猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その2



12/29
3:00過ぎに起床。外は風が強いが星は見えている。今日は朝から良い景色が楽しめそうだ。ご飯を食べ、寝袋とかを撤収して4:45出発。

樹林帯の道は夜通し吹いていた風でところどころトレースが消えかかっていたが、なんとか見分けがついたのでそれを頼りに進む。風は思ったほど強くなかったが、気温がとても低く寒い。中にフリースを着ててちょうど良いくらいだ。
キツイ急登を進んでいくと城山手前で日の出を迎えた。樹林帯なので綺麗に見えなかったが、見えただけいいか。早く高く昇って地上を温めて欲しいな。
城山には2張りのテント。まだ中にいるのかな。テントは寒いからなかなか外に出にくいんだよね。
ひたすら樹林帯の急登を進んでいくと少し傾斜が弱まってきた。あと少しで砂払いだ。砂払い手前で少し道を間違え、藪漕ぎをした。冬は道がわからんのよね。

砂払いからはすっきり晴れた空と大きな太陽、端正な富士の姿。南アルプスと言えばやっぱり富士の眺めだ。
南を見ると明日歩く予定の間ノ岳と農鳥岳が白く輝く。雪は例年並みか。ここから見ると特になんてことはない道なんだけどな。
一旦樹林帯に入ったあとはボーコン沢の頭へ向けて開放的な道を行く。雪は風で飛ばされ埋まることも無く歩きやすい。天気の良さも手伝って順調に進む。
最後に少し柔らかい雪を越えると360度の展望が広がるボーコン沢の頭到着。結局フリースは着たままでそれでも少し肌寒い。避難小屋で一緒だった人が温度計を見せてくれた。-18℃、通りで寒いわけだ。
ボーコン沢の頭でしばし展望を楽しむ。北東には鳳凰三山。今年は天気も良いから鳳凰三山はさぞかし混んでるんだろうな。
北には甲斐駒ケ岳と奥に八ヶ岳。今頃甲斐駒の頂上では素晴らしい展望を楽しむ登山客でにぎわっているだろう。今年は甲斐駒行かんかったな。
南にはケルンの向うに間ノ岳。どっしりと実に大きな山だ。
そして正面にはバットレスが迫力ある北岳。やっぱりここから見る北岳が一番だ。実にかっこいい。
しばらく景色を楽しんだ後、気持ちの良い稜線を歩き出す。ふと後ろを振り返ると富士山の右に輝くものが見える。駿河湾だ。海から遠く離れた山の上から海が見えるなんて。なんだか不思議な感じだ。
ボーコン沢の頭から八本歯まではなだらかで時間もかからなそうに見えるが、実際には細かなアップダウンがあり、意外に時間がかかる。でも今日は良いや。それだけこの素晴らしい景色が楽しめるのだから。
途中でパンを食べて休憩したり、写真を撮ったりしてまったり進むと八本歯の頭到着。ピッケルをもう1本取り出していざプチ危険地帯へ。

今年は垂直に近い場所よりも手前の岩を巻いていくところの方が足場が悪く緊張した。それでも慎重に行けば何の問題も無い。
八本歯をあっさり超えるとあとは淡々と進むのみと思っていたが、それまでの急登で疲れが溜まっていたのか、登り返しがスーパーきつかった。
ようやく北岳山荘へのトラバースルートとの分岐まで来るが、ガスってしまった。さっきまであれほど晴れていたのに。すっかりやる気も無くなり、北岳に登るの止めようかと思っていたが、今回は「三」山にこだわっていたし、あとから来た3人組も登るというし、伸二郎も北岳に登ることに。

冬期の北岳頂上へは基本的に尾根上を行く。夏道も行けんことないが、トラバースが多くなり、尾根道よりもちょいと危険だ。
北岳頂上は展望も無く、寒かった。まー、前回展望は楽しんだから今回は良しとするか。
尾根上を進み、北岳山荘への分岐に戻る。荷物を回収して北岳山荘へと向かう。途中まで夏道を行き、そこから尾根道に行くつもりがずっと夏道を行く形になった。夏道には結構雪が多く、落っこちたら戻ってこれないトラバースも結構多かった。こんなにスリリングな場所あったっけ?
トラバースを何度か進むとようやく尾根道になる。傾斜も緩くなり、ようやく気が抜けた。一瞬ガスが晴れ、前方に北岳山荘の姿が確認できた。ほっとする。あと少しで今日のお宿到着だ。頑張りまっしょい。
北岳山荘には先客が一人。少しして池山小屋で隣だった人が到着。それぞれテントを張って場所を確保していた。伸二郎は梯子で上がる上段スペースに寝袋を敷いて寝ることにした。

畳3畳ぐらいの広さがあり、ゆったりできると思っていたが、夕方に到着した人が同じく上段でに寝ることになった。まー、それでも畳1.5畳はあるのでほどほどゆったりで良い。
この日は結局、全部で9人と結構多くの登山者が北岳山荘の冬期小屋に泊まった。そのせいか、かなり暖かく、強烈に暖かな装備を持ってきた伸二郎は最初暑くて寝れんかった。あんまり暖かいのも困ったもんだ。

明日は勝負の日。一日いい天気だと良いな。。。


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