猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その2



2/3(日)
就寝時に降っていた雪も止んでおり、とても良い天気。絶好の登山日和だ。

リフト券を買って前回と同じようにリフト終点まで行く。今日は気温も高めで寒くない。良いね。
ツアーコースに行く前にこいつを装着。今回はちゃんとスノーシュー持ってきたぜ。
ツアーコースを歩き出すと、前日の雨の為か、雪が締まっており、全く埋まらず。んー、今日ならツボ足でも行けてたか?

スノーシューの効果もありそうだけど、前回のような深雪とは違うから、単純にスノーシューの効果は比較できんかったな。

埋らなければちっともきつくなく、良いペースでツアーコースを進む。雪煙が舞っているので風は強そうだが頂上も快晴で展望良さげだ。
順調に進み、前回3時間かけて到着した位ヶ原への最後の急登に1.5時間かからず到着。前回はこの急斜面で埋まって撃沈したっけ。

どこを進もうか迷ったが、今日は雪の状態もよさそうなのでまっすぐに登ってくとにした。傾斜が強く、ジグザグを切って正面を登って行く。
少し疲れたが、特に問題なく通過。登りきると、すぐに大雪原かと思いきや、少し木々があり、この木々を抜けると、
ババンと位ヶ原の大雪原。トレースは風で吹き消されて無いが、進む方向は単純明快。肩の小屋の鞍部に向けてまっすぐ進めばよい。
時折吹く強い風に足を止められながらも順調に進む。北を見れば穂高連峰。あちらも良く晴れている。西穂とか言ってる人いるんかなぁ。
位ヶ原は吹きっさらしなので風が強く、シュカブラもところどころに発達している。雨の影響か、常にそうなのかわからないが、帰りに滑る時、硬くて滑りにくそうだなぁ。
ちょいと疲れつつ、肩の小屋に到着。風裏かと思いきや雪で埋まって風裏無し。むぅ、リラックスできないじゃないか。
スノーシューからアイゼンに履き替え、パンを食べた後、いざ剣ヶ峰へ。

ここからは雪が風に飛ばされているのであまり足が埋まらないので良いが、その風にすこし耐えないといけない。
頂上へは稜線の東側を巻いていく。冬だと西からの季節風の風裏になって風の影響が少な目で良い。ただ、大量の降雪後だと雪崩が少し心配になるなぁ。
まっすぐでいいのか、もう少し上に行ったほうが良いかなどあれこれ考えながらトラバースしていき、このルンゼの直登を超えたら、剣ヶ峰はすぐだ。
よし、もらったぜと登頂を確信していたが。。。この場所から風が強烈だった。

なぜか頂上までボードを担いできた伸二郎はもろに風にあおられ、立って進むことができない。風をこらえつつ、四つんばいになって登っていく。

すると、頂上から降りてきた人が、「ここが山場だ、ここを越えたら風は弱まる。頂上はすぐだ。」と教えてくれた。

ありがたい。よーし、登りきってやるぜと力を振り絞って雪壁を登り切ると、頂上が見えた。

が、風は依然強く、まっすぐ進むことができない。気を緩めたら稜線から吹っ飛ばされそうだ。ぬぅ、こんなはずでは。。。

しゃがみこんでは少し進むを繰り返すが、進みはひどく遅い。頂上は目と鼻の先だが、果てしなく遠く感じる。
やがて全身の筋肉が悲鳴を上げ、しゃがみこむ。クソ、なんで頂上までボード担いできたんだ俺は。。。

このままボード担いで進んでは体力が消耗して帰りに強風にやられてしまいそうだ。ボードを置いていきたい。どこか風裏はないかと探すが、それらしきものも見当たらない。クソッ。

どんどん体力が奪われていき、これではいかんとしゃがみこんでパンを食べようとしたとき、不注意で片方の手袋が飛ばされる。

あ゛ぁー。。。

意気消沈し、もう頂上に行く気力が無くなる。我ながらなんという精神的弱さ。とりあえず死なずに帰れる体力だけはつけようとパンを食べる。

と、人間不思議なもんで、食べるとなんだか元気が湧いて来る。
「俺はまだいけるぜ!立てー立つんだ伸二郎ー!」

再び立ち上がり、頂上に向かおうとするも、風にあおられ、こらえた時、足をつる。ぐぉー。。。

カンカンカン。
終了のゴングが鳴り響く。最終12ラウンドでテクニカルノックアウト負けだ。

予備の手袋をはめて、美しい景色をちらちら見ながら、四つんばいで登った雪壁を下りる。と大して風がきつくない。風が弱くなったのか、下りは楽だったのか。

また戻って頂上にチャレンジするか?
いや、もう、そんな元気はない。。。
結局、頂上付近の斜面は状態も悪く、滑れるような感じでなく、肩の小屋から滑り出しとなった。ボードを頂上まで担いでいった意味はまったくなかったな。。。
シュカブラが発達した位ヶ原をよたよたしながら滑り切り、位ヶ原への急登部のパウダーを楽しんだ後、スキー場まで滑り切る。

そのままスキー場を滑り切り、駐車場へ。もやもやしながら家路に着いた。

今回は頂上の目と鼻の先で撤退と言うとても恥ずかしい結果となった。一番の原因は精神面だと思うが、ボードを担いでいったこともかなりのウエイトを占める。

稜線の風は強烈だったが、ボードを担いでなければ立って歩くこともできただろう。今度行くときは肩の小屋にボードを置いて行こう。

稜線の風、なめてたな。
今回はちょっと意気消沈。

次は頂上にたどり着けるかな。いや、きっと行けるさ。
次はきっと晴々した景色と気持ちで頂上に立ってるさ。むぁってろよー頂上〜!


その1 | その2
乗鞍岳 2013年2月

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