猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その2



雪渓は最近の雨の為か、葉っぱとか多くてあまり綺麗でなかった。初めからアイゼンをつけても良かったが、まずは無しだとどんなもんかを確かめたくてアイゼン無しで歩きはじめる。

傾斜はまーまーでところどころ凍ってたりもするが、登りならちょっと滑りやすいくらいで特にアイゼンなしでも問題ないかな。
途中からアイゼン装着。今日は6本爪にした。

アイゼンつけたことで足が重くなったが、グリップが利くようになるのでトータルで疲れはどっこいどっこいか。まー、滑って転ぶ確率は減るので付けた方が無難。
雪渓は基本的にどこを歩いても良いのだが、端っこは落石の危険が高くなるので、基本的には真ん中を進むのが良いだろう。道案内用の鯉のぼりが設置されているので、迷ったら鯉のぼりを目指せば良い。
針ノ木峠まで雪渓を行くと思っていたが、マヤクボ沢との分岐より手前で登山道を再び行く形となる。ガスっている時は少しわかり辛いので鯉のぼりを見逃さぬ様。
登山道を進んでいくと雪渓が融けて沢が現れる。そのまま沢沿いを登って行くと沢は二つに分岐しており、登山道は写真の右手に続く。このあたりが最後の水場となるので沢の水を汲んでおくとよいだろう。
沢の上部で何度か雪渓の横断があり、最後は茶色の斜面の急登となる。針ノ木峠まではあと少しなんだが、最後に急傾斜が続くのでなかなか足が前へと進まない。針ノ木は春も夏も疲れる。
そんなとき、力になるのが高山植物。雪渓からしばらく花の姿が見えなくなっていたが、このあたりで再び花が多くなり、へばった心を励ましてくれる。
チングルマ。綿毛の方が好きだが、花もなかなか綺麗。
花に励まされ、最後の急登を終えると針ノ木小屋到着。小屋は多くの人で賑わっていた。時刻は15:30。扇沢から4時間か。なかなか頑張ったじゃないか。
小屋に入りテン場の申し込みをすると、大盛況の様で、すでに普通のところは埋まっていた。

サイトとサイトの間にかろうじて1つだけ張れるスペースがあるらしい。それ以外だと針ノ木方面へ10分程登った登山道脇になるとのこと。

サイトとサイトの間ですると申し込んだが、伸二郎の後からきたオッサンがもう登りたくないとごねる。小屋の人に聞けば上の場所の方が眺めが良いと言うのでごねオヤジにサイト間の場所を譲り、伸二郎は上の場所にすることに。ちなみに、上の場所はテン場ではないが、料金は同じ(600円)だった。

混み合うテン場を針ノ木方面へと歩き出す。
テン場からは船窪方面や裏銀座の山々が望める。展望も良くなかなか良いテン場だ。
小屋から針ノ木方面は最初なかなかの急傾斜。一部こんな場所もあり、気楽に散歩って感じではないか。こりゃ、トイレに行くのかなり億劫だな。
10分程登ると確かにテントが張れそうなスペースがあった。キャンプ禁止とばっちり書いてあるが、テン場がいっぱいになった時は止む無くここで張ってもらうようにしてるみたいだ。
伸二郎が張ったのは道の北側写真の左側。ここだと蓮華岳や正面に爺ヶ岳、鹿島槍が望めそうだ。小屋の人のセリフから想像するほど眺めは良くないが、人も少なくて静かだから良っか。

一つ気になるのは目の前に「キャンプ禁止」って看板があることかな。通過してく人は「なんだこいつ、こんなとこ張ってマナーの無い。」なんて考えてんだろーなーと思うと、少し残念。まー、なるべく気にしんとこ。。。


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針ノ木岳、蓮華岳 2013年8月

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