猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その1



5/17
GW明けの休日はGWの満足感からあまり頑張って出かける気がしないのだが、実はGWよりもずっと魅力的な季節だと思う。

GWは春霞で遠くの景色はいまいち見えづらいのだが、この季節は空気がとても澄んでいて、遠くの景色もしっかり見えるのだ。また、新緑はハッとさせられるほど美しく、樹林帯も苦になりにくい。

そんな景色が美しいの人は少なく、GWに比べるとずっと静かな山歩きが楽しめる。できるならGWよりもこの季節に長期連休を取りたいものだ。

そんな魅力的な季節にどこを登ろうか迷ったが、よく見るブログで常念が出ており、それがとても良さげだったので、常念に行くことにした。

相変わらずの遅出だったが、安曇野ICから一の沢Pまでが30分もかからない位と予想より早かったので日付を越えない位に到着。車は10台位止まっていた。程々に入ってるんだ。

寝袋を広げて就寝。明日、綺麗に晴れますよーに。。。

5/18
5:30起床。準備をして外に出ると、結構な車の数。案外登山者多いんだ。
駐車場から登山口までは1qちょっと離れており、まずは登山口に向けて舗装路を歩いていく。

のんびり歩いていこうと思っていたら、問題勃発。ウンコ波だ。下っ腹にどーんと響く鈍痛。これは間違いなく下痢の痛みだ。登山口までは歩いて20分位だと思うが、耐えられるか?
押し寄せるウンコ波に身をよじらせながら耐えるが、こうゆう急に来るウンコ波は限界が近いもんだ。この日も例に違わずすぐに限界を迎える。もう駄目だと茂みを見ながら歩いていたが、なんと幸運にもトイレを発見!すんでのところで事なきを得た。いやー、助かった!

この小屋、冷沢小屋という無人の小屋で泊まれはしないけど、トイレは使用できる。駐車場からすぐだから、駐車場でトイレに行きたくなった場合の利用先として良いだろう。
最初で最大の?危機を乗り越えた後は快調に林道を歩いて登山口到着。ここにはトイレも水も登山ポストもある。実際には車で来る人が多いだろうからこっちでなく、駐車場にトイレを作って欲しいなぁ。
ちなみに、タクシー料金はこんな感じ。公共交通組や縦走組の人はご参考に。なお、登山口付近は携帯は不通。ちょっと下に下るか、稜線上からなら通じる。
登山届を出して登山道を歩きはじめる。初めは樹林帯をなだらかに登る。真夏のようなうっそうとした感じはなく、新緑が爽やかだ。
ずっと沢沿いを歩いていくかと思っていたが、すぐに高巻きになった。前に登ったのがだいぶ古いので記憶があいまいだが、こんなとこあったっけな?登山道変わったような気がするな。
高巻きはすぐに終わり、再び沢沿いの道に戻ったところで山の神に着く。今日の晴天を祈って先へと進む。
登山道は沢沿いの樹林帯を行き、時折沢に出る。清々しい沢の流れは盛夏にはさぞ気持ちが良さそうだ。
登山口から1時間ほどで王滝ベンチ到着。しっかりしたベンチがあるかと思いきや、木の切り株があるだけで、ベンチらしきものは無かった。ベンチはいまいちだが、水場があるので休憩には良い場所だ。
その後も沢沿いの樹林帯を行く。単調になりがちな景色だが、時折渡る涸れ沢が少し景色のアクセントとなる。
やがて付近に笹が多くなってくると、広い雪渓に飛び出した。正面には常念の姿。ここから雪渓を登りつめても登れそうだが、傾斜がちょっときつすぎるかな。ここはおとなしく目印通りに進むとしますか。
一旦谷筋に入ると木々や地面が顔を出し、少し歩きにくい。アイゼンを着けた足元には歩きにくい。
15分も進むと谷はすっかり雪に覆われる。雪は結構硬く、滑りやすいのでアイゼンを着けて歩いたほうが楽だ。
雪渓を歩いていくと左から広い沢筋が合流する。沢の上部を見るとどうやら常念岳直下付近までつながっていそうだ。帰りにシリセードで下れそうなラインを確認した上で右の沢を進んでいった。
すると、すぐにまた沢が分かれる。右の沢の方が広いが、ルートは左の細く、急な沢が正しい。
ただ、この沢、小さな落石跡もあり、そんなに安心できる様にも思えない。長居はせず、さっと通り抜けたいが、傾斜が急なのでそれもできず。まー、落石があったら気づくように上だけは向いとこ。
急な沢を登りつめると常念乗越到着。目の前には槍穂の稜線がどどーん飛び込んできて気持ちが良い。と同時に風がなかなかの勢いで吹き抜けてきた。稜線の鞍部は風の通り道になっていてなかなか寒い。上着を着込んでちょいと休憩しましょか。


その1 | その2
常念岳 2014年5月

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