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その3



12/30
4:00過ぎに起床。昨日は暑くて寝にくかったこともあり、少し気持ち悪い。カップ麺を食べて、あんまり早い時間に出発すると暗くていかんなと思ってしばしうだうだ。が、準備が予想以上に手間取り出発は予定時刻より30分程遅れた6:15。うーん、うだうだ要らんかったな。。。

外は風が強く寒いがすっきり晴れている。良いじゃないか。小屋近くで吹き溜まっている部分があり、ワカンをつけて歩き出すが主稜線上は雪は風で飛ばされているので沈むことなく、ワカンは要らんかった。途中で外してアイゼン歩行に変更。
中白根への登りの途中で富士山の隣から日が昇った。暖かく、希望に満ちた日の出だ。
振り返ると北岳はモルゲンロートに染まっていた。今日北岳を目指す人は最高の景色が楽しめるな。
シュカブラの向うには大きな富士山。世界遺産登録とかには興味ないが、やっぱり世界に誇れる素晴らしい山だ。
7:15中白根到着。夏のコースタイムが40分だから20分遅れか。まーまー予定通りか。

中白根からの景色と言えばやっぱり北岳だろう。ボーコン沢の頭から見た荒々しい姿とは異なり、中白根から見た北岳はとても端正でかっこいい。どこから見ても絵になる素敵な山だ。
視線を左に移すと甲斐駒と仙丈。どちらの山も今年の年末年始は結構な人の入りだろうな。
西には伊那盆地を挟んで中央アルプス。今日は綺麗に晴れている。この時期に空木とかに登っている人いるのかな?
そしてこれから目指す間ノ岳と日本一の山。
間ノ岳までは結構距離があるのでエネルギーを補充しておきたい。柿ピーと白湯を腹に入れようとするが、体調がイマイチなせいか、柿ピーを食べるのも一苦労。ちょいと気持ち悪いのをこらえつつ、腹に押し込み、先へと進む。

間ノ岳への道は基本夏道を通る。夏道ゆえ、ところどころ雪壁のトラバースがあるが、距離も短く、傾斜も大したことない。もう少し雪がついていたら尾根の一番上を進むのだろうが、この程度であれば夏道でも問題ないだろう。
間ノ岳まではやっぱり長く、バテバテになりながらなんとか到着。ふー、疲れた。
間ノ岳からは素敵な景色が広がっていたが、寒風吹き荒れており、おちおち撮影などしてられんかった。富士山の景色も雪煙が舞い、秋に来た時とは全く別の雰囲気だった。長居することなく足早に頂上を後にした。
間ノ岳から農鳥小屋への下りも夏道と同じ。南斜面に入るとようやく風も弱まりまったりムード。目の前にはこれから向かう農鳥岳とその奥に塩見、荒川三山の南ア中部の峰々。左には駿河湾も見え、なかなか良い景色だ。
夏道をずっと行くと途中で少し急な場所がある。ああ、ちょっと急な場所だなーと思いながら進んでいくと、
やたらと長い雪壁となり、何度か道間違えたかと確認したが、あながち間違っていないようだったのでそのままずっと雪壁を下った。おかげで西農鳥に登る前に雪壁登攀の練習ができて良かったが、結構疲れたな。
その後は農鳥小屋への長い長い下り。中白根以降行動食を口にしていなかったのでパワーも湧いてこずとにかく疲れた。下りでこんなに疲れるとはなー。

ようやく農鳥小屋に着いて振り返る。間ノ岳はこんもり大きい。山容が穏やかだから3189mもある高山とは思えないな。
目の前にはこれから登る西農鳥。ちょうど先行している若者が西農鳥を登っていたので核心部のルートはどこを行くのか見ていた。うーん、なかなか厳しく、複雑なところを行くんだなー。。。

西農鳥への登りに備え、行動食と飲み物を十二分に取ってゆっくりと体を休めた。さー、行きますか。。。


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