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阿蘇山その1

 登山口は砂千里ヶ浜遊歩道の入り口にある。ここからしばらくは木製の遊歩道上を歩くことになる。砂千里ヶ浜とはその名の通りの広大は砂浜で、植物がほとんど見られない。火山灰でできているのか砂の色は黒く、海岸の砂浜とは一味違った感じだ。
 そんな砂千里ヶ浜をしばらく進むと遊歩道が切れた辺りで火口壁のような場所にぶつかる。ここで中岳、高岳方面へと進路を取り、火口壁沿いを進む。しばらくすると正面に中岳火口壁が壁のように立ちはだかるのが確認できる。ここを登るのは無いだろうと疑いたくなるかのような急傾斜だが、登山道はまっすぐ壁に向かい進み、やがて壁を登りだす。
登山道入り口。砂千里ヶ浜の遊歩道の入り口でもある。 しばらくすると中岳火口壁の急斜面が目の前に。
登山道からは火山地形の独特な景色が広がる。水の無い川、赤茶けた土質など、他には無い景色。


 急斜面を登り始めると、見た目通りのえらさ。日ごろの運動不足がたたりぜーぜー息が切れる。標高自体は高くないので空気は薄くなく、十分な酸素が吸えるが、それでもキツイ。ここはゆっくりと確実に進みたい。また、ここは岩がごろごろしており、登山道が見えにくい。登山道を外さぬように岩に目印がうってあるのだが見えにくい箇所が多数あり、登山道を外し易い。登山道を外すとより急な登りとなったりするので、登山道を外れないように目印に十分注意して進みたい。
中岳火口壁の急傾斜を登る。今にも落石がありそうだ。また、目印が分かりづらく登山道を外し易いので注意。 登ってきた急斜面を上から望む。本当にすごい傾斜だ。よくもこんなところを登山道にしたもんだと感心してしまう。


 急な斜面を登り終えると先ほど歩いてきた砂千里ヶ浜、噴煙を上げる中岳噴火口、緑が綺麗な白水村方面の眺望などが望める。登山道は赤茶けた土となり、登山道脇の岩の形状などは独特で、活発な火山活動を実感できる。
 これ以降は中岳の火口壁沿いを進むこととなる。火口壁沿いは傾斜がゆるく、足場もしっかりしていて楽に進むことができる。ただ、火口壁沿いなので、片側は崖が近い。登山道を外さぬように注意して歩きたい。
阿蘇山はとにかくダイナミック。赤茶けた岩肌や、岩の形状など、全てが新鮮だ。
中岳火口壁を登り切ると白水村方面の眺望が開ける。 中岳火口壁沿いに登山道が伸びる。崖のすぐ近くなので登山道から外れないように注意が必要。
火口壁沿いの登山道沿いには常に左手に中だけの噴火口が、右手には目指す高岳が見える。特に左手の眺めは良く、白水村方面の眺めから噴火口、その向こうの山々、外輪山まで見渡せる絶景が広がる。ここしか味わえぬ火山景色に満足すること間違いなしだ。
火口壁沿いの道より高岳を望む。
噴火口方面の眺望。独特の火山地形。ここでしか味わえぬダイナミックな景色だ。↑クリックすると拡大写真を表示



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