猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

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その1



8/13
朝、知床岬トレッキングの隊長である阿部さんと落ち合う為、斜里のライダーハウス「クリオネ」に向かう。

クリオネに着くが、阿部さんの姿も阿部さんのバイクも見えない。おかしいな、もう出発しちゃったのかな?中に入ると、屋内にもバイクの駐車場があり、阿部さんのバイクを発見。まだ出発はしてないようだ。ほっとした。

庭のバーベキュースペースとかを見てると背の高い男が走ってきた。
「伸さん、すみません。ウンコして携帯のメールに気付きませんでした」。

こんなに大きかったっけという印象はあるが、2003年に北海道で会ったあの人に間違いない。久しぶりだ。

大きな包み込むような手と握手を交わしたあと、出発へ向けて準備をしだす。少し話し合った結果、今日〜明日の朝は雨降りということもあり、テント撤収とかの時間がかからぬライダーハウスに泊まることにした。

ライダーハウスは岬トレッキングの出発点・相泊に近いマックスにした。
出発の準備をしている途中、CB1300乗りと話す場面があり、阿部さんが軽い気持ち?で一緒に知床行きませんかと声をかける。そんないきなり一緒に行きますなんて言うわけないじゃないですかーと思ったら、「行きます」と。なぬー!

このCB乗り、山さんと言って、もともとは羅臼岳に登る予定だったそう。少し迷ったが、羅臼岳はいつでも行けるが、知床岬はこの機会を逃したら行くことが無いと考え、知床岬行きを決めたとか。その決断力、優柔不断キングの伸二郎には眩し過ぎです!

途中、羅臼ビジターセンターでクマ避けのスプレー(1000円/1日)を借りる。さらに知床岬トレッキングの貴重な情報も手に入れた。途中にクジラの死体が上がって、クマが3匹いるとな。

この情報を聞いて皆、ビビりまくりだったが、最終的に近くまで行ってそーっと横をすり抜けれそうだったら行こうということで決着。緊張するねー。

このあと、道の駅で昼飯を食べ、ライダーハウス到着。

夕方になり、羅臼ビジターセンターで会った若い男女のグループが入ってきた。なにやら熊の宿で泊まろうとしていたらしいが、熊の宿がやっていなかった(主人が亡くなられたのだ)のでこっちへ来たんだとか。

向うのグループはこちらよりさらにクマを警戒していて行くか悩んでたが、マックスのマスターが船でクジラの死骸が上がっている先へ渡してくれるとのことで、結局うちら3人も含め、全員そうすることになった。やる気になっていただけにちょっと残念だなぁ。。。

明日の朝は3:30相泊出港。朝は2:30起きだな。起きれるかな。。。
8/14
2:30アラームの音で目が覚める。周りの人は既に目を覚ましているようだ。

みなさんお早いことでと思っていたら、あとで聞くとずいぶんアラームが鳴っていたのに伸二郎が気づかず、みんな目を覚ましてしまったんだとか。あらま、すんません。

準備をして外に出ると昨晩強く降っていた雨は小雨に変わっていた。予報では今日は回復傾向。昼には晴れる予定だ。

バイクに荷物を積み込み、山さん、阿部さんと相泊に向けて走り出した。

相泊の港でバイクを止め、岬に歩くのに必要なものだけ取り出す。雨で暗い中の作業で少してこずる。そうこうするうちにマスターが早くしろよと呼びにくる。わかってるんだけどねー。

さて、ようやく準備をしてマスターの船に乗り込む。さぁ、いよいよ出港だ。
船は勢いよく港を出て、進む。いやー、久しぶりに小さい船に乗ったからえらくこえーよ。

雨はさらに小雨になり、もうすぐ上がりそうだ。天気はやっぱり問題無さそう。

途中、クジラの死骸が上がっている場所で岸に船を近づけてくれた。なるほど、クマが沢山いる。3匹とか言ってたが、見えてる範囲で6,7匹は居る。どうやらだんだん数が増えているようだ。

この分だと脇をすり抜けていくのは難しかったかな。船で渡してもらって良かったかも。。。
クジラの死骸を過ぎ、さらに最初の難所である観音岩を過ぎたところで船を浜に着けてくれた。送ってくれたマスターにお礼を言っていざ出発。
初めはなんてことない海岸を歩く。高まる気持ちを落ち着けるには良い区間だ。
やがて巨大な岩がごろごろとした岩場となる。登山道とかではないから道を示すペイントとか無いし、どこを行けばいいか迷ってしまう。

岬踏破経験のある阿部さんを先頭に岩の間を通ったり、
巨大な岩をよじ登ったりしながらルートを何度も確認しながら進む。こりゃ初めて来るとき一人だとかなり不安になるな。
でも今回は大丈夫だ。我らには岬踏破男、阿部隊長がついているのだ。このバカに見えるほどの自信満々っぷり、恐れるものなど何もない!
まー、そんなかんなで楽しみながら荒々しい海岸線を進んでいくのだった。なかなか面白い場所だ。
海岸線には鹿の死体も数多く合った。崖から落ちたのか、冬に餌が無くて飢えてしまったのか、襲われたのか定かではないが、自然がありのままに残る知床ならではの景色だな。
岩場をしばらく進むとメガネ岩という穴の開いた断崖に着く。ここはその開いた穴を通って行く。
こんな感じ。なんだか冒険してるって感じでいい雰囲気。
穴を通過すると、海沿いのギリギリの岩場を進んでいく。満潮とか波の高い日だったら結構怖いだろうなぁ。
メガネ岩の岸壁を過ぎ、少し崖側に高巻きをして下ると、目の前にちょっとしたロープのついた斜面が現れる。

ここはロープこそ着いているもののなくても十分登れるので使わずに登ったほうが良い。
なぜ、使わずにと言ったかと言うと、ここのロープは固定がしっかりせずかえって危ないからだ。こんな輪っかが岩にかかっていたが、そのかかっていた岩ももろく、すぐに崩れてしまった。

ロープに頼って全体重を預けたらスカを食らって後ろへ落ちてしまうことにもなりかねんのでここは無で行くのが良いとおもうなー。。。
このロープの斜面を過ぎるとモイレウシの海岸に出る。ここは小さな川が海に注ぐところで鮭の遡上があり、釣りポイントとなっている。この日も船で渡してもらった釣り客が鮭を狙っていた。

知床岬までにはこういった場所が何か所かある。誰もいない最果ての断崖ロードを想像している人には少し意外な風景かもしれないな。
釣果は爆釣とまではいかないにしろ、ボチボチみたいだ。
そんな釣り客を見ながらここで軽く食事休憩。時刻は7時、今日の干潮は7:40ぐらいだからこれから進む剱岩の水没危険個所には最高の潮だろう。


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