猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

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その2



1/2
4:00起床。気温は割と高い。車の暖房をつけ、温かくなってきたところで朝飯を食べ、移動。

開運隧道(かいうんすいどう=トンネル)前の駐車場には車が7台。それなりに人は入っているみたいだ。

着替えを済ませ、いよいよ登山開始。まずはこのゲートの通過だ。
端っこに行き、よじ登ろうとするもザックの重量に負けて登れず。ほほー、わざわざ梯子を持ってくる人がいると言うのもうなづける。

「こんなところで負けるわけにはいかねー」と再度チャレンジするとなんとかよじ登ることに成功。腕をプルプルさせながら向う側に降りた。ふぅー、最初っからえらい体力つかったわい。

真っ暗なトンネルを進んでいき、その後はひたすら退屈な林道を行く。その距離12km!飽き飽きしちゃうね。
林道にはいくつかトンネルがあるが、すべて照明が無い(一部のトンネルには非常ボタンの明かりだけある)。壁も特に綺麗にしてなくておどろおどろしい。。。

事前にネットで調べて知っていたのでそれほど驚かなかったが、知らないとさぞびっくりするだろう。
そんな林道を淡々と進んでいくと正面に高い山が見えてきた。稜線はがつんと雲に覆われており、風も強そうだ。おかしいな、南アはすっきり晴れていると思ったのに。天気予報が少し変わったのかな?

思えばこの時から少し天気予報が怪しくなってきたような気がする。この日も本当は晴れるはずだったもんなー。。。
退屈な林道を歩くこと4時間。ようやくあるき沢にたどり着く。ここで林道歩きも終わり。ふぅー、疲れた。
少し休憩した後、登山道を歩き出す。いきなりの急登。林道歩きも辛かったが、急登の登山道もまた辛い。

30分ほど登ると少し傾斜は弱まる。この付近、登山道が少しわかり辛い。もともと池山吊り尾根は冬期以外はほとんど使われない登山道。踏み跡が付きにくい上にこの時期は落ち葉が多く、さらにわかり辛い。

伸二郎も何度か間違えそうになった。木に記してある赤布を見落とさぬ様注意。
いったん緩やかになった傾斜もすぐにまたきつくなる。「えっ、こんなとこ登んの?俺道間違えた?」と思ってしまう程の急傾斜が待っている。今回の登山道は今までで一番キツイ傾斜だったかも。

おまけに道がまた悪い。痩せ尾根が多く、道が細く、また滑りやすい砂利・砂混じりときた。重い荷物をしょっての急登が本当にきつかった。
きつい急登を3時間ほど行くとようやくなだらかになって、さらに進んでいくと平坦で空が開けた場所に出る。ここが池山御池で本日の宿泊場所である池山御池小屋がある。
池山御池小屋は無人の避難小屋でトイレなどは無い。周囲をウンコまみれにしないよう、携帯トイレは持っておくべし。

この時期、水は無いので、雪を溶かして水を作る。ガスは多めに持ってきたほうが良いだろう。
中は土間部分と一段上がった就寝スペースとに分かれている。就寝スペースはテントが3張り程度の大きさ。がんばれば4張り行けるかな?
小屋の中とは言え、暖房もなく、寒いのでテントを張った。この日の宿泊者は全部で3人。雪が深々と降る静かな夜だった。



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