そろそろチャレンジアルプスシーズンに備えて、運動しておかねばと考え、御嶽山登山を計画。ネットで状況を調べてみると、山には雪が結構あるが、登山口までの道路には雪は無く、バイクでいけそうだ。登山決定。 朝6時に家を出発。寝坊したので、高速で、中津川まで行った後、R19を北上。山に雪があるとはいえ、5月。ふもとは寒くない。上松町を過ぎたところで、県道20号→県道256とつなぎ、御岳スキー場へ。そのままスキー場の中の道を進む。スキー場は雪がまったく無く、ちょっと意外だ。そのまま順調に進み、田の原登山口へ。ここまでくるとさすがに雪が結構ある。御嶽山は雲に覆われて、まだ姿が見えない。 登山口から既に雪が結構有り、最初からアイゼンを装備して進む。去年10本爪を買っといて本当に良かった。登山道は雪が積もっていたが、締まっていたので、それほど歩き辛くない。緩やかな傾斜を進み、最初の休憩ポイントである大江権現につく。 |
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田の原登山口はこの鳥居。ここからしばらくは平坦な道。 | 去年買っといた10本爪アイゼンが役立つ時が来た。この日は大活躍だった。買ってよかった。 |
しばらくいくと、徐々に傾斜が増してくる。雪道だが、埋まることなく、歩きやすい。 | 最初の休憩ポイントである大江権現。木の鳥居と祠が目印。 |
ちょっと暑くなってきたので、上着を脱ぎ、再び登りだす。雪があるとはいえ、さすがに5月。日差しがでていると寒さは感じない。徐々に増していく、傾斜の中、ちょっと汗をかきながら登っていく。途中の登山道は一部分かりづらくなっていた。雪がある季節は迷わないように注意が必要だ。 きつくなった傾斜にちょっと疲れてきた頃、森林限界を向かえ、さらに進んでいくと、7合目、金剛童子だ。このあたりは木々が無い為、日当たりが良く、雪が無い部分も多くあった。また、ここから上では見晴らしがとても良く、気持ち良い。ここからしばらく、雪があったり無かったりで、ちょっと登り辛かった。雪があったり無かったりする岩場はアイゼンが苦手とする部分だ。 さらに登っていくと、一面の雪となった為、ちょっと歩きやすくなった。しかし、この辺りからさらに傾斜が強まり、近くに見える王滝頂上山荘がなかな近づかない。雪があろうと無かろうとこの辺りが一番のがんばりどこ。ここさえ過ぎれば、あとはそれほど辛くない。 |
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森の中の快適な道が続くが、徐々に増してくる傾斜にだんだんと息が上がってくる。 | 森林限界を迎え、登山道からいったん雪が消えたら金剛童子がある7合目だ。ここからは展望が良い。 |
金剛童子からしばらくは岩場の階段が続いた。雪があったり無かったりでちょっと歩き辛い。 | 9合目を過ぎるとあたりはすっかり雪景色になった。アイゼンが無いとちょっと歩き辛いかな。 |
急傾斜の雪の斜面を何とか登りきると、一面の銀世界となった王滝頂上神社があった。鳥居も氷でびっしり覆われており、凍てつく世界といった感じだった。ちょっと新鮮。 真っ青な晴天の下、剣ヶ峰頂上方面を見ると、真っ白な頂上と、高々と上がる地獄谷の噴煙がとてもきれいだった。 |
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王滝頂上山荘は結構前から見えるがなかなか近づかない。しかし、ここまでくればもう一息。 | 王滝神社は凍てつく氷で覆われており、ちょっと不思議な感じだった。 |
王滝頂上より御岳山最高峰剣ヶ峰を望む。豪快に上がる噴煙が火山であることを物語る。頂上はあと少し。 | |
王滝頂上から剣ヶ峰まではいままでの強風が嘘のように穏やかで快適な道だった。傾斜も緩く、楽しみながら登っていける。登山道は少し分かり辛かったが、目指す頂上はひとつしかなく、ゴールの方向は明確だ。また、進入禁止区域にはロープが張ってあり、間違うことは無く安心だ。 頂上直下の最後の急登を登る。頂上山荘も雪に埋もれ、屋根しか見えない。その横を屋根と同じ高さで登るのはなんだか不思議な感じだ。 ちょっと息切れしながら登り切ると、やはり一面の雪・氷で覆われた頂上に着いた。 |
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王滝頂上から八丁だるみの緩やかな登山道を行く。風も穏やかでとても快適。 | 頂上が近づくにつれ、徐々に傾斜が増してくるが、それほどきつくない。 |
雪に埋もれた頂上山荘を過ぎれば、御嶽山最高峰剣ヶ峰頂上だ。後ひとふん張り。 | 頂上の鳥居も氷で覆われていた。雪で少し埋もれている為、ちょっと小さくなったかの印象。 |
風も弱く、穏やかな晴天につつまれた頂上からは360度の展望。自分一人しかいなかったので、頂上独占。気分が良い。あいにく、雲が多く、穂高・槍や白山などは見えなかったが、それでも眼下に広がる雪景色に大満足。 写真を撮ったりして過ごしていたが、誰も頂上に来ない。自分の記念写真が欲しいと思い、さらに時間をつぶしていると、ようやく次の人が頂上に到達した。この人達は山スキー目的で、この後頂上に来た5、6人も山スキーだった。山スキーは考えたことが無かったが、下山が楽そうでちょっといいなと思った。 |
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風も無く、穏やかだった頂上。霊峰だけあり、頂上には信仰色の強い像が目立つ。 | まっすぐに伸びた金属製の棒は何を指しているのかな。やっぱ北かな。うーむ、わからんち。 |
標高3067m、御嶽山最高峰・剣ヶ峰頂上。独立峰ゆえ、360度の展望。さえぎるものの無い素晴しい景色が広がる。 | |
下山時は風もすっかりやみ、穏やかで快適な機構になった。中央アルプスにかかってた雲も取れて、景色も良く、実に快適な下山となった。途中までは登山道を通っていたが、雪が無い斜面が現れる辺りから、登山道を離れて、雪の斜面を通って下山した。このほうがとても楽で良かった。雪のある季節ならではだ。 雪の斜面を下りきったところで、登山道に戻り、登山口までじっくり歩いていった。登山口に着く前、振り返ると、行きには雲で覆われて見えなかった御岳山の姿がくっきりと見えた。 15時10分、無事下山完了。今日は本当に良い登山だった。雪のある季節も、春山などは結構登れるもんだとわかった点でもなかなか有意義な登山だった。 |
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正面に中央アルプスを望みながらの快適な下山。御嶽山は下山時の景色が良く、下山も楽しい。 | 下山途中、スキーを履いて斜面を登る人がいた。御嶽山は山スキーの人が結構いた。 |
登山道でなく、雪の斜面を通って下山した。だって楽なんだもん。今度はソリでも持ってこうかな。 | 登山口に戻ってきたら空は雲ひとつ無い青空。今日も素晴しい登山になった。感謝。 |