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平瀬道登山口〜室堂

 勝原スキー場の駐車場にバイクを止め、準備をする。荒島岳の登山口はスキー場にある。登りだす前に、すぐ近くにあるロッジ銀嶺を見に行く。実はここは親父と泊まったことがある思い出の場所。ここに泊まり、目の前の九頭竜川に泳ぎに行っていた。九頭竜川の美しさ、冷たさにびっくりしていたあの頃がちょっと懐かしい。思い出の場所に登山目的で来るなんて、思いもよらなかったな。

 そんなことを考えながら、登山開始。始めはスキー場のコンクリ斜面をまっすぐに登る。傾斜があり、かなりきつい。無理をすると、ふくらはぎがパンパンになってしまうので、あせらず、確実に登る。やがて、第一リフト終点に着き、ここからは草むらの中を登っていく。スキー場区間は遮る物が無いので、太陽がまぶしく、暑い。日焼け対策や水分補給をしっかりしたい。

 やがて、スキーリフトも終点となり、平坦な場所にでる。ここからはとても眺めが良く、休憩がてら景色を楽しむことをお勧めする。ここからしばらくは景色が見えないのでなおさらだ。さて、リフト終点から進むと、「登山口」と書かれた柱があり、そこを森の中へと進んでいく。
登山口にはロッジ銀嶺という宿泊施設がある。ここは親父と来た思い出の場所。懐かしい。 登山口は勝原スキー場。始めはスキー場の急斜面を登る。直線的に登るのできつい。
やがて草むらの中を進む形となる。実はここもまだスキー場内。遮る物が無く、照りつける太陽がきく。 やがてスキー場もこのリフト降り場で終点結構長く、きつかった。
スキー場終点からは見晴らしが良い。休憩をかねて景色を楽しむのが良い。 スキー場終点には登山口の看板が。ここからが登山道なのか?

 森の中に入ったら、視界の利かぬ急登が続く。しかし、太陽が当たらない分、今までよりは少し楽だ。斜面だったり、階段だったりと変化はするが、ひたすらきつい上りが続く。息を切らして登っていくとき、疲れを癒してくれるのは立派なブナの森だ。荒島岳はブナがとても立派で、太陽が照りつける日中でも涼しい空気を作ってくれる。

 そして、もう一つ疲れを癒してくれるのは白山の景色だ。ごく一部の場所で視界が開け、雪を抱いた白山の姿が見えた。雪を抱く山を見ると、なんだか元気が沸いてくる。登山者と言うものは不思議なものだ。

 少し多めに休憩を取り、やっとこさ平坦な場所に出る。ここがしゃくなげ平だ。「しゃくなげ平」と名がついているので、さぞしゃくなげが多いのだろうと思っていたが、実際は単なる広場だった。しゃくなげはいずこに。。。
しばらくは森の中の坂道。視界も利かず、傾斜も強いため、なかなかきつい。夏は影になるのが救いか。 傾斜は時折緩くなるが、大体は急で、結構きつい。大量に汗が出るので、飲み物は多めに持っておくこと。
きつい登山道で少し視界が開けた。振り返ると、遠くに雪を抱く白山の姿が。まだ残雪が多いみたいだな。 きついのぼりを続けると、やがてちょっとした広場にでる。ここがしゃくなげ平だ。しゃくなげの花は見えない。

 しゃくなげ平からはいったん下りとなり、鞍部に出てからは再び急な上りとなる。場所によっては鎖ならぬロープ場などもあり、結構きつい。しかし、ここが最後のきつい上り。これを過ぎればだいぶ楽になる。時折見せる綺麗な高山植物などを見て休憩を挟みながら、確実に登っていく。

 やがて景色が少し開けたと思ったら、きつい上りも終わり、傾斜が緩くなる。同時に木々が低いものとなり、視界が開ける。ここまでくれば、頂上はあとわずか。開放的な尾根上の道を進んでいくと、平坦な荒島岳頂上だ。
タニウツギ。淡いピンクの花がかわいらしい。 この辺りが最後のがんばりどころ。もう一息で傾斜が緩くなる。
傾斜がきつい場所を過ぎると、視界が開け、景色楽しめる。これを見るとまた元気が沸いてくる。 高い木々が無くなり、視界が開けた。目指す頂上はあと少し。もう一分張りだ。

 荒島岳の頂上部は平坦で、休憩する場所が沢山ある。標高1524m、荒島岳頂上の碑と記念写真を済ませたら、お地蔵さんに挨拶をし、まずは景色を楽しみたい。標高は高くないが、周りに高い山が無い為、眺めは良い。特に南に伸びる稜線や西に広がる大野平野の眺めは素晴しい。

 景色をじっくり眺めたら、腰を下ろし、昼食だ。きつかった分、達成感も大きい。もちろん、食事も美味しい。。。ハズだったがなんと飲料を少ししか持って来ておらず、脱水症状気味となり、食事もする気にならなかった。いやー、水分は十分に持って来るべきだと痛感したなー。

 この後、往路を何とか戻り、ジュースをがぶ飲みして復活。いつもに増して旨いジュースだった。
やっとこさ着いた荒島岳頂上。平坦な頂上は展望が良い。 頂上にあった。お地蔵さん。登山の安全を見守ってくれる。
頂上より南につながる稜線を眺める。なかなか見事な景色だ。

荒島岳で出会った花たち。

 荒島岳は高山植物が豊富。この日も登山道脇に咲く様々な高山植物に会えた。下で紹介した他にもアジサイやアザミなど綺麗だった。
キジムシロ。小さな黄色い花。 イワカガミ。色、形が美しい。 ガマズミ属の花。
ヤマボウシ。なんだか美味しそうな花。 ムラサキツメクサ。外来の牧草らしい。 ハルジオン。白くかわいらしい花。

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