猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その2



大岳からはいったん大きく下る。目の前には井戸岳の堂々たる姿が見え、なかなかいい気分。
途中からは登山道を離れて雪渓をシリセード。
傾斜は少し緩く、こいつの出番。握りやすさ、お尻の安定感、滑りともになかなか良い。アナ雪、やるじゃないか。
下りきると、大岳避難小屋に着く。ここは無人の避難小屋でトイレなどがある。
小屋の中は綺麗でトイレもある。登山口から頂上までそんなに時間のかからない山なので、あまり泊まる人が多くないかもしれないが、日の出、日の入りの景色を楽しみたいのであれば人も少なそうで穴場かもしれないな。
トイレを済ませて井戸岳への登りかえしを行く。大岳から見たら結構きつそうだったけど、実際には標高差も小さく、きつくない。
振り返り見る大岳。大岳単体で見たら百名山に選ばれるような立派さはない。八甲田は全体を見ないといけない山だな。
井戸岳は大きな火口があり、登山道は火口縁を歩く感じだ。なかなかダイナミックで気持ちが良い。
井戸岳からしばらくは傾斜の緩やかな上り下り。赤倉岳は稜線の一ピークと言った感じで何も目印が無ければ見逃してしまいそうだった。
登山道は赤倉岳からさらに稜線沿いに続いていたが、回り道になるので、積雪期だけの近道を行く。赤倉岳の次のピーク手前から少し笹をかき分けて雪渓にたどり着く。そしてまずは雪渓をシリセード。
気持ちよく滑べれる区間はあまり長くなく、歩きで下る時間が長かった。途中からは雪が切れてないことを祈りながら適当に沢を下り、
無事に上毛無岱付近で登山道と合流。ふぅー、藪漕ぎ区間が無くて良かった。
少し進むと広い場所に出た、ここが毛無岱かと思っていたが、どうやらこのあたりは上毛無岱だったようだ。本当は毛無岱を通って帰ろうと思っていたが、ここで道を間違えることとなってしまった。
そうとは知らず、伸二郎は気分上々で進んでいく。振り返れば歩きし井戸岳・赤倉岳。歩いた雪渓は鞍部に小さく見える。今年は雪が少ないらしいから自由にルートを取れなかったが、例年ならもう少しいろんなところから降りてこれるのかな?
そのままスキーツアーコースの竹に導かれながら下って行く。と、途中でなんかルートがおかしいことに気付く。地図とGPSを見比べて確信する。これは夏道コースにない道だ。

ちょうどスキーヤーが来たので聞いてみると、やっぱりここは夏道には無いスキーツアーのコースで、宮様コースというようだ。毛無岱の広い雪原を歩いてみたかったが、まーしゃあない。酸ヶ湯にはたどり着けるので、このコースで行くか。
途中、一部開けた場所があり、大岳が綺麗に見渡せた。なかなか立派だ。次に来るなら、上達してるであろうスキーで楽しんだみたいな。
宮様コース後半はところどころ結構な急傾斜。アイゼン無いと少し滑ってしまう。ということでシリセードで滑って下る。お尻冷てー。
その後いったん平坦になったあと、最後の酸ヶ湯への下りで再びシリセード。雪は少なかったが、それなりに楽しめたかな。
駐車場に戻り、着替えを済ませたら、明日登る予定の岩手山へ移動。途中の十和田ゴールドラインは新緑の素晴らしい景色。思わず見とれてしまうほどの美しさだった。
ゴールドラインの後はそのまま十和田湖へ抜ける。十和田湖、以前の写真を見ると真っ青な湖面だったが、どうも今日は霞んでいるせいか、色が悪いようで。。。
その後は八幡平を走って夕景の岩手山撮っちゃうもんね!なんて思っていたが、八幡平アスピーテラインは夜間通行止めらしく、17:30〜20:30は通れない。17:30はまだ夜間じゃねーだろ!19:00以降にしろよ!と文句を言ってみても変わるわけないので諦めて岩手山の登山口へと向かうことに。

夕景にたたずむ岩手山は素晴らしく、さすが百名山に選ばれし名峰だと実感。雰囲気は岩木山に似ているな。名前も似てるしな。。。
この日は岩手山の登山口である馬返しまで走って就寝。今日もお疲れさん。


その1 | その2
八甲田 2015年4月

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