猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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東京ディズニーリゾート
(御前崎、牧の原、遠州大砂丘)


 朝7時にホテルを出発。今日も一日晴れ予報。今日の最大の目的は四国最高峰・石鎚山に登ることだ。石鎚山までの道は車も少なく、快調に飛ばし、8時過ぎにロープウェー山麓駅に着く。

 ここから登山口まではロープウェー(往復1900円)であがる。ロープウェー山頂駅より早速登山開始。初めは緩い登りと下りを繰り返すが、その後はキツイ上りが続く。嫌になりそうになったとき、視界が開け、石鎚山の迫力ある岩峰が目の前に現れた。

 山登りというものは景色が見えると俄然やる気が出るもんである。ヘタレも例外でなく、ここから先は疲れなど忘れていた。
石鎚山登山口まではロープウェーを使い上る。 登山途中より石鎚山の見事な岩峰を望む。石鎚山はかっこいい山だな。
 そして、いよいよ石鎚山のメイン、鎖場の登場となる。鎖場とは急傾斜の岩壁を鎖を頼りに登る場所で、かなりスリルがある。石鎚山は信仰の山として有名で、鎖場は信者の修行の意味合いもあり作られているのかなと思う。

 登山者は特に鎖場を通らずとも、きちんとした登山道があり、そちらを登ればよいのだが、ヘタレは「これを登らずには石鎚は語れん」と迷わず鎖場へ。だって面白そうだもん。

 その鎖場は想像よりも急でなかなかのスリルだった。ヘタレはまだまだ若い(?)ので、へっちゃらだが、年配者やおばさんなんかも登っている人がいて驚きだった。年寄りはアクティブだねぇ。
鎖場はなかなかの傾斜。ほぼ垂直な場所もあり。 振り返るとなかなかスリルある風景が広がっていた。こりゃ、落ちたら死ぬな。
弥山より石鎚山頂上の天狗岳を望む。切り立った岩峰が迫力ある。信仰の山になるのもうなずける山容だ。

 迫力ある頂上より眺めを楽しんだ後、下山。最近下りがそれほど楽に感じんくなったきた。年かな。ロープウェーを降りるとちょっと暑い。山の上とふもとではだいぶ気温差があるな。

 バイクにまたがり、来た道を戻る。道中は川沿いを走っているときに川が少しおかしなことに気づく。岸を含め、川全体が青いのだ。よく見ると青いのは石のせいだと分かった。青い石が川に無数にあり、それが基で青く感じた。うちの親父は造園業をしていて、庭に立派な青石があったのを思い出す。この地方は青石の産地なのかな。
石鎚山への道沿いの川岸は青い。青石が多く、それで青く感じたのだ。造園をしていた親父のことを思い出した。 青い石のせいだろうか、途中にあるダム湖も緑青の色合い。

 石鎚山より、四国を旅しようかとも思ったが、今回の目的は中国地方を旅すること。よって中国地方にもどり、そちらを旅することにした。あまり中国地方に来ることがないから今のうちに行っとかねばというのも理由の一つかな。中国地方は実際の距離より、気持ち的に遠いです。

 今治より昨日走ったしまなみ海道に今日も乗る。昨日は夕景の中走ったので同じ道でもずいぶんと印象が違う。島から島へと渡っていくので当然橋が多く、印象も強い。

まずは1999年に完成した世界初の3連吊橋である「来島海峡大橋」。巨大な橋脚の中を良い気分で通過。しばらく山の中を走り、続いて、伯方・大島橋、大三島橋、多々良大橋を通り、生口島へ。ここでしまなみ海道を降りて、島をゆっくり一周した。特に何があるわけでもなかったが、ゆったりと走れ、気持ちは満足かな。
世界初の3連吊橋「来島海峡大橋」。青い空に生える白い橋脚の大きさに満足。
生口島でしまなみ海道を降り、自転車並みの速度でぶらつく。今度は原付で来ようかな。 独特の形状の多々羅大橋。きらきらした海面よりどどーんとそびえた姿が印象的だった。

 生口島よりいったんしまなみ海道にのり因島に渡る。「きーみがむーねをこがすからーはるがねーつーをおびてーくー。。。」橋を渡った瞬間から頭の中をポルノグラフィティの曲が流れ出す。そう、ここ因島はポルノの故郷。とはいえ、特にポルノ家があるわけでもなく、特になーんもない。ま、当たり前だけど。ちょっと南国ムードがある海岸線を走り、因島大橋展望台へ。
海岸線は一部南国チックなところがあった。どうゆー狙いだ? 南国ムードを演出するよりやっぱり瀬戸内らしさをさりげなくアピールしたほうが良いんじゃないかな。
 しまなみ海道は雑誌ではよく原付で走った様が紹介されている。その訳は各橋に原付専用道があるから。高速道路である車用道路では一旦停止などできず、ゆったりと風景を楽しめない。

 それに対し、原付に乗れば、ちょこっと止まって風景を楽しむことができる(ホントはいかんかも知れんけど)。また、そもそも速度が遅いからゆっくりと風景を楽しめるということもある。

 「あーちょっと100cc位のバイクがほしくなってきたなー。でもお金ないなー」なんて思いながら原付の上を通り、向島へ渡る。
因島大橋は下を原付、自転車、上を車専用道にしている。
因島記念公園より因島大橋を望む。因島大橋を望むこの公園は人もまばらでゆっくり橋を望める。

 向島に渡ったのには訳がある。この年公開された映画「男たちの大和」のロケセットを見に行く為だ。踊る走査線を見て以来映画から離れていたヘタレが実に久しぶりに見た映画の為、ぜひとも見ようと思っていたのだ。そんなわけで映画セット見学の駐車場に行くと、なかなかの混みよう。ま、しゃーねーなと、映画セット行きバス(駐車場からシャトルバスで移動だった)に乗り込み、映画セットに向かう。

 歩いて行けるくらいの距離を走ったとき、ヘタレは度肝を抜かれた。「ぬあにぃ、こんなことがあんのかい?信じられん。こんなに並んでいるんか。」。そう、ヘタレが度肝を抜かれたのは大和の模型でなく、そこに並ぶ人の列の長さだ。少なくとも500人以上いる。見るのに30分もかからんなと考えていたヘタレにはえらい誤算だ。

 しゃーないので、列の最後尾に並び、待つこと1時間!ようやく大和の模型前に着く。見学料500円を払い、いざ大和へ。しかし、あまりにも待たされたので元気もなく、感動もなく。今しかれ見ないということを除いて、舞鶴で自衛隊の軍艦にのっとったほうがいんじゃねーの?などひねくれたことを考えながら、あっちゅーまに見学終了。待ち時間1時間、見学時間10分。ちょっと悲しいねぇ。
菊の門は昔の日本て感じがするね。 大和よりも造船所の風景が印象に残った。船を造るなんてなかなかすごいねぇ。
映画ではもっともよく登場していた対空機関砲。 模型だけあり、裏はハリボテ。鉄骨むき出し君です。

 大和で時間を食った為、暗闇の中今日の宿泊予定地である倉敷のYHに向かう。順調に向かうが、ご飯を済ませて走り出した直後、トラブルに会う。事故ってしまったのだ。

 交差点で青で直進しようとしていたところ、対向車がタイミング悪く右折してきた。避けようとハンドルを切り、ブレーキを握るが、後輪がロックし、あえなく転倒。ころころ転がり、止まる。「やっちまった、ちくしょー」。頭がぼんやりするのとショックで立ち上がれない。バイクを見る。結構やられてそうでなおショック。

 相手が呼んだ救急車が着くころには意識がしっかりして立ち上がり、バイクの様子を見たり、今日はどうしようかなど考える余裕が出てきた。救急車に乗るのを断り、警察の実地検分を済ませた後、病院にいく。どうやら骨には異常はないみたいだ。一安心。

 再び警察に行き、手続きをする。この時の警官はヘタレのことを好かんかったみたいで相手方有利なように調書を書いていく。「くぉらてめぇ、誰の税金で飯食わしてもらっとると思ってんだクソ警官!」といってやりたかったが、言っても始まらんので、言わんとく。そんなかんなで、嫌な気分で手続きを終え、相手方に送ってもらい、ビジネスホテルへ。結局今日もビジネスホテルになっちまったな。

 風呂に入って、明日すべきことをまとめ、就寝。今日はちょっと憂鬱だな。





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