛市でR321は終わり、R56でさらに宇和島方面へ向かう。途中、愛南町で県道320に曲がり、尾根上の道を快走した後、さらに県道34号で高茂岬を目指す。途中には冬の季節風に耐える為、斜面に石垣を積んで土台を作った石垣集落がある。ちょっとのぞいてみると良い。

 高茂岬への道は細く、クネクネしており、実際の距離以上に長く感じる。やっとこさ高茂岬の駐車場にたどり着く。岬先端は駐車場から5分ほど歩いたところにある。断崖上の芝生地にある展望所からはさえぎるものの無い太平洋が穏やかに広がっていた。ここ、高茂岬は夕日の名所だが、暗くなってから細いクネクネ道を走るのが怖かったので、さっさと高茂岬を後にする。
高茂岬へいく途中にある石垣集落。傾斜地にあり、しっかりした土台を築く為、このようになっている。 草原と断崖と青い海が印象的な高茂岬。夕日の好展望地としても知られる。

 R321も海が綺麗な道だったが、R56も負けず劣らず海の眺めが綺麗な道路だ。特に夕暮れ時は海に沈む大きな夕日と輝く海面がとても綺麗でお勧めだ。

 途中、内浦湾の休憩所で面白いペットにあった。それはおじさんと散歩をしていた猿のペットだ。猿といえば、各地で横暴をしていてとても暴力的な印象があったが、猿のペット(桃ちゃんというらしい)はとてもおとなしく、なでても全然怒らないばかりか、うれしそうにしていた。ここまで猿がなつくとは意外だ。いい体験できたな。
南予はリアス式海岸特有の山と海が入り混じった海岸線が広がる。波が穏やかで水深が深いので養殖が盛ん。 宇和島市、内浦湾でであったペットの猿ちゃん。とてもおとなしく、かわいらしい感じだった。

 この日の宿は宇和島YH。街の中心部に近いのに山の中で途中の道もとても分かりづらい。事前にしっかり場所を調べておいたほうが良いだろう。

 YHでチェックインを済ませ、街へ夕食を食べに行く。この日訪れたのは「ほづみ亭」という郷土料理店で、ちょっぴり大人向けの落ち着いた感じの店だった。ヘタレが食べたのは宇和島名物の鯛めしとカツオのタタキ。鯛めしとはタレに生卵をといて、その中に鯛の刺身を入れ、それをご飯に乗せて食べると言うもの。なかなか美味しかった。生卵が入っている為、タレをかけすぎると玉子ご飯見たいになってしまうので、タレは控えめにするほうが良い。
夕食は宇和島市内のほづみという郷土料理店で食べた。ちょっと落ち着いた感じの飲み屋といったとこ。 ほづみ亭で食べた鯛めし。宇和島名物で鯛の刺身を生卵をといたタレにいれ、ご飯に乗せて食べる。





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ツーリングデータ
四万十川 特徴 日本最後の清流と謳われる四国第2の大河。ゆったりと流れる四万十には沈下橋と呼ばれる欄干の無い橋がかかる。カヤックなんか良さそうだ。
連絡先 0880-35-4171
リンク http://www.shimanto-kankou.com/
足摺岬 特徴 太平洋に大きく突き出した半島の先端。地図から想像するとおりの迫力ある断崖に白亜の灯台が立つ。青い空、青い海、打ち寄せる白い波しぶきが印象的。
連絡先
場所詳細
0880-82-3155  高知県土佐清水市足摺岬 → 
リンク http://www1.quolia.com/sea/ashizuri/
足摺黒潮市場 特徴 土佐清水港の隣にある観光市場。場内にあるレストランでは土佐清水名産の清水鯖が味わえる。鯖とは思えぬぷりぷり感が味わえる。
連絡先
場所詳細
0880-83-0151  高知県土佐清水市932番地5 → 
リンク http://www.ashizuri.jp/index.htm
R321 特徴 サニーロードの愛称で親しまれる国道。四万十市から土佐清水市を経て宿毛まで続く。海岸沿いは南国らしい青い海が綺麗。景色、走りともに楽しめるおすすめ道路。
リンク http://www.city.tosashimizu.kochi.jp/sight/default.htm
愛南町 特徴 愛媛県最南端の町。太平洋に突き出た夕日の名所・高茂岬、冬の季節風を凌ぐべく積み上げられた石積み集落、夕日が美しいサンセットロード・R56など魅力がいっぱいの町。
連絡先
場所詳細
0895-72-7315  愛媛県愛南町
リンク http://www.town.ainan.ehime.jp/kanko_rekishi_shisetsu/

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