猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その2



頂上からお鉢めぐりへは社の南のこの狭い隙間から始まる。
お鉢めぐりはその名の通り、お鉢(火口)の周りを回る。火口は火口壁が崩れた土砂によりだいぶ埋まっており、火口壁を歩いていても怖さはあまりなさそうだ。
それでも、最初に見える、地獄谷の迫力はなかなかで、覗き見ると足にちょいと電流が走るかのよう。地獄谷とは良い名前をつけたもんだ。
お鉢めぐりは小さなアップダウンを繰り返してほどほどに疲れる。途中、岩に気象庁の観測施設があったが家で調べても何を観測してるかはわからんかった。このコンパクトさから言ってGPS?うーん、わからん。。。
お鉢めぐりはぐるっと一周するので、それぞれの地点で違う方面の景色が楽しめるはずだったが、あいにくのガス祭りで景色は見えず。継子岳方面の景色が見たかったなー。
火口壁のピークを過ぎると、登山道は火口壁の内側を行く形になる。上空は時々晴れ間が現れ、晴天の期待が高まったが、結局最後までガスが晴れることはなかった。残念。
その後、登山道は再火口壁の外に出て、急傾斜を二ノ池方面へと下って行く。ガスの間から見える景色からは晴天時の頂上火山帯の美しさが垣間見れた。やっぱり晴れた日にもう一度訪れてその景色を見てみたい。秋に時間が有ればリベンジかな。
滑りやすい急傾斜を下ると二ノ池と賽の河原方面への分岐があり、これを二ノ池方面に進むとすぐに二ノ池に。二ノ池には残雪が多く残り、池に面した雪壁はまるで氷河の様だった。なかなか綺麗だ。
二ノ池本館はなかなか大きい山荘で屋根に乗った無数の石が印象的。HPによるとお風呂も入れるそうな。なかなか快適そうだ。
二ノ池本館を過ぎると道は二手に分かれる。どちらを行っても良いのだが、左は黒沢口方面へ近く、右は王滝頂上、剣ヶ峰に近い。王滝頂上へ向かっている伸二郎は右へ。
ちょいと登ると火口壁に出て、すぐの分岐を王滝・田の原方面の巻き道へ。
剣ヶ峰を右手に見ながら平坦な道を歩き、雪渓の横断などを経て、剣ヶ峰から王滝頂上への道に合流する。
後は田の原に向けて淡々と下って行く。下りも人の多さを実感した一日だった。
今回は初めて夏の御嶽に登ったが、人の多さに少し驚いた。静かな登山が好きな人には夏の御嶽はあまりお勧めできない。それでも、奥ノ院やお鉢めぐりは訪れる人も少なく、割と静かな山歩きを楽しめるだろう。

お鉢めぐりは今回景色が楽しめなかったが、晴れればとても良さげなので、近いうちにリベンジしたい。


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