猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その9



双六小屋で休憩。足の状態はボチボチ。下山まで持ちそうだ。湿布を貼り換えて、鏡平へと出発。今日は雲が湧くのが早く、笠はもう雲の中だ。

双六の広いテン場には2張のテント。2日前はこの広いテン場がいっぱいになるくらいテントが張られていたそうな。さすが紅葉時期の3連休。
テン場を過ぎ、木道を歩いていくと緩やかな登りとなる。ハイマツ帯の為、明るく、雰囲気は悪くない。
右を見ると双六が大きい。丸く、なだらかな山容が印象的だ。
稜線上に出て来た道を振り返る。双六小屋の向うには鷲羽岳。ここから見るとどっしりとした印象。あの端正な山容はやはり三俣山荘付近からしかわからないな。
稜線に出たら、主役は槍。深い谷を隔てて聳えるその姿は実に迫力があって素敵だ。西鎌尾根もいつか歩いてみたい。来年行こうかな。
弓折岳への道ですれ違った若者。背中にはスーパードライが4箱。ひと箱あたり8.4kgだから、4箱で33.6kgか。キャリア等含めると40kg近くあるのだろう。この荷物を背負って登るんだから歩荷してる人はすごいな。
双六から弓折岳への道は相変わらず開放的で気持ちが良い。笠方面の眺めは雲が湧いて見えなかったが、槍が見えてるので良しとするか。
弓折分岐手前から鏡平も見えてきた。紅葉した木々にちょうど日が当たり、さながら空中庭園みたいだ。
弓折岳分岐からは緩やかなトラバース。時折、急な場所もあるが、なんてことない。
トラバースを終えると、尾根上を進み、木々の中に入って行くと鏡平は近い。

鏡平の池には橋がちゃんとかかっていた。まだ小屋が営業してるからだろう。
鏡平から池に映る槍穂を眺めようと思っていたが、あいにくガスで槍穂の稜線は見えなくなっていた。雲は槍穂だけでなく、頭の上にももくもくと湧いてきて、雨が降りそうなくらい。こりゃいかんとそそくさと先へ。

鏡平からはひたすら森の中の下り。
シシウドが原を過ぎてもあまり景色は変わらず、明るい森の中の下りが続く。

視界はそれ程開けず、休憩も取る気にならずひたすら下って行く。すると岩がごろごろした涸れ沢にぶつかった。ここは「チボ岩」で、前の景色が開けて気持ちが良いのでここで休憩することに。。
しばらく休憩していると、雲ノ平、三俣山荘のテン場で一緒だったycrさんが来た。ここからycrさんと一緒に下ることに。

ycrさんと登山のこと、自転車のことなどを話しながら、下ったので長く退屈な下りもそれ程苦にならなかった。

やがて林道にぶつかり、少し進むとワサビ平小屋到着。ycrさんはここでもう一泊していくとのことでここでお別れ。楽しい話をいろいろありがとうでした。
ワサビ平からは長い林道歩き。林道歩きは退屈だから長く感じる。途中自転車の人に抜かれ、自転車があったらなーと考える。今度長い林道歩きがあるとこ行くときは自転車持ってこ。
長い林道歩きもようやく終わりが見えてきた。林道入り口と思われしゲートが見てきた。あれを越えれば新穂高・・・と思いきや、そこからは舗装路歩き。うーん、こんなに遠かったっけ?

舗装路を進み、川を越えるとロープウェー乗り場に。さらに5分ほど歩くと新穂高の旧?バス停に着く。依然あった古い建物と温泉は無くなっていた。なんか新しいもんできるのかな?
さらに歩くこと10分。登山者用駐車場に到着。回送された車も無事発見してホッとする。
着替えを済ませ、帰路へ。

高山から高速に乗り、無事に帰宅。

初めての裏銀座、メインと考えていた烏帽子から水晶の区間や水晶、雲ノ平が天気悪く楽しめなかったことや、時間が無くて黒部五郎に登れなかったこともあったが、鷲羽、双六で素晴らしい景色を楽しむことができたのでぼちぼち満足。特に三俣蓮華から双六はお勧めだな。

今回登れなかった黒部五郎や景色を楽しめなかった場所についてはまた今度行くことにするか。


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裏銀座 2012年10月

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