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みずがき山 '05年10月



頂上からは360度の展望が広がっていた。まさに海に浮かぶ山らしく、裾野は海岸線となっていた。下山口の鴛泊の町がずいぶん遠く見える。
頂上のすぐ近くには名物のローソク岩が見える。自然は面白い形を作り出すもんだな。
西を見ると断崖絶壁の向こうに今日登ってきた沓形コースが見える。なるほど、上から見るとこんな感じなんだな。
東には海の向こうにオロロンラインの海岸線が見える。オロロンラインからはずいぶん近くに見えたのに、こっちからだと結構距離があるように感じるな。なんでだろ?
しばらく山頂でぼんやり。ポッカポカの太陽に照らされ、なんだか良い気分。いいねぇ晴って。
山頂でまったりした時間を満喫した後、下山。なんとも開放的な景色が広がり気持ち良い。

景色を楽しみながら、沓形コースの急傾斜を下っていった。
急傾斜が終わると深い笹に覆われた。登山道は地面が削れ、くぼ地になっている。あんまり雰囲気が良くない。もうすぐ木道を作らんといかんかな。人気のある山は登山道の維持にも大変だ。
笹野原から尾根を登り返すと利尻岳の展望が良い長官山だが、あいにくガスに包まれ展望が無かった。

ちょっと待ったがガスが一向に晴れて来ないので、諦めて下山。
登山道はすぐに森の中となった。急傾斜の登山道は時折展望が開けるが、長いので徐々に飽きてくる。
ながーい下りも傾斜が緩まったら終わりが近い。

日本最北端の名水らしい甘露泉水を過ぎたら登山口はすぐだ。
登山路が舗装路になって5分も進むと鴛泊コースの登山口である利尻北麓野営場に着く。

ここから鴛泊まではバスも出ているが、本数が極めて少なく、歩いて下ることにした。
鴛泊港まで下ると先ほどのガスがウソのように利尻岳は晴れ渡っていた。海に浮かぶ山ゆえ、気象の変化が激しいみたいだ。

端整な利尻の眺めがちょっと恨めしかったが、まー、最後に見れただけでも良しとするか。
この後、沓形行きのバスに乗り遅れ、乗り合いタクシーで沓形港に行き、さらにそこからタクシーで見返り園地へ。

見返り園地でバイクにまたがり、沓形キャンプ場に帰ると、夕日を浴びた利尻岳が見えていた。

最北の百名山はいろんな表情を持つ山だったな。。。


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