猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その3



11/14
3時に起きるつもりが寝坊して3:30に。まーいつものことだからいっか。昨夜はあまり寒くならなかったみたいで快適に寝れた。

カップ麺で身体を温めてもぞもぞ準備をしだす。4:30、ヘッドランプを灯しながら観音岳へ向けて出発。沢を渡り、森の中に入ると真っ暗。辺りの物音がするたびにちょっとおっかない気持ちになる。

暗い中、初めての道を行くのは本当に怖い。早く暗い森を出て稜線に出たい。しかし、急登になかなかペースも上がらない。しばらくして、前方にヘッデンの明かりがあることに気付く。先行する登山者がいるようだ。

すぐに追いつくかと思ったが、結局追いつかずにそのまま稜線に出た。稜線に出ると、先行する登山者がハッキリと見えた。あちらも単独登山のようだ。

稜線は思ったほど風が強くなく、案外快適。景色も開け、まだ明かりの灯る甲府盆地と雲海に浮か富士の姿が見えていい気分だ。
頂上に着くと、先行者と話を交わす。昨日地蔵の下りで会った人だ。暗い森の中、後からくる伸二郎がおっかなかった(人でなかったら嫌だなって思ったらしい)そうだ。

確かに、暗い森の中で一人だといろいろと考えてしまうよね。

温かい飲み物を飲んだりして夜明けを待つ。空は次第に明るくなり、薬師岳や富士の輪郭がくっきりと浮かんできた。もうすぐ夜明けだ。
空を赤く染め、太陽が現れる。ゆっくりと、昇る朝日を何度も撮るが、あまりいい絵が撮れない。うーん、イマイチ良い構図が浮かばない。もう少し雲が低いと良かったのかな?うーん。。。

まー、とりあえず、年賀状用の写真は撮れたので、良しとするか。
富士と朝日の景色はそこまで綺麗でなかったが、朝日を浴びた白峰三山を始め、南アルプスの峰々は素晴らしかった。感じ方は人それぞれだが、こちらのほうが個人的に好きかな。
特に白峰三山は迫力があって素敵だ。ここから見るとまたいい感じで横に並んでいるなぁ。白峰三山、また機会があったら行ってみたいな。
しばらく写真を撮っていると太陽は一段と明るくなり、雲海は銀色に輝きだした。本当に良い天気でよかった。
素敵な景色に満足し、観音岳を後に。目の前には大きく裾野を広げる八ヶ岳が美しい。
地蔵岳と八ヶ岳のツーショット。どちらもきりっとした鋭い形が素敵な山。素敵な景色を十分に楽しんだ後、分岐を鳳凰小屋方面へと下って行った。
鳳凰小屋までの道はなかなかの急傾斜。ところどころ荒れているので足元注意。
下りきって沢にぶつかる。梯子を降りて沢を渡ると鳳凰小屋だ。鳳凰小屋の水場は先に述べたようにこの沢。冬でも涸れないありがたい沢だ。
テントに戻り、2度目の朝食。コーヒーを飲んでまったりしたあと、テントを撤収。今日は山を下るだけだからゆっくりだ。

テントを撤収した後、ちょいと冬季小屋を覘いていく。4・5畳ぐらいかな。荷物が置いてあったが、これは小屋閉めの際に撤収するのかな?
小屋閉め中の小屋番さんに挨拶をして小屋を後にドンドコ沢登山道を進みだした。


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