猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その1



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前日は愛知から一日かけてようやく道の駅碇ヶ関にたどり着いた。疲れもあってか、いや、いつものことか、寝坊。朝飯を食べて、しばしぼんやりした後、出発。
ちょっと冷えてたからか、調子が悪かったからか、なんだか腹の調子が悪い。これは登る前に心配だと思っていたらさっそくウンコ波到来。たまらずコンビニに入り、10分程戦う。結局、出しきらんまま再出発すると、再び強烈なウンコ波到来。命からがらまたもやコンビニに入り、腹痛を伴うウンコ波と戦う。やれやれ、登る前から疲れてしまったぜ。

空は春霞を通り越して黄砂かと思うほど霞んでいたが、それでも今日のお相手である岩木山はとても目立っていた。津軽平野に聳えるその山容を見るとなるほど百名山に選ばれる理由が良くわかる。
今回利用する登山道は弥生登山道。地図で見て比較的展望が良さそうだと思って選んだが、どうも利用者が少ないようで、登山口までの道がとても荒れ気味。リンゴ畑の中の細い道を進み、本当にここかと思うような細く、笹が張り出した林道を行く。
登山口に着くが、他に車はおらず、休日の百名山とは思えないほど。後で調べてみると、やっぱり弥生コースは利用者が少ないようで、岩木山に登ったことが無い人にはあまりお勧めできない感じだった。

何はともあれ、登山口に着いたので、さっさと着替えて出発しますか。と行きたいところだったが、再びウンコ波到来。幸い、ちょっとおっかないがトイレは有ったので用を足し、事なきを得る。やれやれ、これで終わってくれれば良いが。。。

着替えて、静かな登山道を歩き出す。初めは林道っぽい道。
ほどなく、普通の登山道となり、目印が少ない道を踏み跡を頼りに進んでいく。一部、プチ藪漕ぎもあり、6月とか人が少ない時には迷いそうだ。
しばらく進むと、沢にぶつかり、年季の入った橋を渡り対岸へ。
沢を渡ったところで、少し迷う。どうやら、沢沿いに踏み跡は続いているようだが、地図で見ると夏道は沢沿いでなく尾根沿いにあるようだ。ずっと雪がつながっていたら沢沿いに進んでいくのも良いが、雪が切れて滝とかにぶつかると、高巻きが大変だ。
ちょっと悩んだ末、踏み跡の無い、尾根コースに行くことにした。よく見ると尾根に向かう急斜面の途中に赤布が見える、道は見えないが、やはりここを上がれば尾根コースにぶつかるようだ。適当に尾根に向かって登って行くと、後方に登山者発見。他に登山者がいることが分かり、少しほっとした。
尾根に上がると、笹が目立っているが、夏道と思われし踏み跡を確認できた。ところどころ雪があるが、地図で見れば尾根をずっと登って行けば頂上にたどり着けるようなので、とりあえず尾根を外さぬように登って行く。
途中から登山道はすっかり雪に覆われてしまい、目印も見当たらなくなったが、それまで通り適当に進んでいく。登山道は傾斜も緩く、雪も締まっているので歩きづらくはない。しばらく行くと、前方に登山標識っぽいもの発見。どうやらここが3合目のようだ。
3合目からは目印が定期的に出てきて、より迷わなくなった。少し進むと傾斜がきつくなる。
アイゼンは無くても行けそうだったが、何度かスリップするようになったので、アイゼンをつけたほうが楽と思ってアイゼン装着。さー行きますか。
急登は結構長いこと続き、ふくらはぎが疲れた。地図で見ると姥石なる場所があるが、結局姥石は確認できなかった。

急登がひと段落すると、樹林が少しまばらになり、さらに進むと前方がばーんと開けた。ようやく展望が楽しめそうだ。
さらに登って振り返ると、木々はすっかり無くなり、遮ることのない展望が広がっていたが、いかんせん、今日は霞が強すぎる。霞が無ければ、陸奥湾まで見えるのだろうが、今日は平野がぼやーっとで精いっぱい。まー、仕方ない。とりあえず休憩するか。
その後はずっと展望に恵まれた尾根歩き。気持ち良い。
しばし登って行くと、平坦部になり、前方にピークらしきものが見える。うーん、これが頂上か?どこから登るんだろう?中央突破か、左から巻くのか、右から行くのか?などと考えていたが、とりあえず中央突破の方向で進む。
が近づくにつれてどうも様子がおかしい。中央はちょっとルンゼチックで、急峻な道?の先には木々が見えるが、目印や道っぽいものはない。うーん、頑張って登っても藪漕ぎが待っていそうだ。つまり、ここはハズレか?

スキーツアーコースは左側に巻いているようだし、とりあえず左に進むことにした。

すると、やっぱりここは頂上で無かったようで、巻いた後にようやく頂上が現れる。先ほどのは頂上手前にある耳成岩というもの。やっぱ、おかしいと感じた時はそのまま進まず、良さげな方向に進まんとね。
頂上に向けて直登すると、最後は結構な急登。アイゼン&ピッケルが無いと辛いかな。アイゼン&ピッケルが無かったら素直に右の鞍部経由で尾根道を通ると良いだろう。(そこが本コースのようだ)。

辿り着いた頂上にはボチボチな人の数。祠や小屋?トイレ?があったが、どれも営業前のようで閉まっていた。頂上に要る人の多くが登山者では無く、山スキーヤー・ボーダーのようで、スカイライン終点から入っているようだった。
さて、とりあえず休憩するか。まずは登ってきた道を眺めつつパンを食べる。結構疲れたな。
しばしまったりした後、他の景色を眺めに行く。西にはスカイライン終点から続く火山らしい荒涼とした道。こっちは雪が少ない。
北には津軽平野と遠く日本海。なかなか良い景色だ。
一通り、展望を楽しんだ後、すっかり人のいなくなった頂上を後に山を下りだした。


その1 | その2
岩木山 2015年4月

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