猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

北海道、東北 上信、北関東 南関東 北アルプス 八ヶ岳、中央/南アルプス 西日本 登山装備紹介
その3



12/8
3:00起床。昨晩はカイロのおかげでとても暖かな夜だった。お湯を沸かし、カップ麺を食べ、しばしぼーっとする。ウンコ波は今のところ来ていない。昨日出し切ったからか。このまま何事もなく終わればいいが。。。

準備をして4:50出発。ヘッデンを灯して暗い樹林帯を急登する。樹林帯ゆえ、風は弱く、トレースも残っている。道迷いなどの心配はないが、思ったよりも疲れる。空身だから楽かと思ったんだけどな。。。
50分くらいで稜線に出れるだろうと思っていたが、1:20もかかってしまった。ちょっと余裕を見て出発したつもりだったが、これは日の出に間に合わんな。もう、北岳明るいじゃないか。。。
日の出はあきらめて稜線を歩き出すと、雪もほとんどなく、今までのスローペースがウソのように順調に進む。これはもしかしたらと思って頑張ると、日の出前に観音岳頂上到着。よっしゃ!
頂上について、一息入れると太陽が雲海から顔を出した。ピンクの光が雪面を柔らかく照らす。雪の季節は朝焼けが一層綺麗に見えるな。
それにしても今日の朝日はとても綺麗だ。鳳凰から朝日を見るのはこれで3度目だが、一番綺麗かな。冬の澄んだ空気のせいかな。今日登って良かったな。
朝日に照らされた南ア北部の峰々。うっすらとかかる雲がまたいい感じだ。雲から突き出ているのは笊ヶ岳かな。なかなかいい雰囲気だ。
オレンジ色に輝く白峰三山。さすが3000mの稜線だけあってすっかり白い。
バットレスが美しい北岳となだらかな間ノ岳。冬期に行くのはおっかないからGWにしようと思っていたが、ちょっと行きたくなってきた。悩むね。。。
北岳の右側には大きく両手を広げる仙丈ヶ岳の姿。休みが取れればこの時期の仙丈も静かでいいかもしれないな。
一通り景色を楽しんだ後、白湯とパンでのんびり休憩。頂上は風裏でそれほど寒くなくまったり。

パンを食べ終わる頃には太陽もだいぶ上がってきて色合いはピンクから淡い青へ。この色合い好きだな。真っ青な空も良いが、柔らかなオレンジ色をほのかに残した地平線の色合いが何とも素敵だ。こんなに綺麗な景色が広がる頂上を独り占めなんて贅沢だなー。
腹も膨らんだし、景色にも満腹だし、そろそろ山を下りるとするか。

輝く白峰三山の稜線に惹かれまくりながら頂上を後に。やっぱ登ろうか、いや、おっかない、天気さえよければいけるぜ、でも週間予報外れるかもしれんし。。。
下りは景色を楽しみながらまったり。オベリスクと甲斐駒。その向こうにはアルプスの峰々も見える。今日はどこの山も良く晴れているな。
正面には裾野を大きく広げ優雅な八ヶ岳。この方向から見る八ヶ岳は一つの美しい山のようだ。それにしても八ヶ岳は雪が少ないな。
満足の稜線歩きを終え、樹林帯を下って鳳凰小屋へと戻る。登りは苦労した樹林帯だが、帰りは楽ちんだ。

太陽があたり、すっかり暖かくなったテン場でコーヒーを飲んでまったりした後、テントを撤収して下山開始。日が射しこみ、明るくなった樹林帯を下って御座石鉱泉へ。
御座石鉱泉のおばあさんは部屋の中にいたが、外に出てきて2、3言葉を交わした。一人で暮らしているのかな?さみしくないのかな?ワンコ、ばあさんを守ってやれよ。
着替えを済ませ、帰路へ。

今回は初めて御座石鉱泉から登った。道は急登が続き、展望も無くなかなかキツイが、登山道は分かり易く尾根上を行くので冬期には向いているかな。鳳凰に登るのにいつも同じルートで飽きた人はどーぞ。


その1 | その2 | その3
観音岳 2013年12月 トップへ


登山-八ヶ岳、中央・南アルプスへ戻る登山トップへ戻る