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みずがき山 '05年10月


1/22(土)用事を済ませ、その足で登山用品店に向かう。目的は冬用ジャケット&パンツ&12本爪アイゼンを買うためだ。

今まで冬山に登るときはカッパを使っていた。甲斐駒、仙丈、天狗、権現・・・すべてカッパを着て登ったが全然問題なかった。はっきり言って稜線で強烈に風に吹かれない限り、冬用ジャケットなど要らん。

じゃあ、なんで今さら買おうというのかというと、稜線で強風に吹かれそうな場所に行く予定だからだ。

登山用品店で悩みに悩んでバカ高いジャケット&パンツを買い、さらに12本アイゼンも購入。今まで使っている10本爪に対し、それぞれの爪が長く、尖っている。本数は2本違いだが、グリップはだいぶパワーアップだな。

登山用品店から家に帰り、ご飯を食べると、既に21時を過ぎていた。こりゃだいぶ出発が遅れてしまったな。。。

高速を走り、諏訪SAに着いたのは既に0時。今日はここで車中泊。明日起きれるかな。。。

1/23(日)
5時起床。
予想通りの寝坊をかましたせいで、登山口である美濃戸口に着いたころには空が明るくなっていた。
駐車場に車を止め、駐車代金500円を払う。ちょっと紛らわしいが、駐車場は3段になっており、一番上の駐車場は八ヶ岳山荘の敷地であり、そこでお金を払う。

が、2段目、3段目は蓼科観光というところが管理しており、駐車場にあるプレハブでお金を払う仕組みなのだ。蓼科観光は朝8時、9時くらいからしか人がいない為、帰ってきてから通常お金を払う。

紛らわしい。ロープとかで明確に区切って、しっかりと案内板を出しておいてほしいもんだ。

ちなみに、そんなことはつゆ知らず、伸二郎は間違って八ヶ岳山荘にお金を払って買ってきてから払い戻し&蓼科観光にお金を払うこととなった。そりゃ、間違えちゃうでしょ。。。

そんな間違えたことなど気づきもせず、せっせと準備をして、予定より1時間30分も遅い7時出発。いやー、今回はやばいかもね。

美濃戸口から美濃戸山荘までは林道歩き。ウォームアップには良いが、ちょっと退屈だ。
美濃戸山荘からは登山口が2手にわかれている。今回は行者小屋に向かうので、南沢を通る。
南沢の道は展望があまり望めない。森の中の登りを着実に進んでいくと、枯れた沢に出る。このあたりで初めて展望が得られるが、あいにく小雪の舞う天気、展望はいまいちだった。
再び森の中の道となり、森を抜けるとほどなく行者小屋。辺りはすべて白に染まっている。地面も木々も空も。。。天気イマイチだな。
行者小屋ではテント泊の人たちが7,8組ほどいた。行者小屋ではトイレもやっており、厳冬期でも問題なくテン泊できそうだ。

ここから稜線までは急登の連続。その前にパワーを補うべく、行動食を食べる。やっぱ食べないと元気が出ないもんね。

そして、ここで今回買ったニューアイゼン「グリベルG12 ニューマチック」装着。今まで使っていたG10と会社が同じということもあり、スムーズに装着することができ、装着感も違和感ない。
アイゼンをつけて、少し休んでいると、空が少し明るくなってきた。「おっ、こりゃ晴れるかも」なんて思っていたら、見事に雲が取れだし、横岳の険しい稜線が見えてきた。こりゃうれしいね。
地蔵尾根は無雪季にも登ったことがなく、実はこれが初めて。で、最初入口がわからず、近くの人に聞いてようやくわかった。雪山で初めての道ってちょっと心配になっちゃうね。

その地蔵尾根、トレースが非常にしっかりついているため、迷うことはない。

最初は森の中の平坦な道だが、すぐに傾斜が強まり、きっつーい登りとなる。
やがて木々が少なくなり、森林限界を迎える。傾斜は相変わらず強く、キツイ。そのまま登っていくとクサリや階段登場。このあたりから地蔵尾根の核心部が始まる。
一部、滑落しそうな場所もあるが、視界がなかったり、強風で吹っ飛ばされない限り落ちることもないだろう。
地蔵尾根は最後まで傾斜がキツイので何度も休みながら登っていく。キツイ登りだが、景色は素晴らしく、頑張る気力がわいてくる。やっぱ景色が綺麗な登山道は良いね。
地蔵尾根の終盤には荒々しい岸壁と雪煙舞う赤岳の景色がとても美しい。こんな素敵な景色が見れるなんて、今日登れて本当に良かったな。

美しい景色にしばし見とれ、再び歩き出した。

稜線まではあと少しだ。。。


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赤岳 2011年1月

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