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みずがき山 '05年10月



連休2日目の4/30(金)、いつもどーりに予定時刻から遅刻して出発。世間では出勤(平日なので)の人も多く、高速は混むことも無くすいすい。

おかげで目的地である穂高駅にはバス乗車に間に合う時間についた。今日はここから燕岳登山口である中房温泉行きのバスに乗る予定だった。

が、晴れているはずの山にはどっかり雲がかかり、気温もかなり低い。最近、ヘタレ具合に磨きがかかった伸二郎は心配になり、燕山荘に電話。すると燕岳から大天井、常念へと向かう縦走路にはトレースが無いとのこと。

初めてのルートでラッセルをしながら行くのはかなりヘビー。不動の心配性オブザイヤー伸二郎にはもはや燕から縦走する気はさらさらなくなっていた。「今年は涸沢まったり山行にしよっと。。。」
かくして涸沢に行くべく移動。登山口である上高地へは沢渡からバスで行く。沢渡駐車場までは穂高駅からR147→県道278号→R158とつないで行った。

久しぶりに走った県道278は古い道で住宅地の中を走る。懐かしい風景にうれしくなりながら快走。何年か前もバイクで走ったっけ。

12:30沢渡到着。沢渡駐車場はなかなかの車の入り。端っこにバイクを止め(駐車料300円×4日=1200円)、上高地行きのバスに乗車。乗客は10人程度。時間もあるが、空いている。

上高地に着くと、空にはどっかり雲。おまけに雪も降ってくる始末。寒い。
あんまりにも寒いもんだから、身体を暖めようと河童食堂で温かいそばを食べる。

山菜蕎麦はなかなかのお味。温かいそばにこころもホッとなった。
身体も温まったところでいざ出発。今日は横尾まで歩き、そこでテン泊予定だ。

上高地から徳沢までの道は一部で雪があったが、ほとんどは写真のように夏道と変わらない状態。アイゼンは不要だ。
上高地から横尾までは標高差わずか120m。ほぼ平坦な道だけど、時折小さなアップダウンがある。

普段ならなんでもないが、久しぶりのテン泊装備を担ぐ伸二郎にはとても辛かった。やっぱり久しぶりの登山でテン泊装備ってのはきついな。
穂高や槍ヶ岳はとても美しいが、ちょっと嫌なのがアプローチの長さ。横尾まではなんの変哲も無い風景がながながと続き、退屈だ。

この日もやっぱり退屈に歩いていたが、そんな伸二郎を思ってくれてか、森の住民が挨拶をしに来てくれた。

出てきてくれたのは猿の群れ。草木をついばむその姿はなんとも微笑ましくて、うれしくなった。ありがとう猿ちゃん。
猿に心和んでいたとき、ふと草の間に見慣れない花を見つけた。直径は5cmくらい。結構大きい。このときはなんだか分からなかったが、後で蕗の薹(ふきのとう)とわかった。蕗の薹初めて見たな。結構大きいんだな。
2時間ほどで徳沢に着いた。徳沢のテン場には既に沢山のテントがあった。ここのテン場は広く、きれいな芝生地でいつ見ても良い雰囲気だ。
徳沢には名物らしいソフトクリームの看板が。一度食べてみたいけど、こう寒くちゃね。夏に来る機会があったらソフト食べてみようかな。
徳沢からしばらくは夏道を通っていたが、広い河原に出たところで夏道は雪に埋まり、代わりに河原にある新しい道を歩くこととなった。
この道、土砂工事用の新しい車道だと思っていたが、一部森の中を通るし新しい夏道になったのかな?
広い河原を歩き終えるとやっとこさ横尾到着。早速横尾山荘にてテン泊の手続きをする。
テン場は橋の下にある川沿いの場所とトイレ、水場に近い場所の2つに別れる。選んだのは後者。だって目の前に前穂・屏風の景色が広がる素敵なロケーションだから。

雪が無い部分は先客がいたので、雪の上を整地してテント設営。うーん、良い場所だ。
テントを設営すると、夕飯。今日はクリームパンとお湯で戻すだけのナポリタン。どちらもなかなか美味い。

ご飯を食べ、外を見ると、前穂にかかっていた雲が取れ、前穂の頂上が見えてきた。明日はきっと晴れる。楽しみだ。

食事を取ると、睡魔が襲ってきた為、あっちゅーまに眠りに着いた。明日は素晴しい一日になりそうだな。。。


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