猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

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四国一周 その1
(出発〜四国上陸)

 宇和島YHの朝ごはんには宇和島名物のじゃこ天がでる。宿のご飯でご当地名物が出るととてもうれしい。味はボチボチ。でも、市内で揚げたてアツアツのじゃこ天も食べたかったので、じゃこ天マップを元に、「野中かまぼこ店」さんにお邪魔した。朝一ということで、まだ客は来ておらず、マンツーマンでとても親切に対応してもらった。

 丁度じゃこ天を揚げているところで、中を見学させてもらうことができた。じゃこ天はハランボという小魚を頭、ウロコ、ハラワタのみ取り、すり潰したものを型に手で押して成型し、油で揚げて作る。このことから野中かまぼこさんではじゃこ天のことを手押し天ぷらと呼んでいる。食べた感じは、味は小魚の風味がして香ばしく、臭みは無い。小骨のかけらだろうか、時折コリっとした歯ごたえがあって面白い。一枚126円。

 じゃこ天を食べた後はR320→R197と通り、一路四国カルストへ。R320、R197ともに車が少なく、道もよいので、良いペースで走れて気持ち良い。おすすめ。
宇和島はじゃこ天という小魚をすりつぶしたはんぺんが有名で、この野中かまぼこでもできたてを味わえる。 中を見学してみると、ちょうどじゃこ天を作っていた。右の人が型で整形し、機械に入れると良い色に揚がっておばちゃんの手元に出てくる。あっという間だ。
これがじゃこ天。はらんぼという小魚を頭と内臓を取ってすりつぶしてある。魚臭さは無く、時折骨のかけらがコリっとした食感を出していた。 宇和島からカルストに向けて走ったR320はペース良く走れ、景色もボチボチ。

 四国カルストへは東津野城川林道を通ってアクセスした。林道と名前についているが、全線2車線のワインディングロードで走り、景色ともに楽しめるお勧めの道である。林道はやがて県道48号にぶつかり、これを天狗高原方面へ進めば程なく天狗高原にたどり着く。
四国カルストのある天狗平へは東津野城川林道がお勧め。全線に渡り走り易く、景色も良い。 天狗平より走ってきた道を望む。なかなか走り応えあったな。

 天狗高原は標高1450mに広がる高原で、緑の草原と白い石灰岩が印象的。標高が高い為、雲が目線の高さで流れているような感じがしてとても気分が良い。空の青さも印象的だ。ここからカルスト台地の尾根上を1.5車線の道路が続く。ハイライトは小高い丘を超えた五段高原と呼ばれる辺り。道路の両脇に白い石灰岩が点在し、目線を先にやると、緑の草原の先に白い風車が美しい。

 風車はどこの景色にも溶け込み美しい。このカルスト台地でもとても綺麗に風景に溶け込んでいる。また、風車と牛も風景に良く溶け込んでいる。5月はまだ寒く、牛も無いかと思ったが、元気に草を食べていた。やっぱりカルストと言えば緑の草原と、白い石灰岩、そしてのんびりした牛だな。
四国カルスト五段高原の展望。開放的な尾根上には緑の芝と白い奇岩が続く。とにかく気持ちが良い。
標高が1400mあり、空が近く感じる。
芝生地では牛が草を食べていた。寒くないのかな? 四国カルストに似合う2機の風車。風車はどこでも様になるな。

 県道383号「四国カルスト公園横断線」は時折森の中に入ったりするが、大体は気持ちの良い尾根上を進む。石灰岩は五段高原ほどは多くない。しばらくして、大野ヶ原に差し掛かると、山の方へ進む道がある。緩やかなつづら折れを上りきると行き止まりとなる。この辺りは源氏ヶ駄馬と呼ばれ、緑の牧草地と石灰岩が美しい。

 いったん県道に戻り、大野ヶ原を過ぎたところで、再び東津野城川林道となり、これをずんずん進んでいくと、やがてR197にでる。こちらの区間もやはり快適な2車線路となっており、お勧めだ。
四国カルストの尾根沿いを走る県道383号線はとても気持ちが良くお勧めの道。 県道383号の終わり付近にある源氏ヶ駄馬は360度の展望が広がる気持ちの良い場所。

 お昼はR197とR320がぶつかったところにある道の駅「日吉夢産地」で食べた。食べたのはアマゴの甘露煮300円(安い!)とキジ丼850円。キジ丼は鶏肉に似た味だが、鶏肉よりも歯ごたえがあり、なかなか美味しい。まさかキジを食べられるとは思ってもいなかったので、ちょっと驚いた。
お昼は道の駅「日吉夢産地」食べた。あまご甘露煮300円は甘辛くて美味しい。 キジ丼850円は鶏肉に良く似た味だが、鶏肉より歯ごたえがあり、美味しかった。

 次なる目的地、佐田岬半島へはR197を通っていった。R197は全線に渡り実に走りやすく良い道だ。大洲市内から八幡浜へ行く最中、ちょっと驚く風景に出会う。それは急傾斜に広がるみかん畑と家々だ。雨が降ったら流れてしまいそうな位急な斜面によくもまあ家を建てたもんだと感心してしまう。
R197はハイスピード路線。気持ちよく飛ばせる。景色も良い。 大洲から八幡浜へ抜けるときに見たみかん畑と集落。よくもこんな傾斜地に集落を作ったものだと感心する。

 佐田岬半島は季節を問わず、風が強いことで知られる。そんな風を効率的に利用しようと、近年では風力発電がとても盛んだ。なんと半島全体で、60機にもなるとか。これだけ風車が集っている半島は他に無いだろう。

 風車を見学するなら「せと風の丘パーク」がお勧め。公園の駐車場には大きな風車がでーんと構え、展望台からは前後に20機程の風車が見渡せる。一番近くの風車にはクワガタの絵が描いてあったりしてなかなか面白い。

 佐田岬半島からこの日の宿がある松山市まではR378を通っていった。R378は海岸線を走るのんびりした道路で個人的にはとても好きな道。ペースはそれほど良くなかったが、穏やかな海の景色がとても癒された。夕暮れ時には海に沈む夕日が綺麗だろう。
せと風の丘パークより。クワガタの絵がなんとも良い感じ。
佐田岬半島は風車が多いことで有名。せと風の丘パーク周辺には20機以上の風車が並び、壮観。 佐田岬半島から松山に向かい走るR378は穏やかな海岸線を走る道路。のんびりした感じで心が落ち着いた。

 この日の宿は松山市道後温泉にある松山YH。ちょっと変わった感じのYHで驚いた。一休みしてから道後温泉に入りに行こうと向かったが、20時を過ぎてもお風呂待ちの行列が絶えず、この日はあきらめた。GWということで、食べ物屋も混んでいて、ガイドブックに載るような店はどこも行列ができていた。

 仕方ないので、小さな寿司屋に入り、寿司を食べる。10貫で3000円ほどしたが、それほど美味しいわけでなく、改めてちょっと高い寿司は私にはもったいないなと実感した。これはきっと良いことなんだろな。。。
道後温泉は夜になっても風呂待ちの列が途絶えなかった。GWやお盆は外したほうが良いかも。 道後温泉の近くのすし屋で食べた特上にぎり3000円位。回転寿司との味の差が感じれなかった。やっぱ俺にはこうゆう寿司は金の無駄だな。





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ツーリングデータ
じゃこ天 特徴 宇和島名産料理。ホタルジャコという小魚のウロコ、頭、内臓をとった後、そのまますりつぶし、型で成型して揚げたもの。骨ごとすり潰す為、カルシウム満点。大根おろしと合わせて食べるとなお美味しい。今回訪れた野中かまぼこの他にも多数のお店有り。
連絡先
場所詳細
0895-25-7711   愛媛県宇和島市堀端町1番53号 →
リンク 野中かまぼこ:http://www.jakoten.co.jp/index.htm
宇和島蒲鉾共同組合:http://wwwi.netwave.or.jp/~eso/
四国カルスト 特徴 標高1450mに広がるカルスト台地。緑の草原と白い石灰岩のコントラストが美しい。標高が高い為に空が近く、見晴らしも良い。とても開放的で気持ち良い場所だ。
連絡先
場所詳細
0889-62-3188 高知県高岡郡、愛媛県久万高原町 → 
リンク http://www.tenguso.com/
道の駅 日吉夢産地 特徴 R197とR320が交差する場所にある道の駅。地元特産の農作物の青空市や鬼北町の味覚が味わえるレストランなどがある。
営業時間 レストラン 10:00〜18:00、 売店 8:30〜19:00
連絡先
場所詳細
0895-44-2340  愛媛県北宇和郡鬼北町下鍵山54 → 
リンク http://www.hiyoshiyumesanchi.com/index1.htm
せと風の丘パーク 特徴 佐田岬半島の中央付近にある公園。公園からの展望は良く、21期もの風車と宇和海、伊予灘の見事な景色が望める。
連絡先
場所詳細
0894-38-0211 愛媛県西宇和郡伊方町川之浜 → 
リンク http://www.town.ikata.ehime.jp/prof/huusha_machi/huusha_gaiyou.html

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