猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

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その6


グシガハナへの道は階段があったりしてなかなか整備されていた。いやー、階段って素晴らしい。今回の登山道を通ってその素晴らしさをすごく実感できたなー。
グシガハナへの道からは荒々しい沢の向うに見える中ノ岳が綺麗だ。沢屋はこの沢を登ってきたりするんだろうか。私には理解できないすごい世界だな。
グシガハナで休憩した後は急降下の始まり。あの右に見えている沢まで降りてくのか。ずーっと傾斜がきついわけだ。さぁ、頑張って行くか。
グシガハナからはすぐにきっつーい下りが始まった。木々に景色を阻まれ、木の根に足を取られ、なかなかキツイ。
森の中から出たら滑りやすい笹の道を急降下。笹を掴みながら転びそうなのをこらえ、これまたキツイ。
再び森の中に入ったが、足元は笹と落ち葉で傾斜も強く、こけないようにするのに必死でやっぱりキツイ。グシガハナからの下りはとにかくどこもキツイ。
途中でちょいと疲れて座り込んでしまったが、そんな時救ってくれたのが山の木々。紅葉のピークは過ぎていたが、それでもなかなか美しく、それまでの沈んだ気持ちがウソのように後半は明るい気持ちで下ることができた。やっぱり秋は良い。
一旦傾斜が緩まり、尾根の左右の展望が開けた。休憩しながら景色を眺める。越後駒から北西に延びる尾根は激しく切れ落ちており、ここから見ると壁のようだ。越後三山が岩山だと実感する風景。
その後も急傾斜は続いたが、順調に下って12:40に十二平に到着。いやー、これで急降下は終わりと思うとホッとした。
十二平からは林道だった道を行く。道はところどころぐちゃぐちゃだが、危険なところはなく、淡々と歩けばよい。
今回の登山では季節的なこともあり、花の姿がほとんど見られなかったが、十二平からの道は花が多かった。特にこの白い花が目立ったな。なんの花だろう。
十二平からの道沿いにはいくつか滝が見られる。岩山らしい。
沢を越えるところはコンクリの橋があるが、沢の水が道を少しだけ流れているところがあった。普段は全然問題ないが、岩山ゆえ、雨が降った時の水量の変化は早く、特に大雨の時は結構な流れが登山道を横切ることになるだろう。地図に増水時渡渉不可と書いてあるのもうなづける。
林道は渓流沿いを通り、景色はなかなか良い。山を登らずとも紅葉期には結構見どころあるところだと思った。
林道歩きは長いかと思っていたが、45分程で千の沢小屋に到着した。ちょうど雨が本降りになってきたので、急いでデポしていたチャリンコに乗って登山口である大倉の森へと向かった。
車に戻り、着替えを済ますと登山が無事に終わった安堵感と歩き切ったという充実感があふれてきた。帰りの長い道のりは退屈だったが、気分は悪くなかった。。。


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越後三山 2014年10月


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