猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その1



なんと今年はテン泊を1度もしていない。鎖骨が完治してないので、その前に一度テン泊登山をして、気になるところを押さえておきたい。じゃあどこに行こうかと迷うが、迷ったら一番好きなところに行くのである。

8/5(金)
猿倉登山口Pに着いたのは25時位だろうか、既になかなかの入りである。さすがは夏の白馬である。明日の晴天を祈って就寝。お休みのすけ。

8/6(土)
7:30ぐらいに起きて、ぼちぼちと準備をする。素晴らしい晴天の中、8:30出発。駐車場はもう満車かな。
夏らしい暑い日差しの中、順調に進み、白馬尻へ。
白馬尻の前にはどどーんと白馬岳。なかなか気持ちの良い風景だ。白馬尻でもテン泊ってのも良いかもなぁ。
今年の雪渓はとても雪が少なく、スタートがずいぶん上からだった。雪渓自体にもクレバスが多くみられて状態は余り良くなかった。

それでも、ひんやりした設計は暑いこの時期にはとても気持ちの良いものだった。
始まりも遅ければ、終わりも早い。こんなとこ通るの初めてだ。雪渓に埋もれて見えなかった景色が見えるのはなんだか新鮮。ただ、崩れやすい斜面のトラバースなので、歩きにくいし、ちょっと落石にも気を使う。やっぱり雪渓歩きの方が良いな。
ようやくいつもの雪渓終了地点まで来て、急登が始まる。暑いので熱中症にならない様に水分は豊富に取る。今日は沢山飲み物があるから安心だ。やっぱこの時期は飲み物はたっぷり持ってこないとね。
急登を続けると、いつもなら、小雪渓にぶつかるのだか、今年は小雪渓が無い。驚いた。ここまで雪が無いのは滅多にないことじゃないだろうか。
雪渓の量はいつもと違ったが、景色は変わらず美しい。杓子の尖峰の下には小さなカール。なかなか良い風景じゃないか。
先を進めば緑のお花畑と青い空。疲れてるけど、笑みがこぼれる。やっぱり良いね、白馬岳。
お花畑の中でも好きな花。トリカブト。登山をする前は毒っていう印象しかなかったけど、いまは逆にきれいな花という印象しかない。話に聞くのと実際に見るのでは印象が全然違う。やっぱ自分の目で見てみないとね。
頂上宿舎に着いたのは13:30ぐらい。ちょっと遅いのでテントサイトはもういっぱいだ。かろうじて一番離れた場所に張れたが、夕方に来た人は傾斜がついたり、ごつごつした場所に張るしかなかった。夏の白馬は早く着かないとね。
テントを設置すると、暇になる。辺りに漂っていた雲もなくなってきたので、頂上からの眺めを楽しみに行く。
白馬山荘から振り返ればおなじみのこの景色。ああ、良いですなー。
杓子、鑓には雲が少しかかっていたが、それでも素晴らしい景色。
頂上までくれば北側の景色も開ける。小蓮華、懐かしい。最近あっちから登ってないな。残雪季に一度登ってみたいものだ。
雪倉、朝日。時間帯もあるだろうが、すごく静かな雰囲気だ。またいつか行ってみたいな。
でもやっぱりこの景色が一番だ。何度見ても素敵な風景。白馬は最高だ。
ちょっと夕暮れには早かったが、ごろりと寝たりして暇をつぶす。すると、ようやくいい感じになってきた。
夕日に照らされ、明るく輝く山肌とその向こうに柔らかな色合いにたたずむ朝日、雪倉。なんだかいいじゃない。
夕景の劔や雲海もまた良し。残念ながら雲が湧いてきたので真っ赤に染まった空や雲海は見れなかったが、十分に楽しめた。やっぱり白馬は良いな。
満足感に浸りながらぼてぼてとテントに戻っていった。明日も晴れますよーに。


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