猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その2



11/17
5:30起床。うーん、寝坊した。昨日22時に起きてしまってしばらく寝れんかったからなー。そういえば、春に泊まった時もそんなんで朝寝坊したっけ。どうも避難小屋泊りは朝寝坊しやすいみたいだな。

外に出ると空は綺麗に晴れ渡り、素晴らしい一日の始まりを予想させる。日の出はあきらめだが、早朝のアルプスの景色は期待できそうだな。

が、御飯を食べ、少しまったりして外に出ると何やら様子がおかしい。さっきまで見えていた越百山は見えず、空も白い。うーん、思いっきりガスってるではないか。そんなバカな。。。

晴れを信じて頂上を目指そうかとも思ったが、ガスで寒い中、そんな気力も湧いてこず、しばしうだうだ待つことに。しかし待てど待てどガスは濃くなるばかりで次第に頂上に行く気が無くなってきた。

寝袋とかを撤収して時間を潰すが、ガスは晴れず、山を下りようと決めた。ちょっと、いや、だいぶ後ろ髪をひかれながらも下山の準備をしているとついにガスが晴れてきた。一瞬かと思ったが、だんだん晴れの領域が広がってきた。間違いない。天気は回復している。よっしゃ!
ザックにしまった寝袋とかを取り出し、軽くなったザックとアイゼンを装備していざ出発。
まずは展望の利かない森の中の急登。朝一で冷えた身体を温めるのには良い。
稜線に出ると雲から顔を出した御嶽が見えた。よし、今日の晴れは保障された。嬉しい。
稜線に出てもまだ森林限界とはならず木々が多い。春に来たときは雪稜だったので同じ積雪期とはいえずいぶん印象が異なる。春の方が綺麗で良いかな。
稜線のアップダウンを進むといよいよ森林限界となり、頂上が近くなる。雪は20〜30cm程度のままだった。ワカンはいらんかったな。
頂上に近づくと急に風が強くなってきた。主稜線は風が強いようだ。

急傾斜を登りきると越百山頂上到着。空には太陽が輝き、気持ちの良い青空が広がる。晴れて良かった!
強い風が吹き抜ける稜線を少し北に進むと仙涯嶺と南駒ケ岳。いつみても美しい山だ。もう少し雪が付いたらなおかっこいいだろうなぁ。
東には雲海の伊那谷を挟んで南アルプスの峰々。その向こうには富士山の姿。今日は富士山が大きく見える。なんでだろう?
しばし冷たい風が突き抜ける頂上で景色を楽しんだ後、来た道を戻り、越百山を後にした。綺麗な景色が見れて満足満足。
越百小屋に戻ってくるとデポしていた荷物を回収してしばし休憩。冬期小屋と営業小屋(冬期閉鎖中)との間は春に雪を掘って進んだあの場所。こんな感じだったんだなー。雪のトンネルが懐かしい。
ちょっと休憩した後、下山を開始しようとしたらもう辺りはガスで覆われていた。今回は天気の移り変わりがとても速かった。晴れて頂上からの景色を楽しめて良かったなー。
その後は来た道を戻り、山を下る。アイゼンは御嶽展望台を過ぎるまで外さないで歩いた。急な下りではアイゼンがあったほうが安心だ。
福栃平まで来るとデポしていたチャリンコでばびゅーんと下る。

もう少しスピードを出して下りたかったが、未舗装の林道を走るのにはタイヤが小さすぎた。スリリングなダウンヒル?を楽しみながら登山口へ。
心地よい疲れに満足しながら帰路へ。

途中、道端の秋をツァイスで撮りながらぼちぼちと行く。色とボケ方が綺麗で良いレンズだ。
真っ赤に紅葉していた紅葉。太陽に照らされ一層美しさを増していた。太陽にすかした紅葉はとても好きだなー。
19号に入ると淡々と走り、ちょいと渋滞した高速を走って家へ。

今回は出発が遅れて初日の景色はいまいち楽しめなかったが、2日目に晴天の頂上に立てたし、何よりも久しぶりに山に登ったことに満足。この時期の越百山アイゼン、ピッケルは必要だが、そんなに雪も多くなく、危険個所も無いので初冬の景色を楽しみたい人にはお勧めだ。


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