猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

北海道、東北 上信、北関東 南関東 北アルプス 八ヶ岳、中央/南アルプス 西日本 登山装備紹介
みずがき山 '05年10月



9/15
中央道を北へ。渋滞も無く、順調。長野方面は渋滞することが無くて良いね。

梓川SAにつき、レストランで夕食。どれにするか悩んだが、長野っぽいものがセットになった「おひさま定食1500円」にした。

結果、ちょっと失敗だったかな。蕎麦は香り良くつゆの味も良く美味しかったが、それ以外の品の味が濃すぎてイマイチだった。おすすめは単品の蕎麦かな。
ちょっと良いなぁと思ったのが箸の袋に書かれたアルプス。いかにも長野に来たぞって感じがするし、山の名前もきちんと書いてあって山名を覚えるのに使えるしなかなか良い。
豊科IC(10月7日からは「安曇野IC」になるらしい)で下りて白馬方面へ走り、20時くらいに雨飾山の登山口である雨飾キャンプ場に到着。

既にたくさんの登山者の車が止まっている。トイレも自動販売機もあって快適な駐車場で車中泊。明日晴れてくれますよーに。
9/16
5:10起床。空を見ると素晴らしい晴天。

「こいつぁ、願ってもない。ガスる前に頂上に着くのだ!」とダラダラ人間に思えぬマッハ準備で5:30出発。
登山口からすぐはちょっとした下り。そしてしばらく平坦な木道。
木道が終わり、少し進むとベンチのある場所に着く。ここから急登の始まり。しばらくは展望の無い急登が続く。
やがてあたりにブナが目立つようになると傾斜も弱まる。このあたりがブナ平で見上げるブナの森が美しい。
ブナ平から少し進むと平坦な道となり、さらに進むと下りになる。そして正面の視界が開け、突然明るい景色が飛び込んでくる。

緑の森と荒々しい岩壁。尖がった岩峰が印象的な雨飾山だ。なかなか素敵じゃないか。
展望地からは急な下りとなり、下りきった場所が荒管沢(あらすげさわ)だ。荒管沢は冷たい水が流れており、また正面には天を突く雨飾山も見え、休憩に最適。
荒管沢から登山道は右手(矢印のところ)にあるのだが、伸二郎は一度間違えて下の写真の中央の沢を登ってしまった。すぐに気付いたが、人が少ない時期だと間違えやすいかも。

ハッキリしない道に入った時は正しい道か確認しましょう。
さて、無事登山道に戻って歩き出すと、きっつい急登が始まる。滑りやすく、特に下りでは注意が必要だろう(実際、下りで何度か転びそうになった)。
展望の無い急登を進むと視界が開けてくる。ここからは常に展望を楽しみながらの山旅。雨飾山は早くに展望が開けて良い。
いつもなら展望が見えだすとまったり登るのだが、この日は違った。いつになく焦っていたのだ。朝は晴天とは言え、まだ暑いこの時期、早い時間からガスってしまう可能性も高い。

天気予報だと下り坂のようだったし、振り返った先に見える山々にも怪しげな雲が。早く頂上に行かねば。。。
なんて考えていたら頂上付近にも怪しげな雲が!いかん、これはマズすぎる!
急がねばと思うが、結構な急登でペースも上がらない。目の前の空はあんなに青いのに。あと1時間持ってくれれば頂上で景色を拝めるのに。何とか晴れたままでいてくれ。祈るようにひたすら歩み続ける。
だんだんと岩が多くなり、ところどころ傾斜がとてもきつくなる。ハシゴもいくつか出てくる。ちょっと気になるのがハシゴのスポンサーが書いてあったこと。雨飾山のハシゴはアサヒビールの寄付金で架けられたそうだ。

みなさん、雨飾山に登ったあとはスーパードライで乾杯してあげましょう。
急登を終えると、稜線の道にぶつかった。視線の先には緑の草原の向うにたたずむ雨飾山の姿。時折ガスが流れるが、頂上にかかる雲は無い。これはもらったぜ!


その1 | その2
雨飾山 2012年9月

登山-上信、北関東へ戻る登山トップへ戻る