猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

北海道、東北 上信、北関東 南関東 北アルプス 八ヶ岳、中央/南アルプス 西日本 登山装備紹介
その3



頂上からは360度の景色。

北には北燕の荒々しい稜線とその向こうに立山連峰、右には鹿島槍。
視線を右に移せば火打山、妙高山、高妻山、黒姫山等の北信・上越の山。火打山は特に白い。GWに山スキーで賑わうと聞いたが、やはり積雪量が多いようだ。
さらに右を見れば浅間山。まだ向うはあまり雪が無いようだ。
南には表銀座の稜線と槍穂。やっぱり槍穂はどこから見ても絵になるなぁ。
西には深い谷を隔てて裏銀座の山々。今年はガスで駄目だったけど、来年は晴天であの稜線を歩きたい。
眺めを楽しんだ後、来た道を引き返して燕山荘へ向かう。相変わらず素晴らしい天気の中、まったりと歩く。本当に良い日に登ってこれたな。
燕山荘へ戻ってくるとベンチで休憩。ふと見ると、何やら変わった岩がある。他の登山者は「ああ、これか、初めて見た」等と言いながら写真を撮っている。どうやら結構有名みたいだ。いつの間に現れたんだ?
ベンチでまったりと景色を眺める。合戦尾根の向うには八ヶ岳、富士、南ア。尾根を歩く人も立ち止まって景色に見入っているようだ。

無理も無いな。あんなに綺麗なんだもんな。合戦尾根は本当に素晴らしい場所だな。
お腹も心も満たしたところで下山開始。大天井へと続く魅力的な縦走路を恨めしそうに眺めた後、合戦尾根へと下って行った。いつか雪景色の表銀座を歩いてみたいな。。。
合戦尾根の下りは実に気分が良いものだった。正面に常に絶景を眺められるからだ。天気も穏やかで、のんびりと景色を楽しむことができる。
そんな雪景色のおかげだろうか、普段なんでも無く見ているダケカンバもなんだか不思議な魅力にあふれる。雪景色というより偏光レンズのせいか?
気持ちの良かった稜線歩きももう少しで終わり。あと少しでこの景色とお別れかと思うととても惜しい。今日はずっと山の上にいたい気分だ。合戦尾根はそれだけ魅力的な場所なんだな。
素敵な景色に後ろ髪惹かれながらも下って行き、森の中へ。合戦小屋で少し休憩した後はひたすら下る下る。

登山口には14:00前に到着。アイゼンを洗ってから登山者駐車場へ。素晴らしい今回の登山も無事に終了。疲れもそんなになく、ちょうど良い距離だったな。
着替えを済ませ、帰路へ。

3連休の最終日、好天とあって高速は渋滞し、途中からR153で帰宅。ちょいと時間かかったがまー仕方ない。


今回は積雪期の燕岳に初めて訪れて、その美しさに大満足。危険個所もないし、それほどきつくないし、雪山始めにお勧めだ。

中房温泉にアクセスする県道は12/1〜冬季通行止め。
登りたい人は11/30までに行くべし。


その1 | その2 | その3
燕岳 2012年11月

登山-北アルプスへ戻る登山トップへ戻る