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みずがき山 '05年10月



7/13
予定より出発が少し遅れたが、いつものこと。大して気にならない。

気になるのは、足のツッパリ感。パソコンなど体を動かさない作業が続いているため、血行が悪くなって運動もしてないのに筋肉痛状態。

久しぶりの登山っていうのに、登る前からこれじゃあ足がつるのも時間の問題だな。無事に予定のテン場までたどり着けるかな。途中で足がつって、ペースダウンして午後の雷雨にあったらどうしよう。。。

高速を走ってる間考えていることは、どっちかと言えば不安なことが多かった。久しぶりの登山ってのに、登る前からイマイチなこと考えとっちゃいかんな。

高速を豊科ICで下り、しばし走って本日の目的地である道の駅安曇野松川に到着。今日はここで車中泊だ。

7/14
5:30、アラームで目が覚める。パンを食べた後、さっさと出発。空は晴れ渡り、絶好の登山日和を感じさせる。

白馬村に入ると白馬三山や唐松岳の見事な山容が視界に入ってきた。青い空に残雪をわずかにまとうアルプスが映える。最高じゃないか。
1時間ほどで栂池ゴンドラ乗り場駐車場に到着。準備を済ませ、ぼーっとしていると係員が駐車料金を徴収しに来た。料金は1日300円なり。

本当はさっさとゴンドラに乗って登山を開始したかったが、残念ながらゴンドラは8時オープン。仕方がない。平日は空いていて良いが、ゴンドラの開始時間が遅いのが残念だ(夏休み期間は7:00オープン)。

ゴンドラの開始時間が近づいてきたので、チケット売り場に行くと、信じられない光景が目に飛び込んできた。なんじゃこの天気予報は!
おかしい、つい前日の天気予報では2日間とも晴れ予報だったのに。1日でこんなに変わるんか?信じられん。

しかし、山を見るといつの間にやらどんより雲が湧いてきて、先ほどまで綺麗に見えていた稜線は全く見えなくなっていた。今日天気悪いの〜?

天気がイマイチと知ってテンション下がりまくりだったが、明日は晴れて素晴らしい景色が楽しめるはずなので、それを希望にゴンドラに乗り込んだ。
ゴンドラを降りると、3,4分ほど歩きロープウェー乗り場へ。3月に来たときはこのロープウェーがやってなくて苦労したなぁ。

そんなことを考えながらロープウェーに乗り込む。ロープウェーは伸二郎が3月に2時間かけた行程をたった8分で移動した。文明の利器ってすごいね。。。

ロープウェーを降り、まずは舗装路を栂池自然園入口まで歩く。
なだらかな舗装路はウォーミングアップにはもってこい。高山植物を楽しみながらまったり歩くと観光地っぽい建物が立ち並ぶ栂池自然園入口に到着。

そういえば、前登った時もこんな建物あった気もするな。前登った時のこと全然覚えてねーな。
道なりに進むと建物の右側に登山道の入口発見。さー行きますか。
既にガスの中に入っていたので、登山道からの展望はわからなかった。道は木道だったり岩がごろごろしてたりするが、おおよそキツイ登り。

高山植物は多いので、花を見ながらひたすら我慢の登りが続いた。
傾斜が緩くなったと思ったら木道が現れ、天狗原到着。3月に来たときは一面の雪でだだっ広い原っぱといった感じだったが、目の前には木々も映える湿原が広がっていた。

雪のある季節からは想像できないな。
木道を歩いてくとややわかり辛い登山道となる。残雪期は岩に書かれたペイントの目印が消えてたりしてややわかり辛い。木の枝につけられた赤布などを頼りに進めば間違えにくくて良いだろう。

登山道を進んでいくと白馬乗鞍の斜面の雪渓にたどり着く。結構残ってるんだなぁ。
滑っても死なないだろうし、アイゼンなしでもグリップしそうだが、スリップによる足の体力のロスを減らしたかったので軽アイゼン装着。心配な人は8本爪などのアイゼンを装着すると良いだろう。
雪渓を登り切り、つづら折れの道を少し歩くと白馬乗鞍のだだっ広い頂上に着いた。残念ながら雲がかかっていたので、解放感は無い。

うーん、青空が恋しい。
頂上のケルン過ぎ、ロープに導かれ白馬大池を目指す。

登山道は岩だらけで岩の上を歩いていく感じ。ぼんやり歩いていたら、ちょっと滑って転びそうになった時にバタバタを大きな音を出した。

その時、ふと後で何か横切ったような気がして見ると、ライチョウだった。ハイマツの茂みに隠れているが、ちょこんと顔を出してバレバレだ。いつみてもかわいらしい。

ライチョウの挨拶でそれまで沈みがちだった心も少し和む。天気が悪くっても山は良いことあるねぇなんて思ったら雲が切れて白馬大池と青空が見えた。驚いて、思わず心の中で「うぉー夏山最高ー!」と叫ぶ。

やっぱ夏山はこうでなくっちゃ。


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白馬三山 2011年7月

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