猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その3


南駒からは北沢尾根を通って下山する。南駒直下ではちょいと手強い岩場が続く。一つ一つの岩が大きく、段差が大きいのに加えて、逆層の岩も多く、グリップが利かせにくい。

さらにこの日は、雪が表面に着いてさらにグリップを利かせにくくなっており、思いのほか苦戦した。
岩場は結構続き、足にも疲れがたまる。適度に休憩をはさみ、美しい景色を眺めながら行くのが足の疲れも溜まりにくいし、気分も良い。
岩場も一区切りしたところで歩いてきた道を振り返る。尾根が細く、その細い尾根上に岩が点在するちょっと手強い道。特に積雪期には大変そうだ。
岩場が終わると、痩せた尾根のハイマツ帯。多少は楽になるが、ハイマツが結構登山道にはみ出ており、手にぶつかるし、足はつまずくし、案外楽でない。
ハイマツ帯を進んでいくと標高も下がり、やがて樹林帯へと変わって行く。ハイマツ帯の最後で振り返り、歩いてきた仙涯嶺、南駒を眺める。花崗岩の荒々しい山容が青空に映える。今日は一日青空で良かった。
樹林帯に入ると断続的に急傾斜が現れる。雪でスリッピーになっており、樹林帯もなかなか楽でない。
急傾斜をえんやこらと下って行くと標高2411mの三角点につく。ちょいと休憩して先を行く。
その後も雪の急傾斜は続き、相変わらず気が抜けない。
六合目の標識を過ぎるとだんだんと雪も少なくなり、
やがて雪は全くなくなるが、急傾斜は最後まで続く。本当に北沢尾根はキツイルートだな。
下りきると沢にぶつかり、沢沿いを少し上流へ登り返す。
最後に林道へ下る鉄の階段を進めば登山道終了。やれやれ。

伊奈川ダム登山口へは林道を右手に進む。
登山道から林道に入るとすぐに橋があり、それを過ぎると道が二手に分かれていた。地図を見ても道は一つしか載っていない。うーん、どちらの道を行けばいいんだ?

今から下るんだから右の下って行くほうに行きたいが、ゲートがあるのが気になる。轍も左の方がくっきりしてるし、ちょっと登っているが左へ行ってみることに。

結果的に左が正解で福栃平へ続く道。右の道は小さなダムへと続く道で行き止まりになる。紛らわしいので左の道に福栃平はこっちだという標識つけておいて欲しいな。
林道を歩いていくと30分ほどで福栃平到着。山と高原地図のこの林道のコースタイムは50分だったからだいぶ甘目なのかな。

福栃平からは止めてあったチャリンコに乗ってばびゅーんと登山口へ。時間が短縮されるのは良いし、なによりも乗ってて楽しい。林道登山でのチャリンコ、かなり良いではないか。
着替えを済ませ、帰路へ。

家に帰ってザックから水筒を取り出すと転んだ時の衝撃でべっこりと凹んでいた。それほど衝撃は無かったと思ってたけど、なかなかだったんだな。今回は水筒だけ壊れたけど、自分の体が壊れんよう、今度から気を付けよっと。


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