猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

北海道、東北 上信、北関東 南関東 北アルプス 八ヶ岳、中央/南アルプス 西日本 登山装備紹介
その6



9/9
夜中に風の音で目が覚める。テントが大きく揺れ、耳を澄ますと風に混じってパラパラと音がする。どうやら雨が降っているようだ。天気は下り坂で午後から雨が降る予報だったが、だいぶ早くなったようだ。

今回は星空撮影あきらめだ。ちょっと残念だな。

再び寝て、4時頃目を覚ますと風は一層強く、雨も本降りになっている模様。食事をしながら止むのを待つが、一向に止む気配がない。テント撤収時に雨は嫌だなぁ。

しばらくウダウダしていたが、止みそうにないので、ついにあきらめてテントを出る。横殴りの雨の中、テントを撤収して、出発。辺りはガスに包まれ、展望は無かった。
雨はずっと降り続け、綺麗な景色もなく、淡々と槍沢を下って行く。馬場平に着くとザックの重さに耐えかね、少し休憩。ガスの中にうっすら北鎌尾根が見える。昨日は上からこちらを見下ろしてたっけ。

馬場平から30分ほどで槍沢ロッヂ到着。行動食を食べてしばし休憩。まだまだ続く上高地への道を歩く体力を補給した。
槍沢ロッヂからはしばらくアップダウンがあったのち、平坦な道となる。沢沿いを通る登山道は雰囲気が良い。雨も小降りになり、日もさすようになって木々が緑に輝く。このあたりはあまり苦痛でないな。

沢を2,3つ超えると横尾に到着。中高年登山者や山ガールで大変な賑わいだ。秋の連休はすごいことになりそうだな。
横尾からはおなじみの道を淡々と歩く。相変わらず長い。

河童橋に着くと長い道のりを歩き切った充実感でいっぱいだった。

おなじみの河童食堂に行き、遅めの昼飯。今日はかつ丼(1350円)。味はぼちぼちかな。
河童橋から梓川沿いの道を歩く。穂高はガスに包まれていたが、明神は顔を出し始めていた。天気は回復傾向みたいだ。天気予報が変わったのだろう。
上高地から新島々へのバスは微妙な混雑具合で臨時バスが出るほどではないが、通常便だけだといっぱいいっぱいな感じ。臨時便を出してゆったり座らせて欲しかったが、それは嫌みたいで補助席を使い座ることに。

以前乗った時は下に荷物を預けておけたが、今回は預けておけなかったので車内はなかなかの混雑っぷり。またちょうど学生登山グループと重なってしまったので足の踏み場も無いくらいのザック祭り。

沢渡駐車場まで窮屈な時間が続くのであった。
バスの終点新島々からは松電に乗って松本へ。
松本からはJRに乗換え穂高駅へ向かう。穂高駅はJRの大糸線で行く。大糸線は松電のホームのすぐ向かい。乗換えはとても楽。
大糸線に乗るころには辺りはすっかり晴れていたが、車窓から見える稜線には雲が結構かかっていた。8月に蝶ヶ岳に登った時もあんな感じだったのかな?
穂高駅からはタクシーでしゃくなげ荘駐車場へ。料金は1900円也。最初にも書いたが、穂高駅近くの登山者駐車場に止めておけばこのお金は不要。

しゃくなげ荘駐車場で靴を履きかえ、日帰り温泉に浸かりに行く。服を着替えていたら大天井のテン場から同じ道を歩き、何度か一緒になった神奈川の登山者と再開。お決まりの温泉とはいえ、ここで出会うとは意外。

穂高駅近くに駐車場があることを知ったのはこの登山者から教えてもらったから。有益な情報どうもでした。
風呂へ入り、さっぱりしたのち、家路へ。

高速を順調に走り、23時に家へ。嫁とニャンコに迎えられ、今回の登山も無事終了。

燕から槍への表銀座コース、ちょっと距離は長いが、景色良くとてもおすすめ。


その1 | その2 | その3 | その4 | その5 | その6
表銀座縦走(燕〜槍) 2011年9月

登山-北アルプスへ戻る登山トップへ戻る