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木曽'05年10月 (寝覚ノ床、御岳ロープ、開田)
矢勝川の彼岸花


 豊田市の中心部で行なわれる挙母まつりは江戸時代から続く伝統ある祭で三河の三大祭の一つ。祭は2日間にわたり行なわれ、見所は2日目に行なわれる、8台の山車が挙母神社に集結する「本楽」、挙母神社から山車が引き出され、街中を練り歩く「曳き出し」、そしてフィナーレを飾る「奉納花火」。
 特に、本楽と曳き出しがお勧め。曳き出しの一番の見所は豊信(豊田信用金庫)前交差点。


豊田市には6年ほど住んでいるが、挙母まつりの存在を知ったのはつい最近のことだった。

挙母まつりは市の中心部で行なわれる祭で、ポスターも中心部のみに貼られている。レジャー雑誌にもでっかく載ってることも無く、そりゃ、わからん訳だ。

最近になって、中心部に引っ越した為、ポスターを頻繁に見るようになり、この祭の存在に気付き、行ってみることにした。

会場である挙母神社に行くと、なかなかの人だかり。屋台も出ていて祭らしい雰囲気。

ここの屋台はなかなかレベルが高く、イカ焼もいつもより大きく、美味しそう。ついつい買ってしまった。
また、広島焼もとても具だくさん。キャベツの量が半端でない。こちらも美味しそうなので、購入。

食べた感じは見たまんま、どっさり入ったキャベツの味が強く、普通のお好み焼きよりあっさり目。女性向かな。
屋台をぶらついていたとき、七福神御一行に出会った。祭の舞台で劇をした帰りみたいだ。なかなか良く出来たお面だな。
屋台村を過ぎると、神社の境内となり、奥に進んでいくと、ありましたありました、ずらりと並んだ山車が。いやー、すごく立派じゃないか。ちょっと感動、来て良かったな。
山車の周りの地面には細かく切られた紙がびっしりと落ちていた。どうやら、紙吹雪を撒いているみたいで、良く見ると、色が数種類ある。聞くと、地区ごとに紙吹雪の色が違うんだとか。
挙母まつりのクライマックスは挙母神社から山車を引き出し、街を練り歩く「曳き出し」。そして、曳き出しの一番の見所が豊信交差点(豊田信用金庫本店前交差点)。

交差点を7台の山車が豪快に曲がる姿を見ようと豊信前交差点には人がずらり。
そして、いよいよ山車の登場。山車は1台ずつやってくる。途中まではゆっくりだが、交差点近くになると急に加速し、勢い良く交差点を曲がっていく。おおー、良いねー。
そして、もう一つすごいのが紙吹雪。曲がる時の勢いをなお盛り上げるかのように山車からは大量の紙吹雪が舞う。これがまた見物人の気分を高揚させて良い。なんだか見てるこっちまで楽しくなってくる。
ちなみに、山車は大きく2段構造になっており、普段あまり見えない下には祭の曲を奏でる人達がいる。
山車の車輪は石で出来ており、軸は木製。車輪が円滑に回るように軸にはオイルを塗っている。こうしないとなかなか動かないんだそう。
7台の山車は豊信前の道路で並んだ後、「泣き別れ」という儀式を経てそれぞれの町へと帰って行く。
帰り際も紙吹雪は豪快。翌日は朝から皆さん掃除で忙しいらしい。
一部の山車は駅前のロータリーを凱旋し、それぞれの町の蔵へと戻る。今まで気付かなかったが、山車をしまっておく蔵が街中にあったんだな。
豪快な山車の曳き回りを見て、大満足で家路に着く。途中、お腹も空いたので、夕食を食べて帰ることにした。

夕食はホルモン好きの伸二郎の意見で「豊田ホルモン」という焼肉屋にした。
中は比較的空いており、ゆったりと食事が出来てよかった。「豊田ホルモン」なんて名前なので、さぞかしホルモンの種類が多いかと思いきや、あんまり多くなく、普通の焼肉屋って感じだった。ちょっと肩透かし。

ただ、ホルモンの味は良かったので、ボチボチ満足。
気分もお腹も満たされたところで、今日は終わりかと思いきや、まだ実は楽しみがある。

実は挙母まつりの最後には花火があるのだ。夏のおいでん花火とは異なり、小規模で時間も短いが、認知度が低く、場所取りも皆無。特等席からゆったりと観賞することができ、結構お勧め。
綺麗な花火を楽しみ、大満足で、挙母まつりは終わった。

8台の山車が勢ぞろいし、迫力あるさまが見れる本楽、街中を豪快に練り歩く曳き出し、そして夜空に咲く美しい花火など、一日を通して楽しめる挙母まつり、結構お勧めです。


場所 愛知県豊田市挙母町
連絡先 0565-34-6642 (豊田市観光協会)
営業時間 -
料金 入場料等無。
HP 豊田市観光協会


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