猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その4



素晴らしい晴天の下、誰もいない頂上で心行くまで景色を楽しむ。まずは谷を挟んでどっしり聳える五竜岳と槍穂から剣岳にかけての大パノラマ。青空に映える景色が素敵じゃないか。
北には不帰の瞼を経て白馬まで続く稜線。グッチと歩いたな。

こっちはもっと夕暮れ時のほうが綺麗だろう。テントを持って来れば夕景を楽しめそうだ。でも、テントどこに張るんだろう?
東には唐松頂上山荘とその背後に広がる上信の山々。見てるのは浅間山と四阿山かな?高度感があってこちらもなかなか素敵な景色。
ふと不帰の瞼への稜線を見ると、ひとりのスキーヤーが滑走準備をしていた。どうやらルンゼを滑走するつもりらしい。

しばらく見ていると滑走を始めた。ひらりひらりと軽やかに滑って行き、唐松沢へと消えていった。あんな急なところはちょっと怖いが、山から滑って下山するのはちょっと魅力的だ。うーん、来年は山登り&ボード滑走登山だな。。。
ぼけーっと風景を楽しんでいると、お次のグループが登ってきたので、名残惜しくも頂上を後に。

飛行機雲が景色に花を添え、いっそう美しさを増した五竜にありがとうを言って頂上を後に。良い頂上だった。
下りは実に楽ちん。あっちゅーまに唐松頂上山荘付近まで戻ってきた。

風はだいぶ弱まったみたいで、振り返った唐松岳の上空にはうす雲がかかっていた。雲がアクセントになり、一層素敵に見える。唐松岳、見てよし登ってよしと実に良い山だ。
下りはすっかり風も弱まり、痩せた尾根も安心して通過できた

。強風に飛ばされそうだった丸山もすっかり穏やかに。午後の柔らかな日差しに気分も和らぐ。ようやくまったり登山が楽しめた。
下ノ樺まで戻ってくると、結構急な斜面に穴を掘っている人が数人。もしやと思って尋ねると、やっぱり雪洞を掘っているらしい。雑誌やガイド本では見たことあったが、実際に掘ってるところを見るのは初めて。

しっかし、結構な斜面で大丈夫かしらん?朝寝ぼけて出たらそのままあーって滑っちゃったりして。。。考えすぎか。
八方池を過ぎ、だだっ広い八方ケルン付近の斜面をまったりと歩く。ここまでくれば登山というより雪原の散歩。気持ちがいいね。

それでいて白馬三山のこの景色。いやー、贅沢。

白馬三山は上の稜線から見るよりもこのあたりから見るほうが落差が強調されてかっこいいかな。
ちょっぴりモアイと化した八方ケルンに心和みながらリフト乗り場へと下って行った。八方ケルン、いつから顔が付いたんだ???
八方池山荘まで戻ってくると、アイゼンを外してリフトに乗り込む。下りのリフトに乗るのは伸二郎一人くらいでゆったりと乗ることができた。

楽しそうに滑るスキーヤー、スノーボーダーを眺めながらのまったりリフト。下りのリフトも悪くないもんだな。
リフト、ゴンドラを乗り継ぎ、駐車場へと戻って来た。春を感じる暖かな日差しの中、家路へと着いた。


初めて冬季に唐松に登ったが、登山開始から頂上まで素晴らしい景色が堪能でき、危険個所も少ない。実に素晴らしい山だった。

吹きっさらしの尾根道が続くため、荒天時はお勧めできないが、晴天時はとてもおすすめ!


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唐松岳 2011年3月

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