猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

北海道、東北 上信、北関東 南関東 北アルプス 八ヶ岳、中央/南アルプス 西日本 登山装備紹介
その1


毎年10月に一年で一番気合を入れた登山をすることにしている。去年まではチャレンジアルプスと題してアルプスを攻めていたが、今年からはなかなかいくことができない北関東と東北をターゲットにすることにした。

どこにしようか迷ったが、ルートがハードでなるべく若いうちに落としておきたかった越後三山に決めた。天気は上々の予定。良いじゃないか。

10/17
相変わらずの遅め出発で中央道を北へ。豊田飯山ICで下りて24:30位に本日の宿泊地である道の駅ふるさと豊田に到着。キーンと冷えた夜だった。

10/18
6:00過ぎに起床して出発。朝霧の立ちこむR117を北へ北へ。十日町からR253で魚沼の盆地へと降りて行く。ガスはすっかり晴れ、正面には今回登る越後三山の姿が見えていた。八ッ峰が印象的な八海山は標高2000mに満たないが、圧倒的な存在感だ。酒の名前になるものうなずける。
今回は登山口と下山口が少し離れているのでチャリンコ持参。下山口である荒山の駐車場に行き、チャリンコをデポしておく。
そして登山口である大倉の森駐車場(坂本神社近く)に向かう。大倉の森の駐車場はほとんど車も止まっておらず、晴天の百名山とは思えないほどだった。後でわかることだが、八海山はロープウェーや南側の登山コースからがほとんどでこのコースは利用者が少ないようだ。
着替えを済ませ、まずは坂本神社に向かう。坂本神社は立派な杉が立ち、なかなか雰囲気のあるところだった。今回の登山の安全と晴天を祈って神社右側に続く登山コースへと進んだ。
森の中の緩やかな登りを行くと、赤い鳥居があり、分岐を八海山方面へと進む。
八海山大神を過ぎると踏み跡は少し薄くなる。登山道には草が張出し、地面は粘土質で滑りやすく、快適でない。
斜面をトラバース気味に登って行くと尾根に出て、急登を進んでいくと水場がある。さらに進むと岩に絵が描かれた場所がある。ここが不動明王だ。岩に描かれるのはあまりなく、ちょっと新鮮。
その後、いったん展望が開けるが、あとはひたすら展望の無い樹林帯を登って行く。急登にちょっと疲れた頃、鉄のハシゴが現れ、登りきると雨池に着く。

山と高原地図の表記よりも少し登ったところにあるような気がする。GPSもやはり少し外れたところに池があったので、国土地理院の地図が間違っているのだろう。

雨池は池というよりも水たまりがあっているかな。とにかく小さい。
雨池は展望が結構よく、東には越後駒ヶ岳の雄姿が見える。右の三角のピークがグシガハナ、左の傾斜のキツイ沢がオツルミズ。こうしてみると越後駒はなかなか険しい山だ。
西には魚沼の平野が見える。有名な魚沼産コシヒカリを作っているのだろうか?田んぼが沢山見られた。
雨池から先も急登が続くが、長くはなく、ほどなくロープウェーからの登山道にぶつかった。さすがにこちらは登山者が多いようで道が非常にはっきりしている。
ただ、足元は結構泥んこだったのでスパッツが欲しい。山全体が粘土質なのかな。
ロープウェーからの道はしばし平坦で紅葉を見ながらのまったり歩きがつづく。正面に見えるのは薬師岳。どっしりした山容だ。
小さな池がある場所を過ぎると急登となる。既にお昼を過ぎていたので下ってくる登山者が多く、たびたびすれ違い待ちとなった。すれ違う登山者は多くがグループ、ツアー者だった。八海山は山容こそ厳めしいがロープウェーを利用したお気楽に登れる山のようだ。

急登を行くとほどなく六合目女人堂に着く。女人堂には避難小屋があり、中はとても綺麗だった。トイレもあるし、休憩には良い場所だ。
女人堂から再び登って行くと祓川(はらいがわ)の水場がある。水は豊富に出ており、涸れることはなさそうだ。水はそこまで澄んだ感じでは無かったが、調理に使う分には問題ないだろう。
祓川からは急登の連続。道幅は狭く、やはりすれ違い待ちが多かった。おかげで足を休ませる時間が定期的にとれて良かった。
薬師頂上手前には長い鎖のある岩の斜面がある。登りなら鎖に頼らずとも十分行ける。
鎖場を過ぎれば後は楽だ。傾斜の緩い道を展望を楽しみながら行くだけ。振り返れば魚沼の平野の向うに北信の山が見える。登ったことない山域の為、山の名前がイマイチわからないな。
薬師岳からは八ッ峰や越後駒、中ノ岳の眺めが素晴らしい。
明後日歩く予定の中ノ岳から越後駒へ続く稜線。細かなアップダウンがあり、体力が要りそうだ。
すぐ目の前には八ッ峰の岩峰。どうやってあそこを登るんだろうな。。。


その1 | その2 | その3 | その4 | その5 | その6
越後三山 2014年10月


登山-上信、北関東へ戻る登山トップへ戻る