猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その2



天気もどうやら持ちそうな感じだし、焦る気持ちも無くなり、まったり稜線歩き。稜線は花が多く、珍しい巨大なアザミなどもあって目を楽しませてくれた。
ふと右を見ると霞の先に日本海。山から海が見えるのはなんだかとても不思議な気分だ。
南を見れば、高妻山がくっきりと見える。どうやら、先ほどまで湧いていた雲は朝方、谷に溜まっていた夜霧が上がってきたもののようだ。上空まで湧き上がる雲はなく、しばらく天気は安定しそうだ。安心。
頂上まであとひと登りということろで大きな谷が見えた。ここは荒管沢で、先ほどまで下から見ていた場所を上から逆に見下ろしている形だ。それにしても荒々しい落ち込みだな。
頂上までは最後の急登を残すのみ。晴れた頂上はもらったようなもの。展望を楽しみながらゆっくりと登って行った。
雨飾山は西峰と東峰の双耳峰で、どちらも広くない。頂上の碑は東峰にあり、ほとんどの人が東峰で休憩していた。登山口から2.5時間、お手軽な山だ。
頂上の碑の下には募金箱。登山道整備に使われているそう。整備に感謝して募金しといた。
雨飾山は頂上からの展望が素晴らしい。

まず目に飛び込んでくるのは谷を隔てて見える後立山連邦。白馬、五竜、鹿島槍の稜線が実に美しい。
南を見ればシルエットで浮かぶ戸隠連峰。にょっきり飛び出た高妻山と荒々しい稜線の戸隠山(西岳?)が印象的だ。
東を見れば美しい緑の峰々。奥に見えるのは焼山と火打山。
一通り景色を眺めた後は人が少ない西峰でまったり昼食。北アルプスを眺めながら食べたおにぎりが美味しかった。コンビニおにぎりは美味しいねぇ。
頂上でまったり景色を楽しんだ後、名残惜しくも頂上を離れる。登山口に着いたのは頂上から2.5時間後。登りと同じだけ時間がかかってしまった。

車で着替えを済ませ、出発したのは12:00前。こんなに早く帰路に着くのはめったにない。なんともお手軽な山だ。

帰り道、白馬五竜にある蕎麦屋「山人」で昼食をとる。
頼んだのはざるそば大盛。結構量があったので普通サイズでも良かったかな。

味はしっかりした味付けのつゆに薄味の蕎麦があってぼちぼち美味しかった。やっぱ長野は蕎麦だな。
お腹も膨れたところで家路へ。

途中、松川ICあたりで眠気に襲われ、単調な高速を下りてR153で帰ったり等あったが無事に帰宅。

雨飾山、3時間で頂上にたどり着ける気軽さと、北アルプスをはじめ360度の大展望でなかなかお勧めの山だ。


その1 | その2
雨飾山 2012年9月

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