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その5



360度遮るもののない頂上には4,5人の登山者がいるだけでとても静か。視界はどこからでも得られ、登山者が集中することはない。素晴らしい景色を気兼ねなく楽しむことができた。
白馬鑓からの景色と言えばまずはこれでしょう。

杓子、白馬岳へと続く稜線。

なだらかな西側と荒々しい東側のバランス、杓子、白馬の峻険な山容が素晴らしい景観を作り出す。
反対側を向けば天狗のなだらかな稜線と背後の北アルプスの名峰の数々。この上なく開放的で美しい。
東に目を向けると、雲海の向うに八ヶ岳と富士、南アルプス。富士は八ヶ岳の一員みたいだな。面白い。
しばらく展望を楽しんだ後、大展望を眺めながらつづら折れの道を下った。景色に目を奪われてこけんようにしんとな。ある意味危険な道だ。
白馬鑓からあっちゅー間に天狗&鑓温泉の分岐についた。振り返る白馬鑓は白さが際立つ独特の山容。白馬から見るのとはまた印象が異なり面白い。

素晴らしい展望にありがとうを言って分岐を鑓温泉方面へと下って行った。
稜線から鑓温泉方面への下りはなかなかキツイ。急傾斜なのが一つの原因なんだが、そのほかに理由がある。
それはこのガレガレ祭り。急傾斜な場所にこのガレ。すぐに足元が滑る。疲れた状態でこの下りを行ったらこけること間違いないな。
そんなガレガレ祭りを終えると小さな雪渓の横断。特に危険でないが、大雪渓などに比べて登山者が少なく、ステップが弱いのでちょっと注意。
雪渓の横断を終えるとあとはひたすらつづら折れに下って行く。地味に疲れるなここ。
つづら折れを下り切ると、森の中へと入っていく。その前に振り返って一枚。雪渓は登山道の隣でずっと続いており、ソリとか持ってたら楽に早く下ってこれそうだ。今度来るならヒップそり持ってこよ。
森の中に入ってもしばらくつづら折れの道が続くが、途中から岩場が登場。

この岩場、案外手ごわい。岩が滑りやすい上に逆層が多く、足、手のグリップが効かせにくいのだ。

鎖はしっかり整備されているので、鎖をつかんでいれば大丈夫なんだが、油断してると思わぬ大けが(というか一部は死に至る場所もあり)になるので十分注意のこと。
岩場を過ぎるとほどなく、大きな雪渓にぶつかる。登山道は雪渓の脇にあるのだが、まだ雪に埋もれており、雪渓を歩くことになった。

雪渓上のコースは旗が立っており、わかりやすいが、そのコース上にいくつも落石と思われる岩が落ちていたので落石には注意が必要だろう。

大雪渓もそうだが、雪渓には落石がつきものなのか?
雪渓を歩いていくとほどなく、白馬鑓温泉到着。かの有名な温泉への入湯料は300円。なかなかお値打ちだが、入ったあと、再び靴下をはくのが嫌だったので今回はスルー。

ちなみに、外湯は限りなく開放的でいいのだが、登山道から丸見えで入っている人も通っている人もちょっと恥ずかしい。


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白馬三山 2011年7月

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