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みずがき山 '05年10月


この時期としては珍しく、ぽかぽか陽気になりそうな週末。登山の場所に選んだのは八ヶ岳。今回のターゲットは険しい岩稜が印象的な横岳だ。

横岳を登るには少し時間がかかるため、赤岳鉱泉に泊まるプランにした。小屋泊まりかテン泊かで悩んだが、せっかく冬山用に暖かいシュラフやマットを買ったのでテン泊にすることにした。

前日の夜、いつもどーり遅めに家を出発し、諏訪SAで車中泊。最近出発時間の遅さに磨きがかかってきたな。。。

翌2/5(土)、ちょっと寝坊して移動。美濃戸口についてゆっくり準備をする。冬季テン泊装備を詰め込んだザックは容量オーバーでへんてこりんな生き物のような形になっていた。大きなザック買わんとな。。。
出発は遅れて遅れて8:30。まーいっか、今日は赤岳鉱泉に行くだけだ。

美濃戸山荘まで林道を歩き、さらにそこから北沢の林道を歩く。今日は林道歩きざんまいだ。
やがて林道の終点になると、沢にぶつかり、沢にかかる橋を渡ると登山道っぽくなってくる。

この場所は休憩に最適で、伸二郎もここで行動食を食べ、エネルギーを補給しといた。腹が減っては登山はできんですたい。
北沢沿いの登山道は傾斜も緩く、快適だ。また明るく雰囲気が良いのも特徴。同じ沢沿いの道でも森の中のちょっと暗い南沢とはだいぶ感じが異なるな。
沢の岩に積もった雪。ウズラの卵の串フライみたい。まるくて美味しそうだ。
しばらく沢沿いを行くと、正面に横岳の岩峰が見えてくる。とんがってるのは大同心かな。

横岳が見えてくると、赤岳鉱泉は近い。疲れた体を励まし、先へと進む。
いったん森の中へ入り、平坦になった道を行くと、視界が開け、赤岳鉱泉のシンボルであるアイスキャンディが目に入ってきた。

今日は天気も良く、背景の山とのコラボも素敵だ。
アイスキャンディと大同心。

アイスキャンディで練習をして、大同心、小同心のアイスクライミングへと向かうのがガイドコースの定番らしい。

赤岳鉱泉はガイド登山向きな場所だな。
赤岳鉱泉でテント泊の手続きをしようと小屋へ入る。

するとびっくり、なんと赤岳鉱泉小屋ではザックやアイスアックスの販売もしてるではないか。小屋でこんなに本格的な登山道具が売られているなんて、驚きだ。
小屋でテント泊の手続きをし(1泊1000円!八ヶ岳は高い。。。)、テントを張る。

ちょうどアイスキャンディの目の前が開いていたのでそこに張ることに。整地もしてあり、楽チンに張ることができた。良いね人気のテン場は。
テントをこしらえると寝床を準備。

テントマットをひき、その上にモンベルULコンフォートシステムパッド、さらにその上にサーマレスト プロライトプラスを重ねた。これで地面からの冷気をシャットアウトだ。
寝袋は新しく買ったイスカエア810Xショートにイスカゴアシュラフカバー、さらにその上にモンベルULダウンハガー#4をかぶせた。これでバッチリだろう。
さて、初日は赤岳鉱泉に移動するだけが目的ではない。もう一つ、とても重要な目的があった。それはこのアイスキャンディの練習・・・
ではなく、その隣にあるこの小さな雪の壁でアイゼン練習をすることだった。今まで急峻な雪壁を登ったことがなく、アイゼン&ピッケルのダガーポジションをやったことがない。

今後西穂や奥穂に登るためにはダガーポジションが必須となるので、ぜひ覚えておきたかったのだ。
昼過ぎから練習するが、落ち着きの無い性格のため、あんまりはかどらない。さらに途中から隣で登山教室が開かれてさらに集中力が途切れ、結局それほど練習量はこなせなかった。

しかし、一応ダガーポジションはちょびっと練習したのでよしとするか。あとは雪壁で実践するのみだな。。。

夕日が横岳の岩峰を照らす頃、練習終了。ぼちぼち有意義な一日だった。

ちなみに、このアイスキャンディとプチ雪壁がある場所は使用するには同意書へのサインと使用料金(テン泊者は1回1000円)、さらにヘルメット着用が必要(レンタルは1回500円)なのでご注意。
この日は厳冬期とは思えぬ暖かな気温だったためかニューマット&ニューシュラフのおかげか、寒くなく快適に寝ることができた。今度は厳冬でのテン泊で試してみよっかな?


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横岳縦走 2011年2月

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