猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その10
ヴェルサイユとビストロ


5/2
6:00起床。今日はヴェルサイユ観光予定。外は曇ってはいるが雨は降っていない。晴れが良かったが、雨が降ってないだけまだましか。

ご飯を済ませ、8:00に出発。チュイルリー公園を横切り、ミュゼ・ドルセー(Musse d'Orsay)駅に向かう。朝のチュイルリー公園はとても静か。公園の木々は綺麗に整列されている。パリは公園も芸術的で美しい。
チュイルリー公園を越えるとセーヌ川(La Seine)にぶつかる。対岸の建物はMusse d'Osay。そう、ミュゼ・ドルセーとはオルセー美術館のこと。今日はオルセー美術館駅から電車に乗るのだ。
歩行者専用のソルフェリノ歩道橋(Passerelle Solferino)は欄干に南京錠がいくつもかかっていた。日本と同じように恋のまじないのようだ。日本の南京錠も外国のを真似したのかな?それとも日本の文化がパリに根付いた?どちらかわからないな。。。
ミュゼ・ドルセーに着き、券売機で初のRERの切符購入。ヴェルサイユまで片道3.25ユーロ。券売機は英語表記対応なので特に難しくはない。
さて切符も買ったし電車に乗るかとホームに行く。案内の電光掲示板を見るとちょうど電車が来るようなので時間もあってるし、まーこれだろうと乗車する。
が、どうも様子がおかしい。一向にヴェルサイユ方面の駅名言わんし。おかしいと思って止まった駅の名前を見ると、なんと間違った行先の駅名ではないか。ぬぉー、間違えた。

次の駅で降りて逆の電車に乗ろうとするが、RERは本数が少なく、20分待ち。結局、エッフェル塔近くまで戻って正しい路線に乗りなおすことに。1時間ロスってしまった。。。
エッフェル塔最寄駅であるシャン・ドゥ・マルス・トゥール・エッフェル(Champ de Marse Tour Eiffel)駅より東(オステルリッツ側)からRER-C線に乗る場合は注意が必要。

C線はヴェルサイユに行く線とPontois や Argenteuilへ行く線とエッフェル塔駅から別れているのだ。

駅の電光掲示板にヴェルサイユに行く線は"VICK"と表示され、行先名には「Versailles ChateauRG」と表示されているのでお間違えなく。。。
さて、駅でヴェルサイユ行の電車を待っていと、よーやく正しい電車が来たが、なぜか伸二郎達が待っている場所をかるーくスルーしてホームのずいぶん先に止まった。

一瞬、なんのこっちゃかわからなかったが、どうやら正しい停車位置は先だったみたいで(それにしては多くの人が走って追いかけていたが・・・)伸二郎達も乗り遅れるもんかー!と走る走る。

母ちゃんも良く走って何とかドアの前まで来たが、無情にもドアが閉まる。「ふんぬー!絶対乗ってやるー!」とそこにいた人たちと一緒にドアに手をかけて締まるのを防ぐと何とか一度開いた、が、また閉まってきた。

絶対乗る!とがんばると中にいた人たちも協力してくれて、ドアが閉まるのを防ぐ。するとそれを見て駅員が仕方ないとでも思ってくれたのか、再びドアは開き、なんとか乗ることができた。

伸二郎達は喜び、中にいた乗客の人も喜んでくれているみたいだった。なんだか人の優しさに触れて幸せな気分。良いね、ローカル電車旅。

電車の中で、伸二郎達同様に走って電車に乗った日本人の人と話す機会があり、エッフェル塔、モンサンミッシェルなどの情報を入手。エッフェル塔はすんごい列で上に行くのを諦めたとか。伸二郎達が行くときには少し空いてると良いな。

電車は30分ほどでヴェルサイユの駅に到着。ちょいと小腹がすいたので駅前のマックに入る。気合を入れて片言フランス語で注文しようと向かうと、なんだかおもしろい機械が置いてある。

これは画面を見ながら注文できるシステムで、これで商品を選び、お金を払い(クレジットカード必要)、発行されるレシートを「Easy Order」と表示されたカウンターに持っていけば商品を渡してもらえるというもの。

これは会話が苦手な伸二郎にはとってもありがたいシステム。いや、マックも便利になったもんだね。
ヴェルサイユ宮殿は駅から歩いて10分ちょい。入場待ちの長い行列ができていた。ああ、あの一時間さえなければ、と後悔したが、どうしょうも無いので、並んで1時間ほど待って中へ。

ヴェルサイユ宮殿は入場料がかかり、入場するのにも時間がかかるが、公園は無料でまたずにいつでも入れる。宮殿は午前中は混むが午後は比較的空いてるみたいだ。

なので、午前中に混まない公園を、午後に宮殿を見るのが良いかもしれない。実際、この日も14時以降なら宮殿に待たずに入れたようだ。
宮殿内は食べ物の持ち込み禁止だった。食べ物は宮殿入口のセキュリティーチェックを終えた後、ロッカーに預ける。飲み物はOK。宮殿内を汚されるのを嫌ってのことかな。

さて、入口も混雑していたが、中もやっぱり混雑。順路に従い人の波と一緒に進む。

基本的には豪華な王家の建物といった感じで豪華な椅子やベッド、天井がなどが多くあった。が、特筆するほどでも無い気がするんだけどなぁ。事前にガイドブックが期待させすぎてたのが悪かったのか、好みの問題か。。。
そしてメインの「鏡の間」へ。

ここは読んで字のごとく、鏡がある回廊で庭に面した大きな窓があり、明るい。シャンデリアや天井画も豪華だ。

しかし、想像していたほどすごくなく、ちょっとガイドブックが褒め過ぎている気がする。まー、これも好みの問題かもしれないが、「うわースゲー」って感動は得られんような。実際、周りの人たちも歓声を上げることは少なかった。
ヴェルサイユは王家のお家だったので、寝室もある。さすが王の寝室と思わせる豪華な寝室だった。夏は暑くないんかな?
こちらはマリーアントワネットの部屋(だと思う。)花柄の明るくかわいらしい模様。これは嫁や母ちゃんには好印象だったみたい。女性は花が好きなんだな。
宮殿をなんだか少し悶々としながら歩き終えると、宮殿を出て庭へ。ヴェルサイユの庭は果てしなく、広く、歩いて回るのはかなりの体力がいるだろう。ホント、庭っていうか、森だな。

とりあえずお腹も空いたのでお昼ご飯を食べていると、空からポツポツと。。。

結局、雨を嫌って庭園観光は中止して帰ることに。

ヴェルサイユ、ガイドブックでは絶賛だが、個人的には行かんくても良いような気がするな。まー、あくまで好みの問題なんだけどね。。。
パリに戻ってくると、メトロのコンコルド駅にプチ音楽団かと思わせる人達がいた。大音量で歌っており、ほかのパフォーマーとは一味違った迫力。そしてやっぱり上手い。パリは本当に芸術豊かな街だ。
ホテルに帰ったあと、夕食まで少し時間があったので買い物をしてマドレーヌ寺院(Eglise Ste. Marie Madeleine)を見に行くことに。

マドレーヌ駅でメトロを降りるとすぐ正面にマドレーヌ寺院はあった。入口は反対側だったので、回ると寺院周りに止めてある車の前後の間隔の狭さに驚いた。いや、なんちゅーか、当たってんじゃないの?

イギリスでも縦列駐車は多く、その間隔も狭かった。兄によると結構きっちりと駐車スペースが決められており、少しでも出てると怒られるとか。それにしてもここの間隔は異常だな。
マドレーヌ寺院はパルテノン神殿を思わせるギリシャ風の教会。他のパリの教会とはガラッと雰囲気が異なる。

大きいし、特徴あるから街を歩いていていきなり出会ったらびっくりするだろうけど、ガイドブックでとてもおすすめと書かれていたので期待しすぎたせいか、それほど感動はしなかった。ガイドブックの読みすぎもいかんな。
ホテルに戻ると、待ちくたびれた母ちゃんと合流して夕食に出かける。今日の夕食はパリのビストロ第2弾。お店はセーブルバビロン(Severes Babylone)にある「レピ・デュパン L'Epi Dupin」。なんと日本語HPを持つビストロだ。

2日前のコントワールの惨敗から少し、いや、だいぶ緊張しながら店に入ると。。。
「こんばんは」という日本語。「えっ、日本語?」とあっけに取られながら席に座る。そして、なんとメニューの説明などはすべて日本語。ペラペラじゃないか。。。店内はほぼ全員観光客&6割日本人。まーそうなるわな。

日本語ができるスタッフもいると聞いていたが、片言程度でほとんど英語かフランス語で話さなければと思っていただけに意外。日本語で会話できることにホッとしながらもパリまで来て日本語かと複雑さもちらり。

まー、でも母ちゃんもレストランでフランス語が話せないことに心配してたみたいだし、ホッとしただろうから良かったかな。

注文は単純明快に前菜とメインとデザートのセット1本勝負。わかりやすい&迷わなくて良い。前菜、メイン、デザートはそれぞれ数種類から選べ、それらの説明もわかりやすい日本語だ。

母ちゃんは菊芋の唐揚げ?
伸二郎はブーダンノワールの餃子っぽいやつ。まー、ボチボチか。
メイン、母ちゃんは鯛のソテー。柔らかく、味付けも絶妙でとても美味しかった。

ちなみに、家に帰ってメニュー確かめるまで、ずっとタラだと思ってた。。。
伸二郎はカモのコンフィ。フランスに来て一度は食べたかった。味はぼちぼち。食べることができて満足。
嫁が頼んだのは牛ほほ肉の柔らか煮、とマッシュポテト。こちらも美味しかった。

デザートは全体的にふつーなお味。

その中でもちょっと変わったもの。ルバーブのサブレとイチゴアイス。ルバーブって初めて聞いた&食べたけど、少し弾力があって不思議な感じ。味はぼちぼち。
チョコのタルト。とても甘く、コーヒー・紅茶と一緒でないときついかな。
コントワールに続く、ビストロ第2弾、日本語も通じ、気楽にビストロを楽しむことができた。日本語が通じ、味も良く、値段もそんなに高くなく(3人で120ユーロ)、「ビストロ」を楽しめるL'Epi Dupin。初めてのビストロにはぴったり。おすすめ。

お腹も気持ちも満足してホテルへ。明日はお城めぐりの予定。晴れると良いなぁ。。。


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イギリス、フランス旅行2012年GW

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