猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

北海道、東北 上信、北関東 南関東 北アルプス 八ヶ岳、中央/南アルプス 西日本 登山装備紹介
その4



旭岳からテン場に戻る道もまた綺麗な高山植物で彩られていた。初めて稜線の西側へ行ったが、花が綺麗でとても良い道だ。旭岳まで行かずとも稜線すぐ西側のお花畑は訪れる価値があるかな。

ハクサンコザクラ。
コバイケイソウ。今回はこの花が一番印象に残った。
テン場に戻ると、ほとんどのテントが無くなっていた。もう8:30だもんな。みんな出発しとるわな。
さて、テントに戻ってしばしうだうだ。予定では杓子・鑓とピストンするつもりだったが、時間が遅くなって鑓までは厳しそう。杓子は登ったことが無いからできれば登りたいが、ちょっと考えてしまうな。まー、とりあえず腹が減ったから飯でも食うか。。。

あいかわらずのウダウダぶりを発揮していたが、飯を食うと元気が湧いてきて、心は決まった。よし、杓子に行こう。

飲み物と小腹が空いた時用のおやつを持って出発。丸山から振り返ると緑の白馬岳がどーんと聳えていた。白馬は眺めてもまた良しだな。
そしてこれから向かう杓子。相変わらず良い景色だ。これぞアルプスの景色。
まー、アップダウンはそれなりにあってそこまで楽ではないんだけどね。我慢できる位だから頑張りますか。
杓子への登りはガレの急登。足元が滑りやすく、より体力がいる。道は2つくらいあって、よりジグザグで緩い傾斜の方がおすすめ。
登りきると杓子頂上。東側は鋭く切れ落ちており、見るだけで足に電気が走る。おっかない。
北には白馬、旭岳の景色。眼下には小雪渓。景色としては鑓からの方が良いかな。
南には緩やかな稜線とその向うに鑓。気持ちの良い尾根歩き。良いね。
尾根歩きは距離が短く、すぐに斜めに下りだす。
緩やかに下って巻き道とぶつかったら白馬岳方面へと戻る。巻き道は傾斜も緩く、景色を楽しみながらまったり歩けて良い。
途中で杓子を振り返る。ガレの特徴ある山容。登ってしまえばそこまですごい景色があるわけではないが、その頂を踏めて、そのことが分かって今日は満足だ。
帰りも登り返しがそれなりにあるが、途中の景色が疲れを和らげてくれる。どこまでも続く青い空、緑の大地、なんだか良いじゃない。
緑の草原の向うに見える剱もまた良し。本当に白馬は歩いていて気持ちが良い。
丸山に戻ってくると、既に今日登ってきた人たちのテントが結構張られていた。もう11:30だもんな。その一番手前にマイテント。トイレ、水場から多少遠いが、静かで景色もほどほど良くって実に良い場所だった。次から来るときも混んでるときはあそこにしよっと。
テントを撤収して12:30下山開始。今日は土曜なのでさすがに登山者が多い。すれ違いで下りは思うようには早く下れなかったが、疲れていたのでちょうど良かったかもしれない。

大雪渓まで来るとどこでも歩けるようになるので、自分のペースで下れる。で、ちょっと飛ばし気味にいったらより疲れてしまった。
白馬尻で少し休憩した後、猿倉へと足を進めた。途中、ザックの重みに耐えかね、何度か高山植物を見ながら休憩。ピンクの混ざるカラマツソウの色合い、綺麗で好きだな。
最後の林道歩きを終え、猿倉山荘に到着。CCで乾杯。お疲れさん。
駐車場に戻り、着替えを済ませ帰路へ。久しぶりのテン泊は少し疲れたけど、素晴らしい景色に出会えて本当に満足だった。やっぱり白馬は我が登山の聖地だな。


その1 | その2 | その3 | その4
白馬岳 2015年7月

登山-北アルプスへ戻る登山トップへ戻る