猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その6



鑓温泉でカロリーメイトでパワーを補給していざ出発。珍しい湯の川をまたぎ、登山道は下へと続いていた。
やがて登山道は再び雪渓にぶちあたる。結構長そうだったので、軽アイゼン装着。今回は活躍してんなー。
雪渓上には旗が立っており、コースはわかりやすく思える。しかし、実はこのコース、とても迷いやすいのだ。

下の写真を見ると登山道は雪渓にそってずっと続いているように見える。。私もそう思った。手前に見える旗はまっすぐ続いているように見えるし、直感的に下山=下に下る と誰もが抱く考えに合致する。
しかし、実は登山道は途中で大きく左に逸れているのだ。そしてさらに予想外なのは道が上っていることだ(下の写真参照)。

私も初めは「えっ、本当にこのコースあってんのか?合流してる他のコースを俺は逆に進んでんじゃないのか?」と目を疑った。

しかし、谷の下へ進む雪渓上にコースの目印はなく、左へ逸れるコースにはしっかりと旗が続いている。地図を見て確認する。間違いない。左へ進むコースが正しいコースだ。

今日は視界がはっきりしていたからよかったが、濃いガスに包まれたりして視界が悪いときは道を間違えても不思議でない。実際に迷う人も多いらしく、地図にも「迷」マークがついていた。なるほどね。
その後、設計のトラバースを何度かするが、道が悪く、結構気を使った。一部の雪渓は急傾斜の谷に沿ってできており、その雪渓上には岩がごろごろして、いつ落石が起きても不思議でなかった。

雪渓以外にもザレた斜面のトラバースなどは道も狭く、崩れやすく案外危険な場所が多かった。鑓温泉を経由する人は余裕を持った計画を立てて、慎重に通過するようにしたほうが良いだろう。
雪渓のトラバースを終えるとひたすら低い木々の中のトラバース道。この辺も地味に疲れる。救いは豊富に咲いた高山植物。ミヤマカラマツやミヤマキンポウゲの群落はとてもきれいだった。
極めつけはこれ、キヌガサソウ。初めて見たときその大きさにびっくらこいた。まさかあんなにデカいとはね。

花は5、6cmを越え、葉っぱに至っては30、40cmにもなる。もともとチングルマとかと一緒位と思ってたからいっそうびっくりした。もはや高山植物の大きさではないな。
高山植物に励まされながら何とか小日向峠までたどり着く。ここを超えれば後は下りだけだ。ふぅ〜。

峠は展望が利かないので、峠手前で歩いてきた道を振り返る。こうしてみると鑓温泉はなかなか急な場所にあるんだなぁ。

ちなみに、迷いやすい雪渓上のコースはこんな感じ。まさかの登りがあるのでご注意。
峠を超えてちょっと行くと白馬岳の展望が利く場所があるが、残念ながら雲が湧いて白馬は見えなかったが、十分堪能してきたので別にいいや。
その後はひたすら下る下る。森の中、草原、森の中と周りの環境は変化するが、それ程楽しい道でなく、この辺は仕方ないかな。
下りのそろそろ(いやだいぶ)飽きてたなーといったころ、植生が変わったことに気付く。それまでの低い木々からブナ?ダケカンバ?の大きな木が目立つようになってきた。

このあたりまで来るとゴールはもうすぐ。大きくなった沢の音に励まされながらプルプルする足を前へと進める。
すると猿倉から白馬尻への林道に到着。いやー、よく頑張ったな俺。ってまだ猿倉ついてねーって。

猿倉はここから10分ほどかな。
そしてようやく猿倉到着。今度こそホントのゴール。いやー、頑張りました。

さすがに平日とあって猿倉はずいぶん静かだった。本当はここからバスで白馬駅まで行きたかったが、残念なことに7/15(今日!)までは土日しかバスが運行していない。

平日休みは空いていて良いんだが、バスやロープウェーといった交通機関の便がやや悪くなるのは痛いね。
仕方がないのでタクシーに乗ることにした。できれば白馬駅まで乗合でそこからバスで栂池に行きたかったが、それらしい登山者もいないし、さっさと帰りたかったので、一人でタクシー乗車。行先は栂池にした。

栂池までは5300円位。一人にはちょいとお高い値段だが、まーしゃあない。

心地よい窓からの風に吹かれながらタクシーは栂池へ。車に戻り、ちょいと着替えて帰路に。

帰りの高速は渋滞もなく、予定通り下りるICへ着いた。ゲートをくぐるとき、出てきた値段にびっくり。しばらく1000円高速に慣れていたのでなかなかのショック。

まー、しゃないか、これが本来の値段だ。知らん間に税金で払われているより良いし、そんくらい建設費かけて作ってるって実感できてかえって良い。お金をかけずに作れてタダで乗れるなんてまやかしだ。

何はともあれ、今回は天気にも恵まれ、素晴らしい夏山が楽しめて良かった。白馬岳は誰もが憧れる夏山らしい景色が広がりとてもおすすめ。この夏の候補にぜひ!


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白馬三山 2011年7月

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