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みずがき山 '05年10月



今回の登山口である伊奈川ダムまでは家から2時間30分とそれほど遠くないが、家で寝てたら起きれなさそうなので、前夜に恵那SAまで移動して車中泊。

翌11/6(土)の朝、伊奈川ダムまで移動。途中、伊奈川渓谷付近の道は細く、少し荒れ気味で気を使った。

伊奈川ダムの少し先に広い駐車場があり、車を止める。駐車場には先客が4,5台。とりあえず、一人っきりの登山で無いので、少し安心。

準備をして9時前に出発。ちなみに、登山ポストはこの駐車場の入り口にある。
登山口からすぐ橋があり、越百山へはこの橋を渡って右側の道を行く。
越百山へはこの変わった標識に導かれ、進んでいく。こんな標識、初めてだ。この標識のおかげで今回の登山中、頭の中で聖闘士星矢流れまくり。

「だーきしめたー こーころのコスモー・・・」
最初は林道歩きが1時間ほど続く。適度な傾斜が有り、ウォーミングアップにはちょうど良い。登山の始まりでの林道歩きはなかなか良いもんだ。
福栃平まで林道を歩き、そこで林道と別れ、沢沿いの道を行く。

道はすぐに沢から離れ、斜面とつづら折れに登っていく。

傾斜はきついが、所々色づいた秋の木々に助けられ、順調に高度を稼いで行く。
やがて、紅葉の木々もなくなり、ひたすら斜面を登っていくようになると、少しばて始める。
斜面を登りきると尾根筋に出る。少し休憩スペースがあるこの場所が下のコルだ。

少し休憩して尾根筋を登って行くと、一旦下り、上のコル、オコジョ平を通過。その後、展望の利かない急登はひたすら続き、結構キツイ。

やっとこさ着いた御岳展望台からは御岳など見えず、がっかり。この御岳展望台は語呂が良いから付けられた名前だと思われるが、登山者としては展望をとても期待して訪れるので、見えないときは余計にがっかりする
出来れば期待させるような名前は付けないほうがありがたい。
なおも続く急登に疲れが溜まってくるが、そんな登山者を励ますように木々の間から南駒ケ岳の堂々とした山容が見えるようになってくる。

明日あの山に登るのかと考えるとちょっとうれしくなる。
尾根を登っている時、下山してきた越百小屋の主人と会った。

今回、初日は越百小屋の冬季小屋に泊まる計画だったが、ネットで調べると、開いてないこともあるようなことが書かれていて、念のためテントを持ってきた。

それゆえ、越百小屋の主人から「冬季小屋は開けてある。ビール置いておいたので飲んで行ってくれ」と伝えられたとき、かなりホッとした。気温が低いこの時期、小屋の外と中ではだいぶ温度・快適さが異なるからね。

ビールは飲めないからいただくことは出来ず、残念だが、今日は快眠できそうだ。

八合目から九合目にかけて、傾斜が強くなり、足取りはさらに重くなっていったが、小屋まで行けば中で寝れるという安心感から焦ることなく登ることができた。越百小屋の主人、ありがとう。
なおも続く急登に休憩回数は増える。木々の合間から見える御岳山などを眺めながらゆっくり、確実に進む。それにしても、今日は本当に良い天気だな。
前にあるピークに向けてつづら折れに登っていってた登山道が左にそれ、斜面をトラバース気味に進みだすと急登は終わり。最後のピークは巻いているのだ。

そのまま進んでいくと、今度は下りとなり、鞍部まで下り切ると、真っ赤な屋根が印象的な越百小屋到着。冬季小屋は小さいほうの小屋だ。
冬季小屋の中に入ると、まずテーブルと椅子がある食事・談笑スペースがあり、その奥に2階建て(と言っても中2階くらいだが)の寝室スペースがあった。

寝るとこと食べるとこが分かれているとは、なかなか条件の良い冬季小屋だ。

寝室はござが敷かれ、地面からの寒さが伝わりにくくなっている。ありがたい。
食事スペースのテーブルには小屋の主人が言っていた通り、ビールが出でんと置いてあった。寒いこの季節に心まで温まる優しさが本当にうれしかった。ありがとう越百小屋。


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