猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その1



しばらく後ろ向きな気持ちになっていた。それが嫌で、その気持ちを少しでも振り払いたくて、白馬に行こうと思っていた。白馬に行って、大好きな景色を眺めたかった。

でも、イマイチ後ろ向きな気持ちに勝てず、白馬の距離、晴れないかもしれないというマイナス思考に支配され、白馬に行けずにいた。

しかし、ついに迷う必要のない天気の週末が来た。金曜を休みにしていたので、混雑も回避できる。ようやく白馬に行くことになった。

7/30
相変わらずの遅出で猿倉までたどり着けず、梓川SAで就寝。蒸し暑い夜だった。

7/31
当然のごとく寝坊。こりゃ駐車場は満車かと思いながら白馬へと走る。白馬へは8:00位に着いたろうか。すると、猿倉への林道の入口でゲートのようなものがあり、係員が脇に立っていた。猿倉の駐車場がいっぱいになったらゲートを閉めるようだ。

看板には満車と書いてあるし、ここからバスかーと思っていたら、「空いてるよ、通って良いよ」との声。よっしゃ!!今回は俄然行ける気がしてきた。

林道を走り、猿倉へ。猿倉に車で来るのはこれが初めてだ。広い駐車場なんてあるのかな?なんて思っていたが、山荘の手前の入口を進むとあったよ広い駐車場が。こんなところがあったなんて驚きだ。
それでもどうやら残りは3台位だったようで、ギリギリセーフだった感じだ。平日でもこの入り。いやー、良かった。

だらだらと着替えを済ませ、久しぶりのテン泊装備を担いで出発。

猿倉山荘で登山届を出して、山荘横の道を歩きだす。
道はブナの森の中を通っていた。青々としたブナが良い雰囲気だ。
程なく林道にぶつかり、その後は林道歩きとなる。夏の日差しが容赦なく照り付け暑い。でも大丈夫、先週の反省を生かして今日はたっぷりと飲み物を持ってきたから。
林道を歩き切ると、再び登山道となり、ほどなく白馬尻に到着。
白馬尻は大雪渓の入口。目の前に大雪渓を見ながら休憩ができる。今年は雪は少ないようで、手前はすっかり沢が出ている。途中はガスっているようで、白馬の頂上は見えない。
白馬尻の看板。甘い山はきのこの山だけだそうです。まー、確かに北アルプスには甘い山は無いかな。。。
白馬尻から15分程で大雪渓に着く。今日は6本爪アイゼン。4本にしようか迷ったが、おっさんになったのでより安心な6本にした。
大雪渓はガスっており、風も吹いてすごく涼しかった。半袖だと寒いくらいでシャツを着て登った。体が火照る登りではありがたい。
1時間20分程登ると大雪渓終了。涼しげで実に気持ちが良かった。
アイゼンを外して大雪渓を振り返る。手前右側にはクレバスができており、そちらに行かないように係員が声をかけていた。人気の登山道は違うねー。
ここからがきつかった。雪がなくなり、気温は上がり、傾斜もきつい。汗が湧き出てくる。
そんな中、元気をくれたのは豊富に咲く高山植物。白馬は景色もきれいだが、高山植物も実に綺麗だ。本当に白馬は良い山だな。
暑さに耐えながら登って行くと、登山道脇に雪解け水が流れていた。飲用でないような看板も離れたところにあったが、暑かったので、がぶがぶ飲んだ。冷たくて美味しかったなー。
冷たい雪解け水で元気を回復して登って行くと、再び雪渓が現れる。これが小雪渓で、ステップが切られているし距離は短いので、人が少なければアイゼンも無しで良いが、すれ違いの時とか、アイゼンがあったほうが安心かな。

まー、伸二郎はめんどくさかったので、つけずに歩いたけど。。。
小雪渓の横断の後は再びキツイ登り。このころになると、足に疲れも溜まっているので、今までよりもさらにきつく感じる。ただ、そこは北アルプス、低山のような猛烈な暑さは無く、止まればそれなりに涼しい。
そして途中からはお花畑も現れて登山者を元気づけてくれる。やっぱり白馬は良い。
振り返ればガスを従えて聳える杓子。アルプスらしいダイナミックな景観。
そうこうしているうちについに白馬岳頂上宿舎に到着。いやー、お疲れさん。さぁ、水場で冷たい水を飲もう!


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白馬岳 2015年7月


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